わりと穏やかな一日だった。
朝、遅れた電車に乗り、MDに聴き入っていたところ、
「うるさいんですよ、音」
と、隣の人に指摘されたことぐらいだろうか。
「ごめんなさい」
と、謝罪し、深く反省した。
私、気付かずに人に迷惑をかけているんだなって思った。
隣の人に不愉快な思いをさせてしまった。
申し訳ないという気持ちでいっぱいになり、これからは気をつけようと思った。
電車内といえば、昨日、心療内科に行く前の電車内の話。
診察カードと保険証の存在を確かめたくて、鞄で財布の中をモゾモゾといじっていたら、酔っ払いのオジサンが接近してきた。
「お嬢ちゃん。人前で財布とか出さない方がいいぞ」
と言うではないか。
大げさには出していなかったはずなんだが。
キョトンとしていると、
「オジサンね、手癖が悪いから、公共の場でお財布見ると心がざわつくんだ」
と続けた。
ざわつく!?
「あ。すいません。これから病院に行くので…保険証を探してるんです」
と私。
「どこか悪いのか?大丈夫か?」
心配するオジサンは私の目を見て、
「あ、目か。血が出てるものな」
と言った。
いや、これから行くのは心療内科なんですがね。
この目の血は結膜下出血で大したことがないので、放置してるんですがね。
でも話がややこしくなるので
「そうです」
とだけ返答した。
…あったあった、保険証と診察カード。
安心。
お財布をしまったら、オジサンと会話をする余裕が生まれてきた。
オジサンは保険証がなくて(?)、歯医者で高額な金額を請求されて大変だったらしい。
「歯は大事ですよね」
みたいな話をし、
「お互い、健康が一番」
という話に漂着。
「さようなら。お大事にな」
オジサンは別れ際にそう言った。
「さようなら」
私も挨拶をし、心療内科へダッシュした。
電車内には色々な人がいる。
全ての人の「常識」と分かり合えるのは不可能かもしれないけれども、他の人となるべく心地よい空間と時間を共有するために、私自身もマナーの遵守には敏感でいなくてはならぬ、と思った一日であった。
そのためには「心の余裕」が不可欠なのかもしれない。
朝、遅れた電車に乗り、MDに聴き入っていたところ、
「うるさいんですよ、音」
と、隣の人に指摘されたことぐらいだろうか。
「ごめんなさい」
と、謝罪し、深く反省した。
私、気付かずに人に迷惑をかけているんだなって思った。
隣の人に不愉快な思いをさせてしまった。
申し訳ないという気持ちでいっぱいになり、これからは気をつけようと思った。
電車内といえば、昨日、心療内科に行く前の電車内の話。
診察カードと保険証の存在を確かめたくて、鞄で財布の中をモゾモゾといじっていたら、酔っ払いのオジサンが接近してきた。
「お嬢ちゃん。人前で財布とか出さない方がいいぞ」
と言うではないか。
大げさには出していなかったはずなんだが。
キョトンとしていると、
「オジサンね、手癖が悪いから、公共の場でお財布見ると心がざわつくんだ」
と続けた。
ざわつく!?
「あ。すいません。これから病院に行くので…保険証を探してるんです」
と私。
「どこか悪いのか?大丈夫か?」
心配するオジサンは私の目を見て、
「あ、目か。血が出てるものな」
と言った。
いや、これから行くのは心療内科なんですがね。
この目の血は結膜下出血で大したことがないので、放置してるんですがね。
でも話がややこしくなるので
「そうです」
とだけ返答した。
…あったあった、保険証と診察カード。
安心。
お財布をしまったら、オジサンと会話をする余裕が生まれてきた。
オジサンは保険証がなくて(?)、歯医者で高額な金額を請求されて大変だったらしい。
「歯は大事ですよね」
みたいな話をし、
「お互い、健康が一番」
という話に漂着。
「さようなら。お大事にな」
オジサンは別れ際にそう言った。
「さようなら」
私も挨拶をし、心療内科へダッシュした。
電車内には色々な人がいる。
全ての人の「常識」と分かり合えるのは不可能かもしれないけれども、他の人となるべく心地よい空間と時間を共有するために、私自身もマナーの遵守には敏感でいなくてはならぬ、と思った一日であった。
そのためには「心の余裕」が不可欠なのかもしれない。