世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

クマ医師≠●●●ィ~

2009年04月02日 22時48分46秒 | Weblog
相変わらず寒い日が続く。
桜の開花の進捗状況も怪しい。

前月の経費の締めに取り組んでいると、●●●ィ~(部長)に会議室へ来いと言われた。

彼は半年に一度、こうやって部下を呼んで面談をする。
「今日は真面目な話をしましょう」
とニヒルに笑われ連行。
…あ、先週金曜日の飲み会での弾けた会話は封印するってことね。
がってん承知ノ助。

殿方と密室で話すことについては心療内科通院で慣れている私。
「体調もいいですし、気分も安定してます。ただパキシルのせいか早朝覚醒がありまして…」
…とか言い出しそうになる。
おちつけ、俺。
●●●ィ~はクマ医師ではないぞ!
騙されるな!

「ワタシが部長になって、この2年間、どうですか?」
と尋問された。

「良くなりました」
としか言えない。
他に答えがあるんだろうか。

「例えば?」
と聞かれたので、その違いについて最初は淡々話していたんだが、その内、ヒートアップしてしまった私。

あんなこと
こんなこと

過去に強いじられた不条理を列挙していた。
洗いざらい、披露。
途中、会計士の先生がやってきて会議室の立ち退きを迫られた。

これでおしまいかしら?
と思っていたら、

社 長 室 に 拉 致 ら れ た 。

当社の社長は社長室にいることはあまりない。

「続きはここで。…で?」

慣れないフカフカのソファに尻をモゾモゾさせながら、続きを話した。

胃液まで吐き出さんばかりに、言いたかったことのすべてを吐いた。
まるで心療内科医クマ医師に吐き出すように。


仕事については、経費削減に力を入れることと、昇進を視野に入れているか否かの確認。

あと、数字が苦手なのは何故?と尋ねられた。

「算数に、何かトラウマでもおありデスカ?」
だってお。

ねーよ。
しかも算数って。
せめて数学って言ってほしい。

いまだに
1,000,000円
という数字を見ると
「一十百千万…」
と呟く私を彼は知っていた。


そんなこんなで、言いたかったこと、すべてを言ってすっきりした。

そのあと、他の建物に行く際に見た空は、見事なまでに透明感があり、
「まるで、私の心のようだ」
と呟かずにはいられなかった。
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