今日は、上野動物園のパンダが、初お目見えした日。
ニュースでは、多くの人々が列をつくって、パンダ人気を再認識!
日本人は、本当に、パンダが大好きだ。
私も、また思った・・・「かわいいなぁ」。
パンダは「絶滅危惧種」であり、世界の中でも「珍獣」と言える。
動物の中でも、かわいい容貌で、“癒され系”の特別な生き物だ。
中国に生息するパンダは、おもに四川省に多い。
パンダと言っても、当然「ジャイアントパンダ」のことである。
中国語では、「大熊猫」(クマ科)と書くらしい。
四川省に「臥竜自然保護区」という広いパンダの保護区域があり、
ずいぶんと前になるが、その場所を訪れたことがあるのを思い出す。
成都という街から、舗装のされていないガタガタ道を、車に揺られながら
5時間~6時間走った。両側には、山水画のような岩の切り立った山!
やっと到着したのが、臥竜にある「パンダの保護センター」。
当時は、近くに飛行場が無くて、車を手配して、苦労して出かけたものだ。
(センターは、2003年に一般公開され、今は近くに空港もできている)
子供のパンダは、怖くはないけれど・・・
大人になったパンダは、個体の性格によっては凶暴なものもいて、
保護センターで働く方の手足の傷を見たときには、びっくりしたものだ。
かわいいけれど・・・・「やっぱり、パンダはクマ科なんだぁ」と、
その痛々しく壮絶な爪痕を、まざまざと見つめた。
パンダの爪は、鋭くて、先が尖っているので、かなり危険だ。
それでも、「かわいい」と、センターで働く彼らは言っていた。
「遊んでほしくて じゃれてくるだけ。それがこの傷跡なんです」・・・と。
私は臆病者なので、(傷跡を見た後で)パンダに触るのを躊躇した。
初めての体験に、男性陣も、すんなりとは触れない気分のようだった。
その後、センターで働く方が、連れて行ってくれたのは運動場だった。
屋外の緑の中で、開放的に、両足を投げ出して食事するパンダ。
大人のパンダは、ササを食べているときは無防備になるらしく、
食べることだけで 頭がいっぱいになるらしい。
「他のことには気がいかないから大丈夫、安全です」と言われて、
食事中のパンダの背中を(後ろから そ~っと近づいて)そっと触った・・・。
指の感触は、思ったよりもゴワゴワで、「これがパンダ?」というぐらい
硬くて、しっかりとした毛並みをしていた。
それは、再び「やっぱり、クマ科なんだぁ」と思う要因になった。
しかし、愛らしい黒目をして、動作も もっさりと個性的で、
やっぱり・・・パンダは「かわいい」。
その当時、立ち寄った上海動物園では、生まれたばかりの双子のパンダが
お母さんにじゃれついていて、なんとも言えない「かわいさ」だった。
時間を忘れて見てしまう。 あまりにも、かわいくて・・・。
パンダには、癒される。
あの動きのペースが落ち着かせるのか、愛くるしい動作が良いのか。
いったい何故なのかはわからないが、本当に「かわいく見える」。
上野動物園に来てくれた二匹の かわいいパンダが、日本全土にも
癒しをもたらしてくれるといいのにと、心から思う。
これからの発情期を経て、念願の二世誕生などという知らせがあると、
また盛り上がりそうだ。
何十年ぶりに「上野動物園」というのも、アリかも・・・。
そういう時間も、いいなぁ。
桜を愛でて、池のほとりでまったりとしたりして、なんか陽だまりの中で、
ぼんやりした時間を過ごしてみたくなった。
いつか、行ってみたい。