昨夜11時32分頃、宮城県沖にてマグニチュード7.4という規模の地震が
あり、・・・またもや、あたふたとする事態となってしまった。
「余震」だそうだ。
震度6の「余震」だそうだ。
現在も、報道中継は続いているが・・・二時間たった今も、情報を得るために
テレビをつけている。
昨日は外出後、帰宅前に立ち寄ったコンビニとスーパーに気に入る甘味がなく、
仕方がなく「抹茶モナカのアイス」をほおばり、キャラメル・マキアートを
机の隅に置きながら、自宅の二階でパソコンに向かっていた。
かなり集中して作業していたので、時間の経過を全く感じなかったのだが・・・
気が付いたら、おなかがすいていた。
夕食を食べていなかったのを、ふっと思い出したのだ。
夕方からずっとぶっ通しで作業していたので、23時半少し前に一階に降りて、
「小腹がすいたぞ」と・・・ 台所で、やかんを火にかけたところだった。
そして、テレビをつけた途端、「関東も注意してください」というテロップ!
「なにこれ~~」
そう思った途端、数分後に、すぐ大きく揺れ始めた。
「まただぁ~~」
一階の台所で、食器棚のガラスが、ガタガタと音をたてている。
「先月と一緒だ」
何度も経験した余震などを思い出して、ただひたすら止まるのを待っていた。
多少は慣れたとはいえ、やはり怖いものである。
各局、地震緊急速報になって、津波避難勧告が伝えられた。
震度6、震度5、震度4、・・・マグニチュード7にも驚かなくなって・・・
そんな自分には、びっくりするぐらいだ。
それだけ、先月からの余震が続いていたということなのだろう。
最近の日本全土の状況を考えると、なんとも言えない気分になってしまった。
原発のことが頭をよぎったが、何もないとのことで、一安心。
避難している方々も、落ち着いている・・・とのことで、一安心。
東北地方のまだらについている電灯の風景を、ぼぉ~っと見ながら・・・
停電していたとしたら、すごく不謹慎だが、こんなことを感じてしまった。
今年の夏は、節電でエアコンがきかず、暑い夏を過ごすことになるだろうから、
どうせなら「汗をかきながら、夜はちゃんと寝て、早朝に起きるような生活を
するように努力しよう」・・・なんて感じたりして・・・
虚脱したような状態で、ただ感情もなく、現実をそのまま観た状態での自分だ。
今この時点で体内時計が狂いまくっている私の身体を、「晴耕雨読」ではないが、
人間らしく、ゆったりとした“健康的なリズムに戻したい”とも考えたりした。
それは、憧れに近い・・・理想的で躍動的な自分をイメージしたのだった。
昨夜も徹夜して、実のところ・・・かなり最終段階の詰めの仕上げ状態のため、
精神的に張りつめているので、なんとなく・・・ゆるい生活に憧れたのだろう。
それに、電気の消えたビル街を見ていたら、「夜は暗いのが普通なのだ」と、
昔は“当然だったこと”を この文明の発達しすぎた都会の中で感じてしまった。
東京の景色は、あまりにも進みすぎた人類の欲望の総括のような・・・
そんなイメージさえもが浮かび上がってきたのだった。
深夜も煌々と明るい「眠らない街」なんて、人間にとっても、地球にとっても、
本当は健康的じゃないだろう・・・と。
植物にいたっては、昼夜がわからなくなって、成長に乱れが生じる。
実は、人間も、同じではないだろうかと(根拠はないが)なんとなく思った。
今日は、寝てしまおうか・・・いやいや、来週の火曜日のプレゼンがあるので、
やはり「今は頑張りどころだ!」という気持ちとの駆け引き状態が続く。
とりあえず、先ほど食したモノが、胃の中で消化するするまでは起きていよう。
東北の人々の生の声を聞きながら、深夜に“食後のひと時”を過ごしている私。
昨夜は食事会に誘われて、目黒で美味なるモノを食べることになっていた。
電車などは問題なかったようだが、おそらく自分は(不安で)混乱しただろう。
キャンセルして良かったのかもしれない・・・と、また偶然の出来事に感謝!
こうして、私にとって都合のよい考え方をして、また自分自身を納得させる。
まだまだ日本列島は、安定していない。
これからも大型の余震がある可能性があるそうだ。
ほぼ一カ月近くになろうとしているのに・・・規模の大きい天災は、気が許せない。
引き続き、気を引き締めて、対応していかなくてはいけないと、つくづく感じた。
ーー ーー ーー ーー ーー ーー
P.S. <22:00記>
やはり、地震直後には分からなかった被害が多数伝えられた。
大揺れによる部屋の乱れにより、怪我をした人。
停電により、人口呼吸器が作動せず、亡くなった人。
再びの大地震に、ショック死をした人。
怪我に至っては、多くの方が、病院で手当をうけている・・・。
東北では、やっとの思いで復旧したライフラインが、また途絶えたようだ。
・・・停電の状況が気になる。
ガス漏れも、あったようだ。
いわき市などは、お医者さんも警察官も・・・原発問題を恐れて、逃げ帰ったために、
人員が不足しているので、大変な状態だと伝え聞いていたところに・・・
このような最大級の余震が起こった。
現地の皆さんの心情を思うと、たまらなくなる。
こうして、シャワーを浴びられたり、ご飯が食べられることに申し訳なく思う私が
いるのだけれど、何をどうしたら良いのか・・・本当にわからない。
自分が罹災した時には(家財が何もなかったので)、まず「お金」が有り難かった。
義援金を一人一人に「お見舞金」として渡してももらえるのがスタートかなと・・・
そんなことを感じる。
日々の動向をチェックすると、気持ちが高ぶってくる。
強く揺さぶられる。
原発問題の風評被害が広がっていることは、何よりも胸が痛い。
目の前の現実に幻滅して、自殺した農家や酪農家も、現地にはいるらしい。
最前線で頑張ってくださっている勇気あるプロフェッショナルな方々に頭が下がる。
現在の被災地は、彼等によって守られているし、支えられている。
そして、どうしても、他人事に思えず、
がれきの中から「声なき声が、聞こえてくるような気がする」・・・。
とにかく、各自が勇気を奮い立たせて、生活を立て直すところから始まるのだと思う。
希望だけは失わないでほしいと、強く感じる。