ロンドンオリンピックの「男子マラソン」。
今日は、女子の時と違って、青空が見える気持ちの良い
お天気となった。
実は、「暑い」らしい。
ロンドンのすばらしい歴史的建造物も、鑑賞しつつ、
沿道も、応援の人々で、とても混雑している。
マラソン好きの私は、今日をとても楽しみにしていた。
スタートしてすぐに、福島で地震があった。
すると、私は、あるケニアランナーを思い出した。
昨年、不可思議な死をとげた「サミュエル・ワンジル」が、
もし存命していたら・・・と、そんな気がしたのだ。
おそらく東北つながりで、イメージしたのかもしれない。
ワンジルはケニア出身で、日本と縁の深いランナー。
貧困から脱した「北京オリンピックの優勝者」でもある。
日本の東北:仙台の高校に入って、トヨタ自動車九州で
走っていた時代もあった。
優勝を重ねていた、とても良い時期に、24歳で亡くなり、
結局は・・・マラソン歴も、止まってしまった。
可能性を感じさせるランナーだった。
ケニアという国は、マラソン大国で、オリンピックで
優勝したら、きっと人生や生活が大きく変わるぐらいの
報奨を手にすることができる。
ワンジル選手も、そういう何か想像できない変化などが
続いていた最中の出来事だった。
今日も、まさに10キロが過ぎてすぐに、ケニアランナーが
飛び出して、37キロぐらいまで、ずっと・・・
先頭で走っていた。
ケニア、エチオピア、などは、マラソンのトップ争いに
いつも名前を連ねるランナーの出身国だ。
土壌が違うとはいえ、やはり凄い才能があるランナーが多い。
今回も、ウガンダランナーが金メダルをとって優勝したが、
ケニアランナーは「銀」と「銅」の二つのメダルを獲得!
やはり、強い。
人間としての体力や脚力が、基本的に違うように、いつも思う。
それに、子供の頃から、通学のために20キロ歩いたとか、
15キロ走ったとか・・・そういう地域もある国である。
日々が、基礎練習のようなものだ。
すごいなぁ。
男子マラソン日本人ランナーは、中本選手が六位で入賞した。
久し振りの入賞で、メダルは取れなくても、充分な活躍ぶりだ。
ニ大会ぶりの入賞。おめでとうございます。
次のオリンピックは、日本人ランナーをも期待する。