仕事仲間の人から、食事に誘われる。
もちろん、これまでも、私から誘うことが、頻繁にあった。
その意図は、いろいろで、「 なぁ~んもない 」なんてことは、
極々稀なことだ。
私のケースは、「関係を近くする」 ということもあるが、
日々の 「感謝の心を伝える」 ということも多い。
若い頃は、異性の仕事仲間との(二人だけの)食事会には、
なんかあるんじゃないかぁ~と、危険な香りを・・・過度に感じて、
一人すべったりしたことも多々あるが・・・・
今の経費削減状態の中で、食事会をセッティングして、あえて
誘っていただけるというのは、本当に有り難いことだとも思う。
しかし、だからこそ、昔のように、“気楽に応じられない自分” も
感じつつ、その対応には窮することがある。
仕事のオファーなどは、「会ってしまうと断れなくなる」 という
ケースが、時としてあって・・・・
ただ、オファーをもらった後に会うというのは、特に その傾向が
濃厚である。
仕事仲間でも、同じ立場の人ならば、気にしないことも、
立場や肩書きが違うだけで、対応する当方の意識が変わるなんて、
とても切ないことではあるけれど・・・
実際には、真実の姿 (関係性) である。
駆け引きまではいかないが、そこには“交渉のようなやり取り” が
避けられないからだ。
雑談だけで時間が過ぎることなく、常に雑談は前ふりでしかない。
このような仕事とプライベートの間にある「ひととき」 こそが、
今の私には、非常に危険をはらんだ時間に感じる時がある。
メール&電話で何度もお誘いを受けて、何度も断るのは気が引けるし、
これまでは「そんなことはなかった」のだから、相手もビックリする。
そんなに忙しいのかと、いつものように感じてくれると有り難いが、
忙しいからこそ、自分の時間の大切さは 大事にしたい。
そして、これまでの経験値から、食事会の展望が見えているからこそ、
断っているという事実があるのだが、それを直接言うわけにもいかず、
なんともムズムズする日々である。
本当に利害関係が無く、仕事関係者でも、過去の仕事仲間であったり、
ただ懐かしさを確認するための会合は問題なく、いつも楽しい時間だ。
そんな長い付き合いの仲間こそ、これからも大事にしたい人たちだと思う。