7月23日、ラオス南部に建設されたダムが決壊して、下流地域に洪水をもたらし、死者27人、行方不明者130人、避難した人6,000人という災害が発生した。さらに、南に隣接するカンボジアにも洪水が流れ込み、25,000人が避難した。流れ出た水量は黒部ダムの25倍というから尋常ではない。
このダムを建設したのは韓国のSK建設で、来年2月から商業運転を始めることになっていた。SKは「決壊したのでなく、補助ダムが一部流失しただけ」と説明しているが、いずれにせよSKは責任追及を免れない。韓国人関係者53人は、決壊を事前に察知して安全な場所に避難していたことも批判されている。なお、このダム建設の入札では、日本企業も参加したが、金額・納期の点で韓国SK建設が優ったという。
さらに、工期が5ケ月短縮され、そのボーナスとして2000万ドル(22億円)がSKに支払われたことも問題視されている。つまり、工期短縮は手抜きによるものだったのではないかというわけだ。
以上は私“頑固爺”がネット情報をまとめたもの。
https://www.cnn.co.jp/world/35123158.html
https://www.recordchina.co.jp/b629349-s0-c30-d0135.html
https://www.youtube.com/watch?v=f3Chh4cJAq4
ところが、日本のメディアは決壊発生後の数日間、この事件を取り上げなかった(ことによると、新聞記事(読売と日経)が小さくて、私の目に入らなかったのかも知れないが・・・)。米国のCNNが動画で大々的に報道したのに比べると、雲泥の差だ。ネットで調べると、産経と毎日およびNHKが数日遅れて、韓国が救助隊を派遣することを報道していた。
一般論として、日本のメディアは韓国絡みのネガティブ情報を伝えないか、または婉曲に報道する傾向がある。そして、その理由は日韓の大手マスコミが同じビルに入っているので、親密になるからだ、という説がある。具体的には
朝日新聞・東亜日報ー中央区築地5-3-2
読売新聞・韓国日報ー千代田区大手町1-7-1
毎日新聞・朝鮮日報ー千代田区一ツ橋1-1-1
NHK・韓国放送公社ー渋谷区神南2-2-1
TBS・韓国連合TVー港区赤坂5-3-6
この件でも、ダムの施工主がSK建設であるため、日本の大手マスコミは韓国同業者に遠慮したと考えるのはうがち過ぎだろうか。まさかとは思うけどね。
追記 下の動画は必見です。コピーして検索画面のURL欄に貼り付けてください。
https://www.youtube.com/watch?v=M4BI6jhj2Uw