「月刊Hanada」9月号に掲載されている記事“朝日新聞に会計操作疑惑”(上念司)によれば、朝日新聞の朝刊発行部数は自称576万部となっているが(2019年3月期有価証券報告書)、上念氏の推定では377万部前後であるという。しかも、年間35万部ほど減り続けているらしい。最盛期には800万部を誇っていたから、半分以下に減少したことになる。ちなみに、読売新聞の朝刊発行部数は827万部。
なぜこんなことになったのか。もちろん、慰安婦の拉致という大誤報が大きな原因だろうが、誤報だけではなく、過度な安倍政権攻撃も原因ではないかと思う。
例えば、最近の参議院選挙で、安倍首相の選挙演説を妨害した警察官を朝日新聞は「特別公務員職権乱用罪にあたる可能性がある」と非難したが、その非難は的外れである。なぜなら、“阿部辞めろ”コールは選挙妨害であり、警察官が妨害者を排除するのは当然だからである。
まだある。日本が韓国をホワイト国から除外したとき、朝日新聞と毎日新聞は“自由貿易の原則に反する”と安倍政権を非難した。まるで、韓国の新聞かと思わせる論調である。
これらの最近の報道は発行部数減少とは時間的ずれがあるが、常日頃の論調の例として挙げておく。
さて、この状態が続けば朝日新聞は遠からず廃刊に追い込まれるだろうが、それでは困る。そのわけは、価値観が異なる人の意見も知りたいからである(注)。発行部数を減らすのは一向に構わないが、なんとか踏みとどまってほしいものだ。
頑張れ、朝日新聞!!(笑)
(注)私は朝日を購読していないが、気になる事案があると、図書館で朝日をチェックする。