韓国人はこれまで旭日旗の排斥運動を繰り広げてきた。しかし、4月23日に中国の青島で開催された観艦式で、日本の海上自衛隊の“すずつき”が旭日旗を掲げて参加して、中国はなんの関心も示さなかった。そこで、当ブログは4月29日の“韓国人の旭日旗排斥運動は変化するか”と題した投稿に下記のように述べた。
これまで、旭日旗排撃のリーダーを自任する韓国の誠信女子大の徐敬徳(ソギョントク)教授は、「旭日旗が戦犯旗であることを知らない人が多い。われわれが教えてやらなくてはならない」と、世界各地で旭日模様にイチャモンをつけ、事情を知らない人々を困惑させてきた。
しかし、今となっては、これまでと同じことを言ったら笑い者になる。徐教授を始めとする旭日旗排撃派は今後どのように発言を変えるのだろうか。いずれにせよ、われわれ日本人は「どうぞご自由におやり下さい」というほかないが・・・(笑い)。
この事件によって、旭日旗を目の仇にしているのは韓国だけであることが明白になったが、徐教授の態度は変わらなかった。同教授はJリーグ本部に「サッカー場における旭日旗の使用を控えるよう要請する」書簡を送ったのである(5月中旬)。頑固爺の見通しは甘かった!
http://oboega-01.blog.jp/archives/1074733728.html
この件を報じた韓国の新聞「連合ニュース」に対する読者の多数のコメントがネットにアップされているが、その一つは次のようである。
・恥も知らない日本のやつらが情けない…ソ教授、世界的に恥をかかせれば、日本もまともな精神を取り戻すと思います!戦犯旗退治をぜひ実現してください!
呆れかえって、言葉もない。このコメントを読むと、旭日旗を目の仇にしているのは韓国人だけだということが、まだわかっていないらしい。
以前、アジアサッカー連盟は川崎フロンターレに対して、同チームのサポーターが観客席で旭日旗を翻したことで、同チームを処罰し、同チームがその懲罰を反論せずに受け入れた実績があるから、徐教授はJリーグ本部が同氏の要請を拒否することはできないと踏んだのだろう(後述)。巧妙な戦術である。
https://www.huffingtonpost.jp/2017/05/08/rising-sun-flag_n_16481082.html
https://www.youtube.com/watch?v=XvJWnByzook
同じ問題を報じた日本のネットニュースも合わせご覧頂こう。スペインのサッカーチームであるアトレティコのサポーターも旭日旗を使用していることを報じている。
https://www.youtube.com/watch?v=SswHKhXfjj0
韓国系宗教団体の世界統一教会も2年前までは、旭日模様のロゴマークを使用していたが、川崎フロンターレの事件が発生して、ロゴマークを変更した。以前のロゴマークは次の通り。
https://ameblo.jp/nihonkaigi-yachiyo/entry-12285953555.html
旭日模様は世界中で普遍的に使用されている。ネットから拾ったチベットの国旗(もう使用されていないかも知れぬ)とマケドニアの国旗をご覧あれ。
中段があチベット、下段がマケドニア
そして、日本の共産党も!(笑い)
https://www.youtube.com/watch?v=E0WU992ivXs
【Jリーグはどう回答すべきか】
徐教授は個人の資格で、J-リーグに書状を送ったが、その書状が韓国のサッカー界の総意を示すかいなかは疑問である。Jリーグ本部はまずこの点を確認すべきである。
サッカーに限らず、いかなるスポーツであれ、応援に使用するツールの選択は応援する人々の自由である。しかしながら、2017年に川崎フロンターレのサポーターが応援に旭日旗を使用した際、アジアサッカー連盟は「旭日旗使用には政治的意図があった」と判断して、川崎フロンターレに懲罰処分を下した。
https://www.excite.co.jp/news/article/Recordchina_20170507032/
こうした事情を踏まえて、Jリーグは徐教授の要請に対し、次のように回答すべきであろう。
基本的に日本を含む民主主義諸国では、憲法により表現の自由が認めてられていることから、サポーターが応援に使用するツールの選択は、サポーターの自由意志に委ねられるべきである。また、Jリーグ本部は日本のサッカーチームのサポーターが使用する応援ツールに関して命令を下せる立場ではない。
しかし、韓国では旭日旗に対し異常な敵意があるという特殊事情を考慮し、当本部は韓国チームとのゲームに限り、例外的に、日本チームのサポーターは旭日旗の使用を控えるよう要請する。ただし、サポーターがその要請に従うか否かは当本部の関知するところではない。
こんな馬鹿馬鹿しい争いが、早急に収拾されることを願う。