頑固爺の言いたい放題

森羅万象なんでもござれ、面白い話題を拾ってレポートします。

文在寅と高宗の共通点

2019-06-30 08:48:26 | メモ帳

G20が終わった。韓国メディアは韓国(実際には文在寅大統領)が国際社会で孤立していることを、まるで大韓帝国末期のような状況だと嘆いている。この社説(「朝鮮日報」6月29日付)に登場している高宗とは、大韓帝国が日本・清(中国)、ロシアの間でなすすべがなく、国を抛り出した時の愚鈍な王である。

下線を施した部分に注目されたい。“外国勢力の侵入”とは日本と清国が朝鮮で戦い、ついに1900年における日韓併合に至ったことを指すものと思われるが、要するに“日韓併合”は自らの怠慢が招いた自壊作用だったと指摘しているのである。

旧韓末の激動期、指導者の力量の差が朝鮮と日本の運命を分けた。伊藤博文をはじめとする日本のリーダーは外に耳目を開いていた。国際情勢に機敏に対応し、力を蓄え、近代化を成し遂げた。韓国にはそういう指導者がいなかった。大韓帝国の皇帝、高宗(コジョン)は帝国主義の侵奪を乗り越えるような力を持つ統治者ではなかった。改革の君主を名乗ったが、実情は封建君主の限界を超えられなかった。高宗の狭い世界観と貧弱な国家ビジョンが亡国を呼び込んだ。朝鮮は外国勢力の侵入以前に指導者の無能、無気力、無戦略のせいで自ら崩壊した。

中略

高宗は力がなければ国を守ることはできないという実力主義の原理を理解できなかった。改革の熱情はあったが、観念にとどまり、その意志も努力も弱かった。文政権の国政も富国強兵とは異なる方向へと向かっている。国力を高めることよりも経済を弱体化させ、軍事力を低下させる方向へと国政を導いている。現実ではなく理念にこだわり、縮小と文弱の道を歩んでいる。

社説の全文はこのURLを開けて頂く。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/06/28/2019062880151.html

韓国は、“日韓併合は日本に強制されたものだから無効である。従って、日本は当時の徴用工に慰謝料を払うべきだ”と主張しているのだが、この社説の筆者は日韓併合は自業自得だったと述べているのだ。言い換えると、日韓併合は日本が強制したものではないということだ。韓国でも有識者は真実の歴史を知っているのである。

さらに頑固爺が付け加えると、

(1)当時、大韓帝国は財政的にも行き詰まっていた。

(2)無能だったのは指導者ばかりでなく、国民全員が儒教思想のために旧来の慣習を変えようとしなかった、つまり近代化を拒んだのである。指導者だけに罪を着せるのは適切ではないと考える。

韓国人はわかっていながら都合の悪いことは知らないふりをして、日本を悪者に仕立て、自分たちの気分を高揚させている。これは精神的マスタベーションである。

一方、日本政府は韓国と北朝鮮に対し、これまで植民地支配に関して「痛切な反省と心からのお詫び」を表明してきたが(例えば、2002年の小泉首相による「日朝平壌宣言」)、謝罪の必要はなかった。今さら謝罪を撤回するわけにはいかないが・・・(笑)。

日韓併合に対する歴史認識では、どっちもどっち、ということである。


芸人処分

2019-06-28 15:22:13 | メモ帳

吉本興業に所属する芸人が“闇営業”で暴力団の会合に出席して金銭を受け取っていたということで、吉本興業は関係芸人十数人を無期限の謹慎処分にした。この件は、マスコミの話題となり、産経新聞は「反社会的勢力と断絶せよ」という見出しで、社説に取り上げた。そして、各民放のニュースショウは挙って、この話題を論じている。

この事案には二つの側面がある。一つは暴力団の会合に出席したこと、もう一つは“闇営業”をやったこと。

私は謹慎処分になった宮迫某とか、スリムナントカなどの芸人の名前を今日まで知らなかったし、どんな芸をするのかも知らないが、“暴力団”云々もさることながら、彼らが“闇営業”をやったことに興味がある。

マスコミは暴力団とのつながりを重視してこの件を報道しているが、業界としては“闇営業”の方が重大問題である。すなわち、“闇営業”されたら、芸人を抱えている会社は出演料をピンハネする機会がなくなり、会社の経営が成り立たなくなるのである。

今回の騒動は暴力団が絡んでいたから、マスコミが大々的に取り上げたが、もし“闇営業”の相手が、例えば無名の宗教団体だったらどうだったろう? 芸人があまり知られていない宗教団体に“闇営業”したという事件だったら、マスコミはこんなに大々的に扱わなかっただろう。

と考えたが、そんなことはありえない。なぜなら、もし宗教団体から直接出演の依頼があれば、原則としては、芸人は「会社を通してください」と言うはずだからだ。しかし、「原則」の部分はあいまいで、小規模の集会から個人的に出演を依頼されたときは、いい小遣い稼ぎとばかり、彼らは“闇営業”(直接交渉)に応じるのではないか。そこで吉本興業はなんらかの手を打つ必要があるが、今回は暴力団が絡んだので、会社側は厳しい処分を下す大義名分があり、いいチャンスだったのではないか。

要するに、“闇営業”を承諾した芸人たちに倫理観・道徳観が欠けていたということだろう。芸人たちが阿呆ぶりを広く世間に知らせた一件である。

 

 


日本は韓国からコメを収奪したか?

2019-06-26 15:26:28 | メモ帳

韓国の教科書は、「併合時代に①日本がコメを収奪したから、②農民の所得水準が低いままに抑えられ、③コメの消費量が減少した」と教えている。

たまたまYouTube で、金洛年という韓国人が、教科書のこの記述が全くの嘘だったことを論理的に解明していることを知った。ネットで調べると、この人物は「帝国主義下の朝鮮経済」(東京大学出版会 2002年)を上梓しており、併合時代の韓国経済を真摯に研究した人らしい。

https://www.youtube.com/watch?v=fXZRt2F3w10

金氏の主張(訳文)は長いので、要約すると次のようである。

(1)“収奪”とは強制的に奪うことを意味するが、事実は対価が支払われた“輸出”だった。

併合時代に朝鮮におけるコメの生産量は、年間1,000万石から2,000万石に増加したが、無償で強奪されて金銭が支払われないなら、生産量が倍増するはずがない。

19316月の東亜日報は、日本の農民が朝鮮米の流入を阻止するよう運動していることを批判しているが、日本の農民の不満は朝鮮米の方が内地米より安かったことである。つまり、安かったとはいえ、対価が支払われたビジネスだった。

(2)農民の生活水準が向上しなかったことはある程度は事実だが、それは伝統的土地制度が継続していたためである。すなわち、地主が収穫の半分をとって、生産量増加の主たる受益者となり、小作農の所得は生産量の増加に比例して増えることはなかったのである。

(3)朝鮮におけるコメの一人当たりの消費量は減少したが、農民は高く売れるコメを輸出して、自分たちは他の雑穀を食べた。

頑固爺所感

こうした韓国語によるネット情報は、韓国人も読むことができるはずだ。しかし、この情報が正しいと思っても、沈黙しているほかない。慰安婦の拉致にしても、いわゆる「徴用工」の強制労働にしても同様であり、多数の韓国人は嘘を感じ取っているだろう。しかし、真実に同調すると、「親日」の烙印を押され、社会的生命を絶たれる。

韓国社会は病んでいる。

 

 

 

 


2000万円問題

2019-06-24 16:57:54 | メモ帳

昨日(623日)の産経新聞に曽野綾子氏の随筆が掲載されていた。要旨は、旦那さん(故三浦朱門)は買うものがなく、せいぜい下着程度だったとか、僅かな出費を嫌って鉄道一駅程度は歩いたとか、のエピソードをとりまぜ軽妙な筆致で、ライフスタイルは人さまざまという話にまとめてあった。 

“この論旨はどこかで聞いた話だな”と思ったら、安倍首相の談話とそっくりだということに気づいた。産経新聞は安倍首相を援護するために、そう言いそうな曽野氏に随筆の執筆を依頼したのだろう。

それで思い出したのが、私が十数年前、65歳になって米国年金局に年金受給を申請した時、担当官(黒人女性)に言われたこと。彼女は“年金だけでは生活できませんから、自分でなんとかしなさいよ”と言った。そんなことは百も承知だから、素直に“はい、わかりました”と答えた。

だから、今回の“貯蓄2千万円”の話題で野党が騒いだとき、私の反応は“アレッ、日本では年金だけでは生活できないことを受給者に言わないのかな?”だった。役人から言われようが、言われまいが、年金だけでは生活できないことはわかっている。金融庁は“貯蓄2千万円”などと余計なことを言うから、野党につけこまれることになった。

週刊誌情報なら、“ほう、そういう計算になるのかい”で終わりだが、官庁となるとそうはいかない。しっかりして頂戴ね!

 


お笑い:韓国における鉄杭神話

2019-06-22 16:15:10 | メモ帳

YouTubeで「反日民族主義打破講義」で検索すると、韓国の学者が反日関連の歪曲・捏造情報の真実を語る講義のシリーズが出てくる。その内から、もっとも笑える「鉄杭神話の真実」をご紹介する。

https://www.youtube.com/watch?v=RUqOBfJBH0c&t=24s

この講義を整理すると次のようになる。

1995年ごろ、韓国のあちこちの山々の頂上で、鉄の杭が打ち込まれているのが発見された。誰が何の目的でやったことなのかわからないまま、併合時代に総督府(つまり日本)が風水侵略で民族の精気を奪い、人材育成を妨げるためにやったことだという噂が流れた。時の金泳三大統領はこの噂を信じて、光復50周年事業の一環として、全国の400余りの鉄杭を除去する事業を実施した。後年(2010年代)、その鉄杭は測量の三角点として使用されたものであることが判明した。

風水で敵の精神を侵略するなど、ありえないことだが、反日のためなら迷信でも利用するということなのか、それとも単に韓国の前近代性を物語るだけなのか。

この講座は、反日活動における歪曲・捏造を修正することが目的のようだが、20年以上も昔のことを話題にするとは、いまだに「鉄杭風水説」を信じている人がいるということだろう。哀れな民族である。

 

 

 

 

 


韓国はなぜ天皇を日王と呼ぶのか

2019-06-19 16:19:43 | メモ帳

戦争が終わるまでは、韓国では日本の天皇を「天皇」と呼んでいたはずだ。それがいつしか「日王」と呼ばれるようになった。では、いつごろから「日王」が使われるようになったのか。そして、なぜ「日王」と呼ぶのか。その答えが6月15日付の朝鮮日報に書いてあった。

日王は最近30年間で新たに生まれた韓国語だ。北東アジア歴史財団韓日歴史問題研究所のナム・サング所長は「世界の中でも韓国だけで使われている言葉だ」と話す。米国でも中国でも台湾でも東南アジアでも使わない。

中略

日王という言葉は1989年前後に広まり始めた。独島(日本名:竹島)問題、慰安婦問題、教科書歪曲(わいきょく)問題が相次いで浮上した時期だった。

中略

ソウル大学のパク・チョルヒ教授は「日王という単語は、正確に言えば『メディア用語』だ」と話す。この言葉は学者が論文を書く時に使う言葉でも、外交官が外交をする時に使う言葉でもない。韓国人が日本人と話す時に使う言葉でもなく、韓国人同士が韓国語で韓国メディアに文を書く時、「私は親日派ではない」ことを示す時の言葉だ。

韓国人にとって、天皇はつらい記憶を呼び起こす言葉だし、話にならない言葉でもある。一国の君主が王(king)であり、複数の王を従えた君主が皇帝(emperor)だ。日本は20世紀初頭の数十年間を除き、帝国だったこともないのに、古代から自分たちの君主を天皇と呼んできた。

 それでも、真摯(しんし)に考えなければならない時が来た。大統領は日王を天皇と呼ぶのに、メディアは天皇を日王と書く。おかしくはないだろうか。

 要するに、「日王」という用語は1989年ごろから使われるようになり、「親日」ではないことを示す目的があるらしい。

下線の部分も釈然としない。“王は皇帝の支配下にある存在だ”という概念は中国を中心とするものであり、その定義に従えば、「天皇」という言葉は正しくないというわけだ。つまり、未だに中国の華夷秩序を引きずっている。

それは韓国人の勝手だからいいとして、韓国人も日本の呼称をそのまま使うのが外交儀礼だと思うのだが、それでは彼らのプライドが許さない、ということだろう。それでも、「日王」と呼ぶのは儀礼的にはおかしくないか、という機運が生まれたことは喜ばしいことである。

いつから「天皇」を「日王」と呼ぶようになったのか、という命題に関して、「韓国『反日フェイク』の病理学」(崔碩栄著)は“昭和天皇の崩御以降である”と述べている。それだと、「日王」が使われ出した時期はわかるが、なぜ昭和天皇の崩御と結びつくのか理由がわからない。崔碩栄氏は、たまたま世代交代期に当たっていたからで、新しい世代の方が反日度が高いからだ、と説明している。

頑固爺の所感

韓国では漢字を廃止したから、朝鮮日報(他の新聞でも)の韓国版は、「日王」は“イルワン”という発音をハングル文字で表示しているはずだ。「天皇」の韓国語による発音は知らないが、「天皇」の韓国語の発音をハングルで表示するのだろう。つまり、「天皇」の漢字を知らず、その発音だけで認識しているわけで、それだと「天皇」の威厳が感じられないのではないだろうか。

日本人は、「テンノー」という発音を聞けば、頭の中に「天皇」という漢字を思い浮かべ、尊崇の念を抱く。一方、韓国人は発音だけで認識しているから、「テンノー」と聞いても尊崇の念どころか、威厳も感じないだろう。

つまり、彼らは言葉の文化的・歴史的背景を知らず、「イルワン」とは単なる「テンノー」の侮蔑語だと思っているのではないだろうか。まぁ、それで彼らの気が済むなら、それでいいけどね。(笑い)

 


中国に「精日」出現

2019-06-16 20:02:04 | メモ帳

「なぜ中国は日本に憧れ続けているのか」(石平著 SB新書 2019年6月15日刊)に、中国に「精日」と称する若い中国人が増えているという記述があった。「精日」とは精神日本人を略した言葉で、精神的に自らを日本人とみなしている若者のことだという。彼らは旧日本軍の軍服を好んで着、ネット上ではこれらのコスプレ写真が出回るようになっている。

“ナニこれ?”と思いWikipedia で調べると、次のような記述があるから、「精日」は1年以上前に中国で生まれたトレンドらしい。知らなかった。

2018年2月22日には、南京の警察当局は南京戦の激戦地で、旧日本軍の軍服を着て記念撮影をしていた中国人男性を拘束した。3月8日の全国人民代表大会での記者の精神日本人に関する質問に対して、王毅は「中国人のクズだ」と答えた。中略

中国共産主義青年団は日本の漫画やアニメが好きなのや、日本料理を食べたり日本文化を愛することは精神日本人ではないとする。精神的日本人とは熱狂的な日本軍国主義の特徴を持ち、自分の国家や民族への冒涜や侮辱の上に築かれているとする。そしてこれは興味や愛好の範囲を超えているとする

私は最初、「精日」とはオタク系若者のトレンドかと思ったが、YouTubeにアップされている意見を読むと、そんな表層的なことではなく、日本観光の結果生まれた日本文化や生活態度全体に対する好感が「精日」というトレンドの背景にあるようだ。その点、中国の若者は韓国の反日一辺倒とは大違いである。

https://www.youtube.com/watch?v=KarzLVn5wfU

ところで、「なぜ中国は日本に憧れ続けているのか」のカバーには、次のような記述があり、本書の内容を簡潔に説明している。

日本に不老長寿の薬を求めた始皇帝、安住の理想郷を求めて日本に住みつく渡来人、人生のすべてをかけて渡来した鑑真、『魏志倭人伝』ではその国民性が称賛され、明治日本は近代化の模範になった。その後「おしん」からは美しい人間性を学び、ついには精神的日本人(「精日」)、つまり日本人と同化したいという人たちまで現れた中国。

そして、最近の日本観光ブーム。民間レベルでは日中関係は申し分ない状況にあるが、それでも2012年に尖閣問題に端を発する官製デモで、日系スーパー焼き討ち事件が発生した。それから7年、中国大衆の反日感情は多少弱まったと思うし、中国政府が日本に擦り寄っている状況では官製デモは起きないと思うが、どうだろう? 


安重近と李舜臣の横断幕

2019-06-12 16:07:06 | メモ帳

最近、韓国の釜山で行われた韓国対オーストラリアのサッカーの試合で、韓国のサポーターが推定10メートル四方という巨大な二つの横断幕を掲げた。下のYouTube の画面の終わりに近い部分にその映像が入っている 

https://www.youtube.com/watch?v=888FnadIU6k

その横断幕とは、一つは李舜臣(豊臣秀吉の軍と戦った海軍提督)と、もう一つは伊藤博文を暗殺した安重根のイラスト入りのもの。これらは反日ツールであり、豪州には関係ない。

その前日は顕忠日(大韓民国のために犠牲になった人々を悼む記念日)だったので、その横断幕を使用したと思われるが、顕忠日も豪州には関係ない。

そもそも、スポーツには政治を持ち込まないというルールがあり、サッカーの試合にこんな政治的ツールを掲げること自体がルール違反だ。

要するに、趣旨はともかくとして、せっかく作ったのだから、早く使いたいということだったと想像する。

大した事件ではないから、日本はもちろん韓国の新聞も記事にしなかった(612日現在)。しかし、せっかく作った巨大横断幕だから、今後なんらかの反日イベントで使われるだろう。この映像をしっかり記憶にとどめ、どんな場所でどんな機会に使われるか、期待しつつ待つことにする。

韓国さん、いつも楽しませてくれて、有難う(笑い)。

 


配当狙いの株式投資

2019-06-11 16:33:21 | メモ帳

株価がだいぶ下がった。そのお蔭で、配当利回りが3%以上という銘柄はいくらでもある。

メーカーは取扱い商品の分野が少ないから、なにか不祥事がおきると、株価がもろに影響を受ける。その点で総合商社は特定の商品で不祥事が起きても会社全体としては比較的打撃が少ないから、利回りに与える影響も比較的少ないだろう。

というわけで、総合商社の株価(本日の終わり値)によって利回りを計算すると、次の表のようになる。 

銘柄名                         株価            配当           利回り

三菱商事                     2909             125              4.30

三井物産                     1766               80              4.53

伊藤忠商事                  1957               83              4.24

住友商事                     1621               75              4.63

丸紅                            698               34              4.87

この中から住友商事を選んで、チャート(2年間)を調べると下のようである。現在の株価は大局的に安値水準にあり、今後も短期的には下がることもあるだろうが、長期的には株価下落のリスクは少ないように思える。

銀行の定期預金の利率は0.01%1千万円以下)はバカバカしくて、お話にならない。それに比べれば、利回り4%は魅力がある。もちろん、業績が悪くなれば配当も減るだろうが、例えば住友商事の配当がかりに75円でなく、大幅減の25円になったとしても、本日の株価に対して25÷1621=1.5%。銀行金利に比べれば、まだマシである。

株を値上がり期待でなく、利回りで買うと割り切れば、今がチャンスではなかろうか。


親日の木は切り倒せ!

2019-06-09 12:54:09 | メモ帳

韓国の文在寅大統領は「親日清算」を基本政策の一つに掲げているため、親日派と目される人物が作詞した校歌が禁止されたり、日本の国花とされる桜の木が切り倒されるという事態がおきている。そして、今度はカイズカイブキなる木がターゲットになったらしい。

頑固爺は浅学にして、カイズカイブキなんて木があることさえ知らなかったが、韓国人に暗殺された伊藤博文が植樹した木だということで、伐採運動がおきたという。

「朝鮮日報」(69日)の記事の抜粋をお目にかける。

サクラは日本の「国の花」だという認識があるせいで、昌慶宮にあったサクラの木は大挙して伐り倒されたり、移植されたりした。しかし日本に「国の花」はなく、強いて挙げるなら皇室の象徴たるキクの花だという。今考えてみると、あきれてしまう。韓日の植物学者らは過去数十年間、ソメイヨシノの原産地をめぐって論争を繰り広げてきた。論争はあっけなく終わった。国立樹木院が韓日のソメイヨシノの遺伝子全体(ゲノム)を解析してみた結果、「2つの木の種類はそもそも違う」という事実が昨年明らかになった。

すると今度はイブキの木が論争に巻き込まれた。済州道議会が63日、「日帝植民残滓(ざんし)清算条例案」を立法予告した。済州教育庁(教育委員会に相当)は「校内に植えられた『カイヅカイブキ』は日帝残滓」「条例案が通過したら切り倒す」という。このイブキの木を校木に指定している小・中・高校は済州島内に計21校ある。校庭のイブキ2157本が無慈悲に切り倒されそうな様相だ。大統領が親日清算を要求するせいで道路名、校歌まで変え、今度は植物まで攻撃している。

1909年に伊藤博文が大邱の達城公園でカイヅカイブキを記念植樹した」という主張がある。だが韓国学中央研究院は昨年発行した『精神文化研究』に、「カイヅカイブキに関する俗説は、ほとんどが虚構」だとする論文を掲載した。日本でカイヅカイブキ(貝塚伊吹)という樹名が初めて登場するのは1928年のことで、「1909年の時点ではそんな木はありもしなかった」という。1930年に発行された日本の文献には、伊藤博文が植えたイブキが跡形もなく消えた、という記録もある。

イブキの原産地は韓国、日本、中国など複数ある。ソウルの昌徳宮や先農壇などには、樹齢500年を超えるイブキが生えている。逆に、スギの木は日本が原産地の日本固有種だ。植民地時代に朝鮮へ持ち込まれ、済州島の村の周りや田畑、果樹園などの防風林として植えられ、済州の代表的な樹木になった。イブキを切り倒そうという論理からすると、その前にスギからまず切り倒さなければならない。済州は荒廃するだろう。こんな寒々しいコメディーをいつまで見なければならないのか。

桜といえばワシントン市のポトマック川沿いにある桜が有名だが、韓国人はこの桜の木が日本から贈られたことが気に食わず、かねてより桜は済州島原産地を唱えてきた。真偽はともかく気持ちとしては解らぬでもない。しかし、存在さえ知らないカイズカイブキとなると、「お主、気は確かか?」と言いたくなる。もう「お笑い」の領域だ。さすがにこの記事のライターも呆れているようだ。

東海や旭日旗に始まり、校歌から植物まで反日の材料としてまつりあげ、留飲を下げているのか。こうなると「お笑い」を通りこして、哀れを催す。韓国人の覚醒を期待したいが、無理だろう。


楽しめる星野リゾートの青森屋

2019-06-05 16:49:28 | メモ帳

今ではすっかりジー様になった頑固爺だが、あどけない子どもだった昭和15年か16年に、両親に連れられて沓掛(今の中軽井沢)にある星野温泉に行った記憶がある。といっても、両親から聞いた話がおぼろな記憶とゴッチャになったのかもしれぬが・・・。

今をときめく星野リゾートの発祥地がその星野温泉と知って、一度星野リゾートに行ってみたいと思っていた。そして、たまたま読んだ「辛口評論家、星野リゾートに泊ってみた」(瀧澤信秋著、光文社新書)によれば、「星野リゾートは温泉と旨い料理を楽しむだけではなく、それぞれ工夫をこらしたアクティヴィティに特色がある」という。

そういう観点で調べて、数ある星野の施設の中から、青森を選んだ。決め手になった点は、敷地が広大であることと、ねぶた関連のショウがあること。ところが、現地に行ってみると、期待していた事柄についてはすべて想像よりもベターだった。

まず立地。自宅にいても毎朝ウォーキングをするが、青森屋の遊歩道は一周25分と手頃で、大きな池の周囲に高い樹木に囲まれた遊歩道があり、カッコーの声を聞きながら眺望を楽しめる森林ウォーキングは申し分なし。

つぎに劇場でのショウ。美人揃いの踊り子たちが、笛を吹きながら、躍動感あふれる踊りを披露する。舞台装置も大きく、迫力がある。2千円の割り増し料金が必要だが、満足感はそれを補って余りある。収容人数150~200人の劇場は初日に予約がとれず(23日の滞在)、2泊目の晩に席がとれた。連夜満席なんだろうか。

食事も入れて2時間のショウが終わると、大広間で無料のショウがある。これは津軽三味線の独奏と民謡である。

さて、1日目の晩は標準宿泊料金に含まれるバイキング・レストランでの食事だった。帆立貝の炭火焼きなど、地方色豊かなアイテムが揃っているが、刺身は別として料理がやや大味というか、コクがないのは残念(2日目の劇場での料理も同様)。もっとも、他店に劣るのではなく、私が勝手に “星野水準”を高めに設定しただけかも知れぬが・・・。

違和感があったのは、赤い金魚の装飾。写真に見るように、この赤は中国人好みだ。いくら中国人客が多いからといって、ここまで派手にすることはなかろうに。

秀逸なのは浴場。樹木に囲まれた大きな池に浮かんでいるような露天風呂もさることながら、泉質がネットリしていて、 “温泉”感がある。もっとも、ネットリした泉質が体にいいかどうかは知らぬが・・・(笑い)。この泉質は青森屋のキャッチコピーに書いてない。もっとPRしてもいいのではないか。

青森屋を採点すれば85点。不満な点もあるが、総合すると満足度がかなり高いということである。

 


往生際が悪い朝日新聞

2019-06-01 12:05:30 | メモ帳

朝のウォーキングに出掛けた帰り、たまたま立ち寄ったコンビの新聞売り場で、朝日新聞の第一面に「森友、売却額不開示は違法」という大きな見出しがあるのを見つけた(531日)。他紙の第一面を見ると、皆それぞれ別件である。ことによると、朝日のこの記事は特ダネかもしれないと思って、すぐさま朝日新聞を買い求めた。

帰宅してじっくり読んでみると、その記事は2年ほど前に大騒ぎになった森友学園事件に関し、大阪府豊中市の某市議が学園への国有地売却額が一時不開示とされたことで精神的苦痛を受けたとして、国に11万円の損害賠償を求めたのに対し、大阪地裁は国(近畿財務局)に3万3千円を支払うよう命じた、というもの。

「なにこれ、ずいぶんケチ臭い裁判があるものだ!」が私の印象その(1)。そして「この程度の話が一面トップ!?」が印象その(2)。 

講読している読売新聞と産経新聞をみると、この話題は第18面とか19面とか、紙面の終わりに近いところに小さく掲載されており、内容は朝日の第一面と同じである。

改めて朝日新聞をじっくり読んでいくと、裁判の判決要旨を報じる別の小さな記事があり、さらに38面に“森友判決「すっきりせず」”という見出しの補足説明記事があった。「すっきりせず」は原告の豊中市議のコメントからの引用だが、そのコメントを借りて、朝日の所感を述べているように感じた。ともかく、念がいった扱いである。

そして、その記事は「問題の発覚から2年あまり。国会でも裁判を通じても、国はなお説明責任を果たしていない」で締め括っている。その言外に意味するところは、「この件にはまだ裏があるはずだ。安倍政権はその裏をしっかり説明しなくてはならない」であろう。しかし、裏がないなら、安倍政権は説明の仕様がないではないか。これは明らかに言い過ぎであり、安倍政権を貶める印象操作だ。

2年ほど前、朝日新聞は毎日のように森友問題をトップに据えて、「安倍は怪しいぞ!」というキャンペーンを張ったが、なにも出てこなかった。朝日は、その「なにも出なかった」ことと倒閣に失敗したことがよほど悔しかったのだろう。この一面トップの扱いと補足記事には、その悔しさが滲みでている。朝日の往生際の悪いことには呆れるばかりだ(笑い)。

 

【お知らせ】明日から旅行に出るので、次の更新は6月7日ごろになります。