頑固爺の言いたい放題

森羅万象なんでもござれ、面白い話題を拾ってレポートします。

太陽光発電が環境破壊

2015-09-28 13:44:33 | メモ帳

2014年11月、このブログに「太陽光発電のミステーク」と題して、下記の駄文(イタリック部分)を掲載した。

中国が太陽光パネルを世界各国から受注したが、供給過多となり相場が下落。日本では中堅商社の高島が中国産の輸入を手掛け、一時は好調だったが、最近は苦境に陥っている。株価も263円をピークにその後下落し、現在232円。

http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=8007&ba=1&type=year

ワッと群がった業者の中にはパネルの在庫を抱えて困っているところもあるだろうし、屋根の上にパネルをつけたばかりという家庭やアパートもあるだろう。「どうしてくれる?」と苦情を言っても、もう遅いのではないか。担当官庁の責任は重大だ。そういう私も太陽光発電は将来性ありと見て高島の株を買った(半年ほどで売却して損をした)のだから笑えないが…。

そして今年のWILL誌11月号に掲載された記事「あの清里が太陽光発電でメチャメチャ」を読んで、懸念が現実のものになったことを知った。

 http://hokutonetwork.jimdo.com/%E5%AE%9F%E6%85%8B%E5%86%99%E7%9C%9F/

マスコミは取り上げないが、原発反対の旗印を掲げていると、太陽光発電のマイナス面は書きにくいだろうね。

 

 


やる気がないマンション管理会社

2015-09-17 14:16:10 | メモ帳

これは8月22日投稿の≪会社ぐるみの法令遵守無視≫の続編である。

組合総会において、管理会社の大成有楽に、 大成グループが建設・販売・管理しているオーベルマンションと当マンションの管理費較差30%の是正策を提案するよう要請したが拒否されたので、私が自分で較差の原因を解明することにした。

70-80平米の区分の場合、管理費較差は6,256円。その原因として、まず駐車場使用料の地域較差がある。すなわち、当マンションでは駐車場使用料が月7,000円であるのに対し、東京都中心部や横浜とその周辺地区では平均12,000円。計算基礎は省略するが、この較差は管理費月額換算で2,200円(較差の35%)に相当する。

ほかに考えられる原因は、これも駐車場絡みの機械式設備の定期点検料。当マンションでは毎月点検を実施しているが、出版物・ネットなどで調べると、他のマンションでは年4回か6回らしい。かりに毎月を隔月に変更するとして、その節約額は管理費月額換算で944円(較差の15%)。

この二つを合計すると3,144円だから、6,256円の較差の半分。では、残りの3,000円は何なのか? 

これまでも収支報告書を何遍も調べたが、再度精査して駐車場使用料が修繕積立金に計上されていることに気づいた。機械式駐車装置の定期点検料は管理費に計上されているにもかかわらず、その収入は修繕積立金に計上されているとは気づかなかった! 

某マンション(オーベルではない)の収支報告書を見ると、駐車場使用料は管理費の収入に計上されている。会計原則から考えても収入とそれに関わる支出は同じ会計であるべきだ。多分、オーベルでもそうなのだろう。この金額は、管理費月額換算で3,100円だから、6,256円の較差の約半分。これで較差は埋まった! 霧が晴れた感がある。

さて、重要なポイントは駐車場使用料の地域較差である。当マンションの駐車場使用料は安すぎるので、私はかねてよりこの値上げを主張していたが、いろいろな事情があって先に進まない。そこで、管理会社から提案してもらえば組合も動かざるをえないだろうと考えた。そして、周辺の駐車場使用料の相場が安いために値上げ幅には限界があり、これが当マンションの管理費がオーベルより多少高い理由だ、ということを大成が総会で説明すれば、大成は点数を稼げる、というのが私の描いたシナリオだった(「地方の方が中央より管理費が高い」とは矛盾した話だが、機械式装置は地価が安い地域では採算に乗らないのだ)。ところが、大成は「よそが安すぎる」と言い放って、私の想定シナリオをぶち壊した。大成は私が大成に関わる費用を大幅に値切っていると早合点したのではないか。

しかしながら、当マンションとオーベルの管理費較差の半分は不適切な会計処理が原因だったということでは、大成も浮かばれまい。大成に名誉挽回のチャンスを与えるべきだと考えて、大成担当者に私と話し合う機会を設けてはどうかと書面で持ちかけた。「近々組合理事会に管理費適正化の提案を提出するが、この案を大成の案として発表しても構わない」という内容である。もちろん、その発表において、大成は管理費の不適切な会計処理が誤解を招いたことも説明できる。しかし、毎度のことながら、大成はこの提案を無視した。

さて、私が指摘したオーベルと当マンションの管理費較差は、「不適切な会計処理」で50%、「駐車場使用料の地域格差」で35%埋まり、この2点は大成の損得には無関係である。大成が手元にあるはずのオーベルの収入・支出を当マンションと対比して調べれば、すぐさまこの事実に気づいたはずだ。しかし、大成は「ほかが安すぎる」「守秘義務に反する」などの的外れの反論をした。つまり、大成は当マンションの管理費がオーベルより30%高いというデータを無視したことになる。

要するに、誠意がないのか、やる気がないのかのどちらかだ。これにて、大成とのバトルは打ち切り、組合執行部経由の交渉に切り替える。

とんだ回り道をしたが、大成の能力の限界を知ることができたのは大きな収穫である。

 


国勢調査の質問に異議あり

2015-09-13 10:58:44 | メモ帳

国勢調査の質問票を9月12日(土)に受け取り、インターネットで回答した。ごく簡単な質問ばかりで、10分程度で終了した。しかし、質問の文章に誤りがあった。

質問9 9月24日―30日までの1週間に仕事をしましたか

回答した本日は9月13日で、インターネットで回答する場合の回答期限は9月20日。つまり、インターネットで回答する人にとっては、未来のことに対して過去形で答える質問になっている。紙で回答する人には26日以降に質問票が配布されるから、その人たちには正しい文章だが、インターネットで回答する人にとっては、戸惑いを感じさせる。すべての回答者に適する文章にしたければ、「9月11日までの1週間」のごとくにすべきであった。

大したことではないが、国に仕事としてはお粗末である。


百田尚樹の「大放言」

2015-09-01 11:59:16 | メモ帳

百田尚樹氏の「大放言」を読んだ。この新著に興味を持ったわけは、同氏の著作「永遠のゼロ」、「海賊とよばれた男」、「夢を売る男」を読んで、その表現力・構想力を高く評価していたこともあるが、最近メディアで同氏がさんざん叩かれていたことが記憶にあったからである。

読む前に目次を見ると、メディアが百田氏に貼ったレッテル≪過激な保守派≫とは矛盾する「日本は韓国に謝罪せよ」という章がある。「なんだ、これは!」と思い、まずこれから読み始めた。

その章は、日本統治時代の所業を批判している(ように見える)。

●教育の破壊:

朝鮮人に頼まれもしないのに、五千もの小学校を作り、ハングルを教え、文盲を激減させた。おまけに帝国大学まで作った。

 ●伝統文化の破壊:

王族、両班、中人,常人、白丁()という身分制度を廃した。権利を剥奪された王族、両班はさぞ怒ったに違いない。白丁にとっても迷惑だったことだろう。

 ●自然の破壊:

禿山に植林して、勝手に景色を日本風に変えてしまった。美しかった朝鮮の土地に醜い鉄道網を敷きまくった。道路や河川を整備し、橋やダム、発電所を作り、自然を破壊した。

 ●人口問題:

荒地を開墾して農地を増やし、近代的農業を導入して、僅か30年で人口を2.5倍に増やして人口問題をひきおこした。

だから日本政府は韓国および北朝鮮に対して、誠意をもって謝罪すべきである。

始めのうちは「なにをバカなことを言ってるんだ」と思いつつ読んでいたが、途中で「これは皮肉をこめたジョークなんだ」と気づいた。それならば「我が意を得たり」で、大笑いである。

「日本は韓国に謝罪せよ」以外にも、世の中の理不尽な事象をすべて一刀両断に切り捨て、痛快の一言。特に面白い部分は、朝日新聞・毎日新聞がNHK経営委員としての百田氏を批判したことに対する反論。一連の発言の一部を切り取って過激に批判する手法に対する反論だが、これを読むと新聞記事は「表現の自由」という錦の御旗で守られており、これでは新聞の方が一方的に強く、攻撃された個人が反撃できる余地がほとんどないことがわかる(百田氏は、こうして「大放言」で反論しているが)。メディアの権力を強すぎる現況をどう打開したらいいのか。大いに考えさせられた。

そんな大問題はさておき、「大放言」は知的娯楽としての価値がある。一読をおすすめする次第である。