紅葉を見に行こうと旅行会社のサイトを見て選んだのが“苗場温泉と空中散歩”。これを参考にして、自分で苗場プリンスホテルを直接予約した。
空中から紅葉を楽しむドラゴンドラは、ジェットコースター並みのアップダウンといい5.4キロの移動距離といい、かなり楽しめる。ちなみに、5.4キロとはJR中央線の東京ー市ヶ谷間の距離に相当する。
出発直前にネットで調べたら“紅葉は今が見ごろ”とあったが、現場ではやや赤が足りなかった(笑い)。しばらくすれば(1週間?)ネットにある映像のようになるのか。それとも宣伝用映像は加工されているのか?! まぁ、あまり文句言わず、天候に恵まれたことでよしとする。
苗場プリンスホテルは大きすぎて甚だ不便。エレベーターからロビーが遠く、浴場はそのロビーの先にある別館の2階にある。おまけに浴槽が小さく、ラッシュアワーは大混雑。食堂も同様で、夕方6時には行列ができていた(入場は団体客優先で、行列に並ばされたのは個人客だけ)。一旦、部屋に戻り1時間経ってから行く始末だった。
駐車場に観光バスが19台、乗用車がざっと50台は停まっていたから(写真左)、宿泊客は少なくとも1,200人はくだるまい。この大人数が食堂や浴場に殺到するのだから、ラッシュアワーに混雑するのは当然だ。客は二度と来ないだろうと思えば、改善も必要ないということか(笑い)。
苗場プリンスのメインビジネスは冬場のスキー(写真右はホテル裏正面のゲレンデ)で、年寄りが多い秋とは客層が異なる。若い人たちには混雑も楽しさの要素の一つなんだろう。それなら、上述の改善は必要ない。
宿泊料金は税込13,999円で一丁前だが、混雑や部屋が小さいこと、食事の内容などを綜合すると、満足度は安値でアッピールしている大江戸温泉物語とか伊藤園グループ並み。
往復の新潟新幹線はほぼ満席。ホテルの繁盛ぶりも考えると、景気はかなりいいと感じる。日本政府はGDPが期待通り増えないことにいらだっているようだが、調査対象に誤りがあるのではないか(笑い)。