頑固爺の言いたい放題

森羅万象なんでもござれ、面白い話題を拾ってレポートします。

安倍政権を助けた朝日新聞

2018-03-27 18:03:22 | メモ帳

佐川前理財局長の参院・衆院における国会喚問のTV実況を興味深く見た。これについては明日の新聞が詳しく報道するだろうが、備忘録として私の印象を記しておきたい。

(1)  土地価格の大幅値引き

当該土地が8億円もの巨額の値引きで森友学園に売却されたが、その値引きは、安倍昭恵氏が関与していたために、また安倍総理が「もし、私や昭恵がこの事案に関与していたら、総理大臣も議員も辞職する」と発言したために、財務省の官僚が忖度したことで行われた・・・・これが野党の主張。 

●佐川氏は、「この値引きは不動産鑑定士の正当な査定に基づくもので、昭恵氏の関与や安倍総理の発言に影響されていない」、「この案件は個別案件だから、大幅値引きは理財局の判断で実行した」と証言した。

所感:これでは野党が期待していたストーリーは完全に崩壊する。野党の質問者も反発していたが、野党は今後どう対応するか。

また、週刊文春や週刊新潮の最新号は安倍夫妻を罪人扱いにしており、こうしたメディアの安倍攻撃が支持率の急落を招いたのは明らである。これら週刊誌は安倍首相に謝罪すべきではないのか。

(2)  公文書の書き換え

●佐川氏は、「公文書の書き換えは、理財局内部だけで行ったものであり、総理大臣はもとより、財務大臣も官邸も関与していない」と証言した。しかし、なぜ書き換えが必要だったのか、誰が主導し、どういう経路で書き換えが実行されたか、については刑事訴追を盾にして、証言を拒否した。

所感:私はこのブログの3月21日付「森友問題」において、「文書書き換えは安倍政権の指示によるものではないだろう」と書いたが、佐川氏はその通りに証言した。当然である。

この証言は安倍政権にとって有利だが、書き換えの理由や指示経路が明らかにされなかったことは、疑惑として残っており、今後の野党の政権攻撃の材料になる。だが、司法の結論がでるには時間がかかる。それまで国会を空転させておくわけにいかないが、与野党はどう対処するのか。

本日の喚問で、佐川氏は正直に答えていると感じた。彼は頭脳明晰という印象であり、有能な官僚だったろう。それが、公文書書き換えというとんでもないことをやったのはなぜか。理解し難い疑問である。

さて、“公文書書き換え”は朝日新聞のスクープだった。それが佐川氏の国会喚問をもたらし、安倍政権の疑いを晴らすことにつながった。安倍叩きを社是とする朝日新聞としては、意図したことと逆の結果を招き、さぞ悔しいことだろう。たまには、朝日もナイスジョブをする。アッパレ。

 

 

 

 

 

 


森友問題:公文書書き換えの謎

2018-03-21 14:53:30 | メモ帳

森友問題に関する公文書書き換えに関して、野党は安倍昭恵氏が絡んでいることで財務省が忖度し、小学校建設用地を不当に安く売却したというストーリーを描いているようだ。私も同じ疑念を持ち、新聞報道に示された書き換え前と後の文書を比較して、その目的を推理しようと試みた。

その結果わかったことは、公文書書き換えの主たる目的は、安倍夫人の関与の抹消ではない、ということである。その根拠は、290件の修正箇所の内、夫人にかかわる部分は6ヶ所に過ぎないこと。書き換えの本丸は夫人に関係ない部分であるはずだ。安倍昭恵氏や数人の政治家の名前を抹消するために、200余箇所を修正することなど論理的にありえない。

また、「本件の特殊性」という文言が抹消されたことについて、野党は「特殊性」とは安倍夫人が関与していたことにしたいらしいが、それでは上記の点と矛盾する。つまり、「特殊性」とは安倍夫人に関係ない“なにか”でなくてはならない。もちろん、ごみが埋まっていることも特殊性だが、その問題は周知の事実で抹消する動機にはならない。

では、その“なにか”とは何だろう? そこで思い出したことは、この事案に大阪航空局が絡んでいること。この土地は以前から航空機発着の騒音で揉めていた経緯があるために、航空局が関与しているらしい。その曰く付きの土地の価格決定において近畿財務局は致命的ミスを犯し、佐川氏がその事実と異なる国会答弁をしたために、文書をその国会答弁に合わせて書き換えたのではないか。

いずれにせよ、この土地の大幅値引きは安倍首相とは無関係であるが、「書き換え」が明るみにでたとたん、安倍内閣の支持率が急落した。その理由は、 “安倍内閣がやましいことを隠すために、文書を官僚に書き換えさせた”と国民が想像したからであろう。

メディアが、国民に文書が書き換えられた事実を示しながら、「貴方は安倍内閣を支持しますか」と尋ねたら、「支持しない」と回答する人がどうしても多くなる。むしろ、それでも「支持する」と答えた人が3割以上いたことの方が不思議なくらいだ。言うなれば、この時点での質問自体が印象操作である。

結論として、文書書き換えは安倍首相には無関係であり、安倍内閣支持率下落はメディアの印象操作に惑わされた一部の国民の誤解によるものである。

ともあれ、佐川前理財局長の証人喚問で謎が明らかになれば、安倍内閣の支持率は回復するであろう。

 

追記 ここまで書いてから、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が、「この土地にはが絡んでいる」と解説していることを知った。「特殊性」とはが絡んでいるという意味だとなれば、すべてつじつまが合う。詳しくは、《杉田水脈 森友》で検索した頂きたい。

http://news.livedoor.com/article/detail/14455270/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


伊東園、超格安の秘密

2018-03-18 10:47:38 | メモ帳

前回投稿した駿河湾フェリーからの映像は、土肥温泉に泊まった翌日に撮影したもの。泊まった宿は伊東園ホテル土肥である。地図を見ながら、もっとも景色がよさそうな宿として選んだのだが、現場に着いてみると予想以上に素晴らしいロケーションだった。

 

 

問題点は料金が安すぎること。温泉宿の全国的な標準宿泊料金は、一泊二食付きで13,000 ~17,000円だろう。それがなんと、伊東園土肥では食べ放題・飲み放題で8,800円(南房総の伊東園はで7,800円!)。安いのは有難いが、この料金ではなにかが足りないのではないかという懸念がある。だが、何が足りないのか調べるのも一興、ということで伊東園を選んだ次第である。

 ● チェックインの時に、朝晩の食事券とともに“マグロ料理”と書いてある札を渡される。そして、夕食時に食堂でこの札と引き換えに赤身のマグロの握り2カンと刺身数切れの皿を受け取る。一方、食べ放題の料理が並んでいる一角にある刺身コーナーにはマグロがないし、握り寿司のコーナーにもマグロはない。つまり、“マグロ料理”券は、他の魚より原価が高いマグロの使用量を抑えるために考案されたシステムなのである。

確かに、食べ放題だと高価と思われる料理を自分の皿に山盛りに取る非常識な人もいるので、私はこの方式は合理的だと思う。それに私はマグロの握り2カンと刺身数切れで十分に満足だ。

  アルコール飲料が陳列されているコーナーにはワインがない。やむなく、“花の舞”の吟醸で我慢した。ちなみにウィスキーもなかった。 

  料理の謳い文句は、蟹と鯛料理の食べ放題。たしかにズワイ蟹は食べ放題だが、殻を外す道具が近くになく、手と歯で外すのは痛くて面倒なので一皿だけで降参。私はともかくとして、周囲を見渡すと何皿も食べている客が多かったから、当日の目玉料理の役割は十分果たしていたと評価する。

  鯛料理とは、鯛の身を具材にしたペペロンチーノ(オリーブオイルで和えたガーリック風味のスパゲッティ)、鯛のあら焼き、鯛の唐揚げ、および鯛の炊き込みご飯の4種類。どれも鯛の身を少量しか使わない料理である。鯛料理ということで、尾頭付きの焼き物を想像していたが、その考えは甘かった。しかし、ペペロンチーノや炊き込みご飯は美味しかったので満足した。

  食べ放題・飲み放題にする理由は、食材ロスよりも配膳係削減によるメリットの方が大きいからだろう。そして、食堂が広く、テーブルが足りなくなることはないから、入口で客を整理する係員は必要ないし、食べ終わったテーブルは客がまったくいなくなるまで放置しておける。

  温泉宿の朝食の定番といえば、なんといっても鯵の開きの干物。確かに鯵の干物はあるが、半身だけ(開きではない)。

  朝食の定番の一つは焼き海苔だが、それがやけに小さい。計ったわけではないが推定2センチ×6センチ。普通は4.5×7センチ程度ではないか。

  コーヒーに入れるミルクの容器が標準よりも2~3割小さい。涙ぐましい工夫である。

  部屋に調度品がまったくないから、殺風景で居心地が悪い。クロゼットもないから、脱いだ衣類はハンガーにかけて、壁に打ち付けてあるフックに引っかける。

  チェックインの時に係員が部屋に案内しない。そして、ロビーに置いてある浴衣を自分が持参する。この程度のセルフサービスは我慢できる範囲内だが、壁紙が多少はがれている、トイレが狭い、隣室の声が聞こえる、などは不快感を伴う。

ケチをつけるときりがないが、褒めるべき点もある。それはロビーと大浴場が広々していること。もっとも、これはこの施設買収以前から存在したもので、伊東園が改装したのではないだろう。

結論として、伊東園土肥の安値の秘密はコスト削減の工夫と手抜きである。だが、超安値を実現している最大の要因は規模のメリットであろう。60台ほど収容する駐車場がほとんど埋まっていたし、新宿・横浜からの直行バスや路線バスで来る客もいるから、当日の宿泊客は推定200人。夏場の最盛期には満室になり、300人以上が宿泊するという。大型施設である利点を存分に生かし、薄利多売方式で利益を生み出していると推測する。

伊東園グループは経営不振とか倒産したホテルを次々に格安で入手しているから、建物の減価償却費は格段に低いはずだ。加えて、コスト削減のノウハウが確立されているから強い。グループのホテルは全国で約50件だが、まだまだ増えるだろう。

 

 

 

 

 


駿河湾から眺める富士山

2018-03-16 16:39:53 | メモ帳

富士山は前面に水がある方がサマになる。芦ノ湖、河口湖とか三保の松原など。そうした観点で、駿河湾の真ん中から眺める富士山はさぞ美しかろうと、清水と伊豆半島の土肥を結ぶフェリーに乗ってみた。

 

残念ながら、当日(3月15日)は春霞がかかって富士山がくっきりせず、このように失敗作のような写真になったが、雲の中に聳え立つ状態を狙った写真と思えば諦めもつく。

来年の1月か2月に、天気予報をチェックしつつ再挑戦したい。


円高嘆き節

2018-03-11 17:43:10 | メモ帳

昨年までは、“米国の金利上昇→ドル買い・円売り→円安”が常識だった。これを公式(1)とする。

ところが、最近はそうではない。米国の景気改善→米国の金利上昇→米国企業の業績悪化懸念→米国の株価下落→資金が株から円に移動→円高 という図式になってきた。

これを公式(2)とすると、同じ素因が(1)と(2)では真逆の結果をもたらしている。これは納得しかねる。

金利が多少上がっても、景気がいいのだから金利上昇分を売値に転嫁するか(例えばリース料や家賃)、製造業なら販売数の増加によって金利上昇分をカバーできるはずだ。投資家とはずいぶん悲観的な人種らしい。

米国がシリアを爆撃すると円高、北朝鮮が核弾道ミサイルを発射すると円高。有事の際は安全資産として円を買うという思考経路らしいが、株価下落懸念まで “有事”扱いになったのか。“有事”の際は金(ゴールド)を買うのが常識ではなかったか。

そもそも、日本の財政は大赤字だから、いつなんどき円が売られて大暴落してもおかしくないはずではなかったか。 円買いはリスキーではなかったか。

“有事の円買い”は日本国にとって光栄なことだが、日本経済としては(私にとっても)迷惑至極。円を買ったら、その円で日本株を買ってくれんかね(笑い)。

 

 

 

 

 


「日本軍による慰安婦虐殺」のお笑い

2018-03-10 16:35:52 | メモ帳

朝鮮日報、中央日報などの韓国大手新聞によれば、ソウル市およびソウル大学研究チームは米国公文書記録管理局に残されている資料の中から、1944年に中国の雲南省において、慰安婦数十人が日本軍によって虐殺されたことを示す映像を公開した(記事詳細は下にあるURLをご覧頂く)。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/02/27/2018022702223.html

http://japanese.joins.com/article/072/239072.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|article|related

この動画を見ると、中国人兵士が死体の周りを歩いている姿が確認できる。しかし、その映像が日本軍による慰安婦虐殺を示す証拠とは到底思えない。

https://www.youtube.com/watch?v=H_0CvCkxsrY

そこで、親日家として有名な“テキサスおやじ”ことトニー・マラーノ氏がその公文書を調べたところ、その説明書には「中国人兵士が死体から靴下を脱がせている」とあるだけで、日本軍による慰安婦虐殺を証明するものではないことが判明した。

https://www.youtube.com/watch?v=miMWk5IkEk8

《頑固爺所感》

誰が見ても、この映像が日本軍による慰安婦虐殺の証拠になるとは思えないだろう。これを日本軍の暴虐の証拠と強弁する韓国人の神経はまったく理解できない。しかも、韓国の大手新聞もその歪曲情報を信じているのはどういうことか。

そして、朝鮮日報の記事には、この録画公表会には、「女たちの戦争と平和資料館」(東京、西早稲田)の事務局長渡辺美奈氏も出席したと記されているが、渡辺氏はどう受け止めたのだろうか。

さて、日本の大手新聞(産経含む)はこの事案をまったく報じていない。この録画をもって慰安婦虐殺の証拠とするのはあまりもお粗末ということで黙殺したのだろうか。たとえ荒唐無稽な論理であっても、それを韓国の大手新聞が報じているなら(つまり韓国人がその歪曲情報を信じているなら)、日本の新聞は韓国の実情として伝えるべきだろう。

自民党の杉田水脈(みお)衆議院議員が国会において彼女の質問時間にこの事案を加えると言っていたが(3月8日)、どうなったのだろう? 森友騒ぎで陽の目をみなかったとすれば、残念である。

ともあれ、トニー・マラーノ氏の行動力には感服する。マラーノさん「毎度お世話様です」。

追記:杉田水脈議員は確かに国会で取り上げていた。下記のURLを参照されたし。

https://www.youtube.com/watch?v=RLtdyz7xhP0

 

 

 


アカデミー作品賞を選ぶ基準

2018-03-07 14:01:24 | メモ帳

今年のアカデミー作品賞はシェイプオブウォーター。どんな作品なのかネットで調べると、人間の女性と水中に住む怪物とのラブストーリーだ。荒唐無稽でしかも気味が悪い話である。見もしないでケチをつけるのはフェアではないが、私の価値観では、カネをもらっても見たくない作品である。

以前は、私はアカデミー賞を獲得した作品を選択の重要な要素としていた。そして、ほとんどのアカデミー賞作品は面白かった。「さすが作品賞だけのことはある」と感動したものである。例えば、My Fair Lady, Sound of Music, God Father II, Last Emperor, Rocky, Titanic, Forest Gump など。

ところが、最近は見たくもない作品が作品賞をもらう。Shape of Water もその一つだ。通常、米国で評価が高い作品は、日本でも年内か遅くとも年明け早々に封切られる。ところが、このShape of Water はやっと2月になって公開された。それもアカデミー賞候補としてノミネートされた後である。映画会社はこの作品が米国で公開されたとき、日本では興行性に欠けると判断したのだろう。アカデミー賞にノミネートされなかったら、日本では公開されなかったのではないか。

昨日、足を運んだ映画館ではシェイプ・オブ・ウオーターも上映されていたが、観た作品はグレイテストョウマン。19世紀におけるサーカスの創始者の話で、文句なしに面白かった。私の評価では、アカデミー作品賞レベルである。

 


日の出の見ごろ

2018-03-03 10:26:58 | メモ帳

美しい日の出の条件にはいろいろある。

まず地形。水平線から昇るのが理想的だが、のっぺらぼーの海では興趣に欠ける。島や岩、船などが入っている方が趣がある。その点で湯河原の場合は、真鶴半島とその先端にある三ツ石があり申し分ない。

次に空の状況。晴れていることは必要条件だが、水平線にやや霞がかかっている方が、太陽がピカピカ光らず眩しくない。そして多少雲がある方が面白い。この写真よりももっと雲が多い方が、趣がある。さらに、もっと靄が濃いと太陽が目玉焼きのように赤くなるが、その代わりに空の色がくすんでしまうので、どちらを取るかは好き好きである。

次に時間。日の出の時間は毎日変わる。今(3月3日)は日の出が6時15分ごろで時間的に丁度いいが、もっと日が長くなると日の出の時間も早くなり、4時台になると間に合わなくなる。

次に場所。日の出の場所は毎日変わる。湯河原の場合、あと一週間もすれば、太陽が真鶴半島の上から昇るようになるので、面白くない。一方、11~12月は日の出の場所が右の方に移り、陸地から遠くなるので、写真の構図としては趣がない。

それやこれやで、湯河原における日の出撮影のベストシーズンは3月上旬である。

 


文在寅大統領の演説を大手新聞はどう報じたか

2018-03-02 15:57:07 | メモ帳

韓国の文在寅大統領は3月1日の演説で慰安婦合意に関し「加害者である日本政府が『終わった』と言ってはならない」と述べた。これでは慰安婦合意を否定することになるが、それはともかく腹がたつのは「加害者」という表現だ。

「加害者」という表現は「旧日本軍が女性を強制的に連行し、売春婦にさせた」事実があったことが前提になる。この文大統領の発言に対し、日本の大手新聞はどう反応したか。読売、産経、朝日を読み較べてみた。

読売新聞 社説「歴史を歪曲する反日体質」:旧日本軍や官憲による強制連行を裏付ける資料は見つかっていない。慰安婦の境遇が悲惨だったのは確かだが、あたかも戦争犯罪のように見なすのは歪曲である。

産経新聞 阿比畄瑠偉の極言御免「朝日は自社の慰安婦報道直視を」:堀井学外務省政務官は2月27日、ジュネーブでの国連人権理事会演説でこう指摘した。「『性奴隷』という言葉は事実に反するので、使用すべきではない。・・・慰安婦強制連行という見方は、故吉田清治氏が虚偽の事実を捏造して発表し、日本の大手新聞社の一つにより、事実であるかのように報道されたことで、国際社会にも広く流布された。しかし、これは後に完全に想像の産物であったことが証明されている」・・・ただ問題は、吉田氏の虚言を18回も取り上げ続け、世界に広める共犯者的役割果たした朝日新聞が、今回の堀井氏の発言を報じていないことである。

朝日新聞:社説では触れず一般記事で「文氏、加速する対日批判」という見出しで、淡々と文大統領の発言を報道した。

頑固爺所感

私は慰安婦問題を次のように理解している。

1993年、当時の官房長官であった河野洋平氏が、慰安婦に旧日本軍が関与したことを文書で認め、同時に口頭で軍による強制連行を認めたことが日本政府の手枷,足枷になった。多分、河野氏は当時の朝日新聞の報道を鵜呑みにしたのだろう。虚報を事実と認めてしまったために、日本政府は強制連行を否定できなくなった。

産経が報じた堀井政務次官の発言は、これまでの日本政府の見解よりも一歩踏み込んで強制連行を明確に否定している点で高く評価できる。しかし、河野洋平発言を否定することになり、その整合性がどなるのかという懸念がある。

さて、産経の【極言御免】にある見出し「朝日は自社の慰安婦報道直視を」の見出しは誠に同感である。朝日は国益を大きく損なった責任をどう取るのか。

読売新聞の社説は、従来の日本政府の立場で論じており、間違いではないが迫力がない。

朝日新聞の社説は「働き方改革」と「のぞみの亀裂」を論じており、文大統領の発言を意図的に避けた感がある。

朝日は産経の批判にどう反応するか。多分、無視だろう。