外気温は連日のように最高気温でも氷点下が続く。FFヒーターにホットカーペット、炬燵で部屋は快適なのだけれど何処からともなく冷気が流れ込んでくる。冷気の元を辿ればレンジフードに行き着く。スポットクーラーよろしく冷たい外気が結構な勢いで流れ込んできていた。そこで応急処置としてネオジム磁石で広告を貼り付けて塞ぐ。部屋の暖房効率は格段に上がり改善をみる。ついでに2003年から建築基準法で義務付けられた24時間換気用の換気扇も養生テープで塞いでしまう。余談であるが今日も小樽の温泉で遊ぶ。露天風呂に長時間浸かっていたら濡れた髪の毛が凍ってバリバリになりビビる。
週末から降り出した雪は根雪になった。深いところで30センチ以上積もっている。雪道を歩く心得として新雪が降るうちはまったく問題なし。一夜明けてて圧雪が凍てついたシチュエーションが一番怖いことを知る。更に道民は口を揃えて言ふ。曰く「横断歩道白線には気をつけろと」。
週間天気予報はr連日雪マークが並ぶ。ロードバイクの走行も断念。脚が鈍るのでジム通いすることにした。エアロバイクの他に筋トレマシンもあるのでちょっと身体を鍛えなおそうかと思う。夜間もやっているので勤め帰りに寄ることもできる。ジェットバスまであるので便利。こんなことでもないとジムなんて無縁の生活だったのに。しかしいつまで続くかは本人にもわからない。
昼休みに札幌駅の東急デパートをぶらつく。台所用品売り場で珍しく実演販売をしていた。商品は野菜のスライサー。興味ないのでスルーしようとしたところ売り子のおじさんの声を聞いて立ち止まる。TVの通販でよく観ていたマーフィー岡田氏その人だった(名前は後で調べた)。こんな辺境の地でまで営業に来られていることに驚く。沢山売らなければ足代も出ないと他人事ながら心配になる。寅さんのように商売が目的ではなく旅が目的なら気楽なのだけれど。
マーフィー岡田
北海道では雪が降っても傘はささないことを学ぶ。雪が横から降るので傘は意味をなさないらしい。そして雪はパウダースノーゆえ叩けば落とせるらしい。何より傘を差していると転倒時にとっさの対応ができない。そこで来るべき大雪にそなえて帽子を新調してみた。といっても今までのライフスタイルでは帽子と無縁の生活を送ってきた。せいぜい灼熱のエジプト・トルコ旅行や自転車でかぶる程度だった。今回帽子を選ぶにあたっては消去法で選んだ。防水加工が施されているもの。小ぶりで大げさでないもの。どのような服装でもある程度対応して違和感のないもの。そこから導き出されたのがハンチング。色は重くないベージュとし撥水のパラフィン加工。使い込んで馴染むコーマ糸を織り上げたものとした。本格的な吹雪ではこれでも不十分と思うので、そのときはフードでもかぶるとしよう。
この週末は連日小樽で遊んでいました
flicker
この週末は連日小樽で遊んでいました
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北海道の秘密をひとつ発見!この季節になると靴屋の店先には冬靴なるものが店頭を飾る。関西人&ハマッ子には違和感ある光景だ。革靴からスニーカータイプ、トレッキングに女性用ブーツ、子供用まで多彩なラインナップ。靴底はスタッドレスタイヤよろしく柔らかゴムでいかにも雪にくい付きますパターンが施されている。雪国の人は凍結路面の歩き方がちぎゃうと声高に言われてきたが、こっそりとこのような新兵器も導入していたのだ。これはまいったしくじった、あはあっはは おっほほほ~♪(童謡一休さんより)。どれどれと早速一足購入してみた。ハイカットのほうが雪が入りにくいらしい。
定山渓アタックのときから気になっていた小金湯を訪れる。明治時代に「黄金湯」の名称で湯治場として栄え定山渓鉄道の停留所もあった。残念ながら施設は建て替えられ近代的で綺麗な温泉施設になっていた。紅葉の季節が過ぎた定山渓の渓流を眺めながら露天風呂に小一時間浸かり支笏湖遠征の疲れを揉み解していく。思えばこの歳になって北海道の地でひとり、自転車と温泉三昧の生活など考えてもみなかった。なんだか長い旅を続けているような錯覚に陥る。
北大の緑豊かなキャンパスを散策し、学内の総合博物館ミュージアムショップをのぞく。そこで目にとまったのがニチカ(日本地科学社)のルーペ。日本製で真面目な造り。レンズ径15mm/10倍で787円(安い!)を買い求める。それから札幌駅近くのヨドバシカメラでアキュトロン(音叉時計)の革ベルトを新調。文字盤の緑色とのコントラストを狙い茶系のイタリア皮とした。
仕事から帰宅して部屋の窓を開け一休みしているとなんだかかすかに焦げるような匂いがしてきた。調べてみると開けた窓の外から匂ってくる。どうやら既に灯油暖房を使っているお宅が近所にあるらしい。室内気温はまだ摂氏21度もあるというのにだ。やはり北海道の人は寒がりにちぎゃいない。
台風の接近もあり雨の予報だった三連休の初日。起きてみれば日差しもあり晴れていた。急いで支度をしロードで走り出す。今日の目的地は石狩灯台。創成川通りを北上し道央新道に一瞬のり、オロロンラインに渡る。川の博物館先の分岐を左にとり直線道路を一気に灯台を目指す。灯台手前の石狩八幡神社では祭りの準備で賑わっていた。到着した石狩灯台駐車場には観光バスが2台停まっていてジジババが散策。岬を一周し町の民宿兼食堂で遅い昼食。復路では佐藤水産の鮭物産店で乾物の土産を買い求める。札幌市内に入るまでの石狩エリアは道も広く走りやすい。交通量もそれほど多くはない。しかしこの辺りも冬は景色が一変するのだろう。雪が降る前にあと何度石狩まで走ることができるのか。本日の走行距離 53.73km ロード積算 5262.1km。
50年前の灯台
50年前の灯台