Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

DCモーター扇風機

2012年06月24日 | 修理・工作・技術
インレット式に改造

妻が充電式の扇風機を買ってきた。「LEDライトにAM/FMラジオもついているのよ!」と聞き否な予感がする。そして商品を見て予感的中。それは中国製の怪しげな扇風機だった。製品の構造部材に金属部品は一切無くABSプラフレームを何本ものビスで固定したチープなもの。恐るべきは取り説と製品ステッカーにて設計使用期間は2年と明記されていること。2年を越えての使用は発火、怪我の恐れありと記載されているのだ。この2年の根拠は内蔵されている鉛蓄電池の劣化寿命を指してのことと思われる。幸いなことにこの鉛電池は市販品ゆえに交換すれば製品寿命は伸びるのだが。実際にこの扇風機を使ってみての不満はファンの高さ。足元に置く構造ゆえ風の位置が低すぎる。この扇風機は左右の自動首降り機能はついているが上下角の変更には対応していない。次なる不満はACコード。折角充電式なのでちょい使いでは邪魔なACコードは取り外して本体のみ移動しバッテリーで運用したい。しかしACコードは本体固定式ゆえ外せないのだ。そこで先ずはACコードの改造。秋葉の千石無線で200円のインレットとACコードを購入。本体を分解し標準のACラインを切断。背面にインレットをセットする穴を開けて3mmのビスにて固定。インレット内部端子部は熱収縮チューブで保護しておく。分解ついでに内部構造を検証。この扇風機は鉛バッテリーと充電監視基板がメイン構成部材となる。この基板でAC/DC電圧変換しバッテリーへの充電とフロート充電を行っている。主役のファンは単なるDCモーター、LEDライトもラジオ基板もオマケ程度にこの電源基板より電源供給されている。扇風機本体は密閉型鉛バッテリーの上下向きさえ注意すれば天地は関係ない模様。ファンの首降り方向の不満は本体を90度回転させ支えの脚を加工すればよさそう。余談となるがこの扇風機の隠しスペックとして鉛電池をもうひとつ内部増設できるようになっている。チープな扇風機ではあるけれど遊ぶには面白い素材だった。
コメント
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