つげ義春の暮らしていた多摩川住宅近辺の撮影にロードで出かける。このロケは映画「無能の人」の舞台でもある。先ずは青葉台から柿生に出て県道3号世田谷町田線を辿り多摩川を渡る。このコースは「どっこい大作」のラーメン屋珍竜軒探索以来3年ぶりの走行。県道3号は狭い対向2車線でボコボコの狭い歩道。部分的に拡幅工事も行われいるが混乱の極みとなる。非常に走りにくい道路。できれば走りたくないコースなのだ。多摩川を渡ってしまえばあとは堤防の散歩道で上流を目指す。先ほどの県道とは一転し気分もよい。つげ漫画に象徴的に描かれている給水塔が何本も確認できる。因みに此処から多摩川を少し下り東名高速道辺りの川原に出ればメイツ星人の円盤が埋まっているのだ。堤防を進めば程なく右手に公社の団地群が見えてくる。団地は想像を超え広大で約80棟ほどの建物がイロハニホヘトで区画されている。目指す作家の住まいは「ハ-2号棟」60年代後半に建てられたそれは狭い階段、低い天井の懐かしい団地そのもの。二階角部屋の小窓の3畳間こそが「ピント商会」だったのだ。本日の走行距離48.31km ロード積算7147.6km
多摩川撮影散策
無能の人 トレーラー