2000年頃のクラカメブームでは広角レンズは高かった
クラカメ趣味を始めた四半世紀前、ケムンパスのハーフサイズ一眼レフ、PEN FTやFは眼中になかった。特にFのボディー正面に印された花文字が好みでなく、ハーフサイズというフォーマットも敬遠する要因だった。そんな折、シャッターがジャムったFTを入手した。軽い気持ちでOHしてみると小型の筐体内部に巧みにレイアウトされた光軸の取り回し、回転式のチタン幕シャッターなど創意工夫の塊りに魅せられてしまう。修理したFTには38mmの標準レンズで使ってみるも広角が欲しくなるのが人情。青山のレチナハウスで25mm付きボディーを購入。更に20mmも買い足したり静岡の酒屋でボディーを追加購入したり。なんやかやで防湿庫内のFT、Fは増殖していった。デジカメ移行後も東通工や富士のミラーレスマウントでレンズの出動頻度は高い。画の好みでいうなら25mmの描写が気に入っている。発色も良くコントラストも高い。カリカリではなく線はどこか柔らか。フィルムが高騰してしまった現在、レンズはアダプターを介してデジタルで遊び、ボディーは空シャッターで遊ぶ。
先の記事で撮影したこの画像
等倍切り出し(中央部)
等倍切り出し(周辺部)
しっかり解像していて気持ちいい。これくらいのテンポで撮影するのが楽しい
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます