Saitolab 「なにもせんほうがええ」

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どさん娘ラーメンを求めて

2024年02月10日 | 修理・工作・技術
撮影した画像で遊んでみる


先月、清川村遠征途中に立ち寄った台湾料理店 福満園の台湾味噌ラーメンがどさん娘ラーメンにそっくりだった。そこで本家どさん娘ラーメンが食べたくなった。ネットで店舗情報を検索してみた。どさん娘を展開していたサトー商事は既に解散。フランチャイズ展開していた個人店舗が細々とその屋号を引き継いでいるのみ。それら店舗もどんどんと店をたたんでいる状況。尚、「どさん子」(北国商事)と「どさん娘」で商標侵害の裁判があり「どさん娘」が敗訴。以降「どさん娘(こ)」を「どさんむすめ」と読み替えるようになる。いずれにせよ急がねばどさん娘は絶滅寸前の様相。関東近辺も数店が残っているのみ。自転車の行動範囲で調べてみると平塚に1軒残っていた。ネット検索では近県に数軒ヒットするもその半数以上は既に閉店され店舗さえ取り壊されていた。三連休の初日、早速クロスバイクで出撃。ルートは環状4号で瀬谷へ出て中原街道をひたすら辿り西南方向に最短を走る。厚木基地をかすめ用田を抜けて寒川へ。今年の走り初めで寒川神社を参拝していたが人が多すぎて落ち着いてお参りできなかった。こちらに来たので改めて参拝した。境内は比較的空いていたがご祈祷を待つ行列は長く続いていて驚く。


寒川神社 落ち着いて参拝できた


寒川から神川橋で相模川を渡りR129を南下。2.5kmほど走って二股を右にとりJR平塚駅前に出る。駅前は七夕まつりで何度か来ているので土地勘もある。駅前の商業ビル、ユーユーの駐輪場に自転車を停めていざどさん娘へ。狭い店内はラーメン屋というより焼肉店。カウンターやテーブルに焼肉コンロが常設されていて客は昼間からホッピーやビールでホルモンやカルビを各々焼いてヘベレケ。酒飲みおやじの巣窟だった。それに臆せず味噌ラーメンの大盛りとライスを注文。カウンターは店主のオヤジさん一人で調理。ベトナム系の中学生くらいの兄妹が注文と会計を手伝っていた。出てきたラーメンはモヤシ多めの味噌ラーメン。麺はやや細麺のストレート。味噌は往時の濃さはなくやや薄い。これなら福満園のラーメンのほうが再現性は高いかも。それでもラーメン鉢にどさん娘ラーメンの文字と意匠のアイコンが嬉しい。府中にもどさん娘ラーメン店があるのでいつか訪れようと思う。


片道30kmを走ってようやくたどり着く



色褪せた登録商標、本物だ



どさん娘 味噌ラーメン(50年振り)



ラーメン鉢は当時のまま



どさん娘店舗はアイヌ娘のステッカー、角丸の窓枠が共通

画像は閉店した石神井店



このステッカー欲しいわぁ


七夕まつり以外で平塚に来たついでにもう一軒立ち寄りたい店があった。駅前から県道61号(平塚伊勢原線)を北上。4kmほど走り新幹線の高架を潜り更に1kmほど行くと右手に田んぼ風景に場違いな店が出現する。ここがPEPPERS DRIVE-INというカレー専門店。店の外装、店内はアメリカンな雰囲気で埋め尽くされている。ラーメンで腹いっぱいなので店の外観だけ撮影させてもらう。時間は昼を過ぎていて順番待ちの客が5-6人並んでいた。開店当時は華やかだったであろう看板や外装は既に色褪せていた。クリームソーダの巨大なアイコン看板は外装が剥落しグラスの底が剥がれ落ちている。1957年型キャディラック デビルも塗装のクリア層が劣化しハゲハゲ。店頭のディスプレイ全てが退色しやや廃墟じみていて残念。


クリームがグラスから溢れているのかと思ったら>



緑色の外装樹脂が剥落していた


この店舗は映画「エイプリルフールズ」(嘘2)のロケ地にもなった。この映画には「セクシー田中さん」で話題の女優、木南晴夏さんがアルバイトのウエイトレス役で出演されている。因みにこの女優さんは「20世紀少年」では小泉響子も演じておられた。お店の外観を少し撮影して早々に引き上げる。相模川を渡り来た道を引き返す。本日の走行距離 65.96km クロスバイク積算 11,775km 自転車積算 32,107km


1957年型 キャディラック デビル



ちょっと残念


本日の走行ルート




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