梅雨明け。
パソコンの置き場を変える。
このところ、引きこもっている。
目の前の仕事というより、やむをえない「業務」に追われる日もあるし、今後のためにいろいろなことを決定しないといけないので、どうしても先に調べなければならないことがあったりする。
新型コロナウイルスのせいではないが、東京都医師会の尾崎治夫会長が言うように、「コロナに夏休みはない」。気は抜けないのだ。あまり出かけないからリスクは少ないのだが⋯⋯。
感染者数がどれだけ増えても重症者は少ないから大丈夫、という言い方は、私はしたくない。少なくとも減ってはいないのだ。
梅雨明けにはご高齢の方が亡くなることが、多い。しばしば真夏にお葬式がある。私の記憶の中では、そうだ。
高齢ということでもないしコロナ関連でもないが、山本寛斎さんが亡くなられた。昔、燐光群を観に来てくださったことを思い出す。寛斎さんはその後、蜷川幸雄監督の映画『青の炎』に出演していて、驚いた。「困った人」の役だが、いわゆる「俳優」とは違う何かは、あった。おそらく彼は、「演じる」ということへの関心が高かったのだろうと思う。
ネットが良くないな、と思うのは、極めて不愉快にさせる記事が不意に出てくることだ。見なければいいのだが。そうもいかない。現実だからだ。
昨夜から午前にかけて、海外も含めたZoom会議三本延べ6時間超。
さすがに消耗する。
Zoomのバック画像にこの写真を挙げたが、私の顔が消えてしまうので、画面は素朴にOFFらせてもらうこと多し。
写真は、二十年前の、ラマレラ。インドネシア・レンバダ島。
伝統捕鯨・銛打ちのクジラ漁に漕ぎ手・アカ出しの乗員として参加して、15メートルのマッコウクジラが捕れた日。
四半世紀にわたって毎年二度ラマレラに調査に通っている知己のお二人が、今年は行かれないでいる。
海外との行き来は、本当に難しくなってくるはずだ。
コロナが世界の様相を変えてしまいつつあるのは、表面に見えるところだけではない。