文学座『地獄のオルフェウス』関連で、テネシー・ウィリアムズのことに触れ、今年に行ったニューオリンズの写真を挙げたけど、前の写真がフレンチクォーターの端っこだったので、もっと「ニューオリンズらしさ」のある写真を、挙げてみよう。
フレンチクォーターという地区は、昔ながらのニューオリンズの中心的な繁華街だが、有名なバーボンストリートなどの特徴は、二階のベランダに人々が賑わう光景だ。この写真は昼間で無人だけど、夜は上から人々がストリートを見下ろしている。
アメリカは、一般に、外で飲酒することは禁じられている感じで、それが映画などにボトルを紙袋に入れて隠して呑んでいる人物などが出てくる由来なのだが、フレンチクォーター界隈は、歩きながら飲酒しても咎められない、ということになっているらしい。それも「ニューオリンズらしさ」である。