核兵器禁止条約を批准しないままの日本が、核兵器廃絶について、何を言っても説得力はない。
「核保有国の理解が得られない」からといって[核兵器禁止条約が無意味である」という立場は、「核保有国の論理に乗る」ことでしかない。
この国は、「核兵器」を「軍事的な脅威」として利用することに与したのである。
G7が広島で開催されたことは、戦争で核兵器の被害を受けた広島を、一番そのことに憤らなければならないはずの当事国が、その被害そのものを「政治利用」したことに、他ならない。
[核廃絶に向けた取り組み」が「核の脅威を利用しないとできない」と決めてしまったところで、全ての逆行は始まっているのだ。
広島を「戦争ビジネス」交渉の場にしてしまったことは、過去の人たちに対して、本当に、申し訳がたちません。