こんにゃく座さんから、『神々の国の首都』の公演御礼ハガキが届く。
舞台写真が配されている。既に懐かしい。
インターネットの時代に、こうしてハガキでお礼状をだすところが、こんにゃく座さんである。
丁寧さと心根が、ありがたい。
自分が劇団をやっているせいか、一つの公演が終わっても座組が「お別れ」するという気持ちにはなりにくい。
客演の方々も、「またいつか別な公演で会える」と思ってしまうので、あまりお別れの感じにならない。
こんにゃく座さんは三度ご一緒して、しかしそれが数年ぶりごとなので、なんだか、またしばらく皆に会えないのが、寂しい気がする。
接触を禁じられていたコロナ期は、会える会えないについては、そんなことを強く思わないできたが、現状では、あらためて、人と一緒にいることが私たちの創作の基本なのだと、あらためて思う。
もちろん、コロナもインフルエンザも麻疹も、まだまだ油断ならないのであるが。
「テアトロ」誌の連載で、いま発売の5月号から、こんにゃく座のことを何回か連絡で書かせていただくことになっている。
ご興味ある方は、手に取ってみてください。