寂しきは余白無きまで埋められた日記に残る亡き母の文字
故郷での一人暮らしが長かった母は
皆が帰った時はいつも
明るく茶目っ気たっぷり
笑いを振りまいていたけれど
一人の日々は
ほんとうは寂しかっただろう
心細かっただろう
不便なことが多かっただろう
母のお気に入りの日記帳には
余白が無いほど
日々の出来事が記されていた
日記帳は
母にとって初孫のS君がプレゼントしたもので
とても大切に使っていた
この日記帳を何年も繰り返し使い
別の日記帳は
未使用のまま残されていた
母が亡くなった時
この余白無きほど書き込まれた日記帳は
S君が持っているのが一番ふさわしいと
姉妹で話がまとまった
***
夏のふるさと
娘の焼き物工房では
窯焚きの準備中
ガス窯に作品を詰めている途中
左奥に電気窯
無事に焼きあがりますように・・・
暑い日中は
こんなところに・・・
黒アゲハは
1匹になったり2匹になったり
ユリの花から離れない
長い梅雨の後に
ヤブラン
こぼれ種からのホウセンカ
どれも手がかからなくていい
3泊4日
生垣の剪定を親子3人でがんばった