ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を西に出ます。
今朝は、諏訪神社前から、浅間山や榛名山、妙義山も見えます
いいお天気だね
久しぶりに、神社の向こうの丘、山上の薬師の道を歩きます。
あれ、ブロッコリー畑になってる
薬師様、うなわれちゃてないかな
薬師様、ご無事でした
好かったね
ブロッコリー畑を過ぎると、うっそうとした空間があります。
道ばたに、きれいな紫の実があります
ヤマブドウかな?
榛名山の南麓、高崎市榛名町下室田の長年寺には、木部姫の伝説があるといいます。
群馬伝説集成『安中碓氷群馬Ⅰの伝説』(市川光一 あかぎ出版 2005)
第23話 木部姫と長年寺
むかし、雨のしとしとと降る寂しい寂しい晩のことでした。寺の住職が本堂でお経をあげておつとめをしているところへ美しい女性がたずねてきました。そして、血脈を授かりたいと泣きながらお願いするのでした。しかし、住職は見知らぬ女性なのでこれを受け入れませんでした。住職はこの女性はただものではない魔性を持っていると見ていました。するとやはり、ロウソクの光を浴びてふすまに映る女の姿は、恐ろしい蛇の姿でした。そこで女はついに自分の素性を明かしました。
わたしは、緑野郡八幡村木部の城主夫人木部姫という者です。夫が落城と共に戦死したので、榛名湖に逃れて入水し、本性の大蛇となったのです。幸いに血脈を授かることができるならば、そのお礼として、永くこの寺が水の不自由のないようにいたしますと言いました。
住職は女の願いを断りかねて、血脈譜を授けました。すると蛇体の女は悦び、暑くお礼をいって消え去ってしまいました。
あとになってからのことですが、清泉に恵まれなかった長年寺の境内から清水が湧きだし絶えることがありませんでした。人々はこれを木部の井戸といいはじめました。また不思議にもこの井戸は底無しで、榛名湖に続いているそうです。木部姫の蛇体はここから、榛名湖へ帰ったのだということになります。
これは是非行ってみなければなりません
先月の末、ちょっと出かけてみました。
矢印に従って、本堂下の駐車場に駐車です。
山門から入り直しです
山門をくぐります。
何となく、江戸時代の雰囲気です
立派な本堂が見えます。
本堂への階段の下に、太鼓橋がかかる池があります。
弁天様がおいでです。
合掌
右奥に何やら覆い屋のようなものが見えます
行ってみましょう
伝説の井戸ですって
「木部姫の井戸」ともあります。
ここがあの木部姫が榛名湖に帰った井戸ですか
残念ながら今は塞がっています。
でも迷うことなく来れました
合掌
側においでのこの方はどなたでしょう?
大日如来かなとも思いますけど、手の上下が違います。
何となく寂しそう。
何か深いいわれでもあるのかな?
お隣は、蓮の花を持ってます。
聖観音ですね。
本堂で参拝です
合掌
ご本尊の隣の方々にも合掌
さて、境内の散策です。
クラシックな鐘楼堂が見えます。
手前の塔には6名様がおいでです。
六地蔵というわけではなさそうです。
いろいろな方がおいでのようです。
向こうにも、たくさんの仏様がおいでのようです。
行ってみましょう
(つづく)