寒い寒い朝でした
ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を北にでます。
霜が降りています。
この冬初めての霜です。
2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります
運命の出会い
ボクがおかあたんと初めて会ったのは、ペットショップの箱の中にいる時でした。
ショップのお姉さんに、「男の子はどっちですか?」と訊いていた。
ボクは、後にこの家族がモトサマンサと呼ぶ妹と、一緒にいたのです。
箱から出され、おかあたんに抱っこされたけど、怖くて震えてしまいました
ボクは気に入ってもらえたらしく、買われることになり、かわいい段ボールの箱に入れられ、黄色いミラージュで運ばれました。
怖さのあまり箱を食いちぎって顔を出したボクを、おかあたんは30分くらい抱いてなだめてくれました
おかあたんは家に帰らなければならないので、膝の上に僕を乗せなだめながら片手運転をして、やっと辿り着きました。
そして新しい家には、大きなグレーの猫というものがいたのです
おかあたんが室内用のサークルを組み立てている間の怖かったこと
今では良い家族だけど。神経の細いボクは、到着後1時間くらい泣き続けていた。
ちょうど沖縄のジュンちゃんから電話があり、ボクの泣き声は沖縄まで実況中継されてしまった。
夕方おかあたんがちょっと外出した隙に、おとうたんが帰ってきて、ニコニコしながらサークルから出してくれた
家の中を探検していると、ジュウタンが気持ちいいところがあって、心地よい刺激になり、ウ○チをしてしまった
おとうたんは、怒らないでかたづけてくれた
少し落ち着いたけど、この晩は夜泣きをしてしまった。
そのうちだんだん慣れて、ムーちゃんの御飯を食べてみた。
そのおいしかったこと、ボクの御飯よりずっとおいしかった
おかあたんがペットショップのお姉さんにそのことを話すと、「猫のエサは塩分が多いですから、犬には良くありません。」と言われたしまった。
ボク用としてはもらえなくなってしまった
でも、隙をみては食べてしまっていた。
ムーちゃんの爪は怖かったけど、サークルの中は安心、ボクのお城だった
(元記録は2002.4.13)
2000年の秋の出来事です。
この出会いから黒柴ライフが始まり、お散歩をしていると、失われた歴史が語りかけてくるようになったのです。
まさに運命の出会いでした。