黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

太郎の一族(葛塚の要害の地を闊歩する自由な飼い犬たち)

2022-12-28 20:58:58 | 黒柴三四郎の独り言

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内の西の方を歩いてきました。

寒かったけれど、一緒に歩けました

タバサねーちゃんは、昨日動物病院に行って、緑内障の左目の状態を見てもらいました。

良くなっているようです

目薬の滴眼を続けましょうとのことでした。

冷蔵庫で保管するように言われた不思議な目薬です。

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

太郎の一族(葛塚の要害の地を闊歩する自由な飼い犬たち)

 

2003.9.25 太郎とその一族

冷たい雨の朝、ボクの目には、太郎とその一族が天下の公道を我が物顔に歩いているのが見えた

まもなく視界から消えたけど、Iさんちのおばあちゃんの言ったことは本当だった

「早起きしたある日、家の脇の道を、太郎君が先頭に10匹くらいが続いて下(南)に降りていった。」と。

大勢連れて先頭行くのって、キモチいいだろうな。

でも、人間や他の犬達はどう思うだろう。

ちょっと恐怖じゃあないのかな

「三四郎が赤ちゃんの頃(この家に来てまもなくの頃)、前の畑に4匹の犬がいたことあってね、その犬たちが太郎一族と似ているの。三四郎がいることが分かってから、前の畑には、来なくなったみたいだけどね。」とおかあたんは、言った。

 

 

2003.9.25 かなわぬ恋の顛末

朝、おかあたんがちょっと用事を済ませて帰ると、ちょうど太郎とその一族・5名が門を入るところだった

門の所で匂いを嗅いで、ボクのウチだと確認していた。

おかあたんが、クラクションを鳴らすと、二手に分かれて逃げた。

太郎ともう1匹は、隣の家の影から顔をのぞかせ、裏の道に出た3匹もなかなか帰らない

その中に、ちっちゃい茶もいた。

ボクに用があって来たらしい。

そのうち、一瞬の隙をついて、ブチちっちゃい茶に飛び乗った

ちっちゃい茶は女の子で、ボクに愛の告白に来たらしい。

その他は、付き添いというか野次馬というか。

そういえば何日か前も付けられた。

振り返ると隠れていたけれど。

でも、折角来たけれど、ボクはいなかったし、おかあたんには「帰りなさい」と言われるしで、ちょっとした隙ができた。

折あらばと狙っていたブチに、乗られてしまったのだ

太郎は2人の上からチャチを入れて、しつこく邪魔をした

けっこう大騒ぎになり、Iさんちのおじいちゃんも裏のウチのおじさんも出てきた

 

そんな場面に、ボクとサマンサとおとうたんは、帰ってきた。

心配してお迎えに出たおかあたんも一緒に、彼らを傍目にお家に入った。

 

 

2003.9.29

太郎一族の南下に遭遇

朝、ボクはおとうたんとサマンサと一緒に、西畑の方にお散歩に行った。

ちょうど太郎一族が南下中だった。

ボクはサマンサに、「お前は黙ってろ ボクが戦う」と言った。

サマンサは「アタチも戦う

「うるさい黙れ」「そっちこそ黙れ」とやり合っているうちに、彼らは脇の畑に散らばって身を潜めて、ボクらの通過を見ていた。

ちっちゃいシロだけが、かわいく吠えていた。

まだ状況判断が出来なかったみたいだ。

おとうたんは、「5匹と遭遇しちゃったんで、どうしようと思ったけど、引き返すのもシャクだから、行っちゃえと直進したんだ。」

 

それって、近親○○じゃあないの

昼下がり、ボクはミニドッグランの草の上にうたた寝をしていた。

ハッと気がつくと、約10m先の向こうの道に、太郎の一族がいた

ボクは「帰れ」と叫び、おかあたんを呼んでるうちに、シロに太郎が飛び乗った

天下の公道で、まただ

その他は見ている。

今度は邪魔をしている奴はいない。

ボクもおかあたんも、Iさんちの子供達も、見ていた。

そのうち、中学生の集団が何かを言いながら通過した。

太郎とシロは、祖父と孫だと思う

おとといのちっちゃい茶ブチも、父と娘か、兄妹か

これっていいの

 

ボクとサマンサは、血縁関係ゼロだよ。

おかあたんは、サマンサをペットショップから連れ帰るとき、「他人ですか?」と3回聞いたけど、「女の子ですか?」と一度も聞かなかった。

サマンサのあまりの元気に、連れ帰ってから不安になったおかあたんは、「三四郎見せて」「ムーちゃん、見せて」と、ボクらのお腹をひっくり返して見比べた

 

(つづく)

 

 

残念ながら、太郎一族の写真はありません。

本日の写真は、サマンサママと子供達です。

かわいいかった

 

 

太郎の一族は、野良犬ではありません。

ちゃんと飼い主もいました。

でも、繋いでなくて、自由に行動していました。

他にも自由な子たちがいました。

今では信じられない光景です。

 

太郎の家の入口には、今でも古墳の天井石と思われるような大きな石があります。

付近には、古墳の名残がいっぱいです。

また、このあたりは、中世葛塚村です。

葛塚の要害の地と言われ、幾多の戦乱に巻き込まれました。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする