黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

サマンサの出産

2022-12-15 21:27:46 | 黒柴三四郎の独り言

ひめちゃんは、昨日も今朝も1人散歩でした。

タバサねーちゃんが、熱を出してしまったのです。

本当に久しぶりに、東の牧場にまで行ってきました。

牧場にいたヤギさん家族は絶滅してしまったようです。

サマンサ坂(サマンサおばちゃんの魂が天に昇って行った所)を通って帰りました。

やっぱり、1人散歩は寂しいね。

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

サマンサの出産

 

2001年の春になると、サマンサも外犬になった。

ボクとサマンサは、毎日一緒にお散歩したり遊んだりした。

 

そして、2002年の7月、ボクとサマンサの子供達が生まれた。

 

おかあたんは、笠懸のおばちゃんと沖縄旅行に出かけていた。

おかあたんが沖縄から帰った後に、サマンサは出産予定だった。

でも、サマンサはおかあたんが沖縄から帰るのを待たずに、帰る予定の日に出産した

 

7月26日夕方、サマンサは第1子を出産した。

彼女は何が起こったかわからずに、呆然としていた。

臍の緒をかみ切って顔を舐めてと、おとうたんが指導して、なんとか胎盤も食べたけど、2匹目の時は羊膜もおとうたんが破り、臍の緒を切った。

 

犬のお産は軽いと世間ではいうけれど、全ての場合に当てはまるわけではない。

お産は、基本的に死と隣り合わせの命がけのことなのだ。

 

ボクとムーちゃんは、おとなしく注視していた。

 

この日は猛暑で、体力を消耗しきったサマンサは、2頭目を産み落とすと熟睡してしまった

その後中々陣痛が来ないで、先に生まれた子供達がおっぱいを飲み始めたので、なおさら心地よさも加わって寝てしまったのだろう。

その間に、3番目と4番目の子が、横たわったサマンサから生まれた

 

おとうたんは、当分次が生まれないと判断して、ボクとお散歩に出てしまっていた

 

帰ってきた時、羊膜が破れず呼吸できないので、後から生まれた2匹は死にかけていた

おとうたんの必死の蘇生措置で、4番目の子は生き返った

3番目の子は、とうとう息を吹きかえさなかった

悲しい事だけど、この子は半夏生の根本に次の日の朝埋められた

 

今日で3日めだけど、子犬たちは目も見えないのにサマンサの声と匂いを頼りに、サークルの中を動き回っている

元気で丸々と肥えた子供達だ

 

(2002、7、28)

 

 

コメント
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