黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

日本人最後の台南市長と梶原景時の娘(石井山珊瑚寺)

2020-01-14 20:11:48 | 群馬県・旧勢多郡

最近ひめちゃんは、朝は獅子丸と、夕方は小次郎パパとお散歩しています。

昨日の夕方、堀之内を西に出て、諏訪神社の向こうの高台に行ってきました。

 

帰り道、おじさんとおばさんの二人づれが、甲斐犬ミックスのような犬がやって来ます。

どうも凶暴犬のようです

必死で押さえようとしています。

「こんにちは。」

挨拶も返ってきません

ひめちゃんとパパは、静かにやり過ごしました

少しすると、また、おばさんと甲斐犬ミックスのような犬がやって来ます

「こんにちは。」

「黒柴かい?いいねえ

「ありがとうございます。パパと娘です

「そうかい、うちでうまれたんだね。いいねえ

「バイバイ、またね

ひめちゃんとパパと甲斐犬ミックスくんは、静かにすれ違いました

人生いろいろ、飼い主もいろいろ、犬もいろいろです

 

 

「珊瑚寺」つづきです

地蔵堂への参道を進みます。

 

あれ、誰でしょう?

富士見(旧勢多郡富士見村)出身の、「日本人最後の台南市長・羽鳥又男」って、誰だ?

台南市長時代の功績によって、今でも台湾の人々から愛されている人だそうです

そして、この胸像は台湾の実業家から送られたものだそうです

そうだったのですか

 

そばの鼎(かなえ?)も台湾産かな。

参道を振り返ります。

龍のデザインです

富士見に、今でも台湾で敬愛される人がいたのですね

 

さて、いよいよ地蔵堂です。

品良くまとまってます

説明板があります。

ええ、梶原景時の娘

どうして、彼女は上野の奥地にまでやって来たのでしょう?

鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝が亡くなったのは、正治元年(1199)正月です。

その1年後、梶原景時も失脚、一族もろとも討ち死にします。

北条氏の有力御家人排除のはじめの事件といいます。

上野の守護は、梶原景時糾弾した御家人の一人、安達氏です。

彼女を庇護するはずはないのですけど。


でも、明るくきれいなお堂です

あれ、狛犬もいます

小窓から、ちょっと失礼します。

縁日には、あの扉が開かれてお姿が拝めるのでしょう。

境内案内板には子育地蔵尊とあります。

梶原景時の娘がここにやって来て地蔵堂を創建し、それがやがて子育地蔵になるまで、どんな物語があったのでしょう?


地蔵堂向かって左に穴薬師があります。

ここにも、生花が上がってます

いままでずーと生花が上がってました

冬の花の少ない時期に、これだけ生花をあげるのは容易なことではないでしょう。

珊瑚寺の七不思議の一つですね。

弘法大師の作ですか

他所に移されても、その夜のウチに必ずこの穴に戻ってしまうんですか

 

地蔵堂を向かって左から一回りします。

側面のぬかりなく、きれいに彩色されています。

 

一回りして、池が目に入りました。

如意輪観音が、3名様です。

珊瑚寺の七不思議、鏡池と赤面観音です。

池の中の観音様が、赤面観音ですね。

池の中に入って、お顔に水をかけるのかな?

 

池の上の方に、板碑が見えます

板碑は群馬には少ないといいますけど、立派な板碑です

 

 

(つづく)

 

 

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