黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

前小屋菅原神社(前小屋天神の記憶を尋ねて 2 )

2020-09-09 21:42:10 | 群馬県・東毛

今朝、お散歩に出てまもなく、獅子丸が大騒ぎです。

「見かけないやつがいる

ひめちゃんは反応していません。

「獅子くん、田んぼの案山子が移動してきただけだよ

納得したのか、すぐ気にしなくなりました。

ここの田んぼは、もう稲刈りが始まりました

田植えも、地域で一番早かったけれど、稲刈りも一番乗りです。

あのブロック塀の所に、以前は古墳の天井石のように大きな石がありました。

 

 

 

新上武大橋を渡って、群馬県側に戻ります。

北側から回り込んだ方がわかりやすいかなと、以前亀あんパンを売っていたコンビニ跡を右折します。

新田義貞が亀に導かれて利根川を渡ったという故事にちなんだ、ご当地商品でした

残念ながら、コンビニはいつの間にかなくなってしまいました

 

早川です。

最終章間近の早川です。

しばらく行くと、「史跡巡り菅原神社→」がありました。

 

畠中の細い道を心細く通って、到着です

村社菅原神社です。

『尾島町誌』によると、渡辺崋山が参加した書画会が行われたのは、ここだとあります。

でも、華山はアシの葉のような小舟で利根川を渡っています。

華山が訪れた前小屋天神は、利根川南の南前小屋にあったように思われます。

なにはともあれ、参拝です

 

話には聞いていましたけど、本当に丸い社額です。

石灯籠は、なんとも深い味わいの作品です。

 

狛犬は、比較的新しそうです。

おや、屋根の上に何かいます。

なんだろう?

 

拝殿の額も「天神宮」です。

心を込めて、2礼2拍1礼で参拝です。

本殿はしっかり覆われて、中はうかがい知れません

 

拝殿前の目立たない所に、絵馬の説明板がありました。

菅原神社の祭神は、菅原道真公で、京都の北の天満宮を勧請したものである。指定の絵馬は四十一面ある。~(中略)~画家については、不明なものが多いが、岩松満次郎道純(太田市下田島)、金井烏洲(境町島村)・・・・・・

岩松道純(いわまつみちずみ)さんは、猫絵の殿様として有名ですね

写真では不鮮明ですけど、地元の画家の名前が続きます

一応、画家さんも尾島にはいたのですね

我々が思う以上に、文化の花咲く町だったのでしょう

 

なんとなく前小屋天神の書画会の熱気を感じました

 

さて、帰りましょう。

あれ、「世良田 毛呂道場」の文字が眼に飛び込んで来ました

数年前、世良田の船田善昌(ふなだぜんしょう)館跡を尋ねたら、そこが毛呂さんちでした

船田善昌館跡は、なんと『上野国志』著者・毛呂権蔵宅だったのです

『上野国志』もそのうちに精読しなくては

「毛呂さん、お元気ですか?」

 

 

 

 

 

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