黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

親鸞聖人ゆかりの寺・稲田禅房西念寺

2019-10-12 14:30:10 | 親鸞ゆかりの旅

今朝のお散歩は、台風接近で、つらい雨の中でした。

だれにも逢いません。

もの哀しい牛の鳴き声が聞こえます

東の牧場の牛たちです。

ひめちゃんたちは、最近はあまり行ってませんけど、牛さんの大きな小屋の奥にヤギさんがいました。

彼は、どうしてるかな?

 

 

新着記事です。

 

10月5日、茨城方面へのバス旅行に行く機会に恵まれました。

かなりの強行軍でハードスケジュールでしたけど、世界が広がる旅でした

浄土真宗の開祖・親鸞聖人ゆかりの旅でした。

親鸞聖人の名前は知っていましたけど、まさか関東に、常陸国に長くいたなんて知りませんでした

同級生に「親鸞」で卒業論文を書いたつわものがいました。

今頃どうしているかな?

 

バスはひたすら東に走りました。

高速を降りて田園風景の中を行きます。

田園風景の中に駐車です

 

右手が親鸞聖人ゆかりの寺・稲田禅房西念寺(いなだぜんぼうさいねんじ)です。

なんともクラシックな味わいのある山門です

「親鸞聖人教行信證御製作地 浄土真宗別格本山」とあります

 

山門をくぐると、左に太鼓堂があります。

参拝者に時を知らせたとか。

萩の花は、わずかに開き始めた所です

 

本堂に向かいます。

左手に大きな銀杏があります。

説明板もあります。

「親鸞聖人が実を銀杏の葉に包んで蒔いたところ、実が葉に付いた」とあります

 

本堂で、和尚さんのありがたいお話を聞きました。

残念ながら、よく覚えていません

でも、別格本山さすがという広い本堂の記憶は、はっきりあります


目立たない奥の方に売店がありました。

書籍や、稲田米を売っていました。

「御朱印有りますか?」

「ありますけど、ハンコです。」

「お願いします

 

急ぎ足で、みなさんの後を追います。

ピンクの芙蓉が目立ちます。

この右手の階段を登ると、太子堂や聖人の御廟があるようです。

また機会があったら、其の時は是非参拝しましょう。

 

右の灯籠脇に何やら説明板があります。

「ぬくめ鳥の記」とあります。

本来は1枚ですけど、見やすく2枚です。

天明の飢饉の時に、移住してきた人々の話です。

飢饉からの復興のために、この寺の和尚さんが加賀で説法して、移住者を連れてきたのです。

ぬくめ鳥とは、冬タカが足を温めるために小鳥を捕らえ、翌朝その鳥を放し、その日は鳥の飛んでいった方向には行かないことだそうです。

恩に報いるということです。

お寺は長年の恩顧に報いるべく行動し、責任を取ったのです。

 

現在は、お葬式や法事だけのお寺が多いのに、命を懸けて村の復興に尽力した大切な記憶です

 

 

 

 

 

 

 

 

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