獅子丸は穏やかな性格で、とても喧嘩をするような子にはみえません。
庚申塚古墳の前の道で、向こうから赤柴くんがやって来ます。
ひめちゃんが大好きなケンくんです。
「あ、ひめちゃんだ」
ケンくんはひめちゃんにご挨拶しようとしました。
「僕の妹に手を出すな、僕の方が強いんだぞ」
ケンくんのおかあさんも、ちょっとこわばった顔をしました。
以前脱走した獅子丸は、ケンくんを襲ったことがあるそうです
後ろから、小次郎パパ&タバサねーちゃん&ののこねーちゃんが、やってきました。
社交家のタバサねーちゃんが、ひめちゃんの代わりに、ケンくんとご挨拶です。
お互いまんざらでもない様子です
「桐生川紀行総集編」続きです。
桐生川沿いにさらに下って、普門寺(ふもんじ)に出ます。
先日の山門です。
花は遅かった
桜には少し遅かったようです。
以下は昨年11月の訪問の記事です。
菱の普門寺は、由良成繁が桐生に来たときに、新田から持ってきたといわれてます。
そんな馬鹿な
新田の世良田には、れっきとした普門寺があります。
それも、菱は曹洞宗ですけど、世良田は天台宗です。
ひめちゃんのおかあさんの実家も檀家です。
『上野国誌』を書いた毛呂権蔵の墓もあります。
けっしてお寺自体を、世良田から桐生(菱)に持ってきたわけではないのです。
名前を持ってきたというべきです。
旧世良田村の住人としては、新田世良田から持ってきたという表現に抵抗を感じます。
そんなわけで今まで訪問していなかったのですが、この際寄ってみましょう。
山門下の石段はクラシックです
石段の登り口に、菱カルタがあります。
あじさいの山寺 普門寺だるま市
1月15日にだるま市でにぎわうようです。
境内から土器石器が出土したとあります。
菱ハイキングコースの案内板もあります。
この間道を間違えたら、ここに降りていたんだ
山門には力強い仁王様がいます。
ネットで覆われていなくて直接お目にかかれます
山門脇には、首のない方々がいました
よく見かける光景とは言いながら、心が痛みます
本堂でお参りの後、庫裏で御朱印をお願いします。
それでは、由良成繁が奉納したという十一面観音にお参りです。
十八羅漢さんを横目に、階段をのぼります。
十一面観音堂です。
小さな小さな小窓から十一面観音のお姿を拝めました
やはり新田氏の紋・大中黒(おおなかぐろ)があります
でもここは菱の普門寺、新田の普門寺とは関わりはないようです。