昨年3月の予算特別委員会は、3人に一人の議員代表者が、予算審議にあたっていましたが、今年は、それぞれの分科会による予算審議と会派持ち時間制による予算審議を行いました。
延べ4日間による審議で、ある意味では三田市が出された事業予算について議員それぞれの分野で議論を深めることができたのではないかと感じています。
もちろん、現状の方法がベストだとは感じていません。
予算書や委員会別事業リストだけでは、到底事業の内容や職員の事業に対する想いが伝わってきませんし、コストパフォーマンスだけでは行政サービスを論ずるこができないことも事実ですので、これらの内容が記載された事務事業評価書が必要ではないかと思います。
少なくとも、事業を執行する職員の方と意思疎通を図ろうと思えば、同じ土俵で議論ができるような市民にも分かり易い事業の評価書が必要です。
今回、予算総括質疑でも議論させていただきましたが、事業執行に当たっては、他市で前例がある場合の事業について議論を深めずに事業の導入に踏み切ったのではないか?と思われるものがありました。
事業化するにあたっては、所管課で担当課長や担当者を含めて様々な角度で議論し三田市で導入する場合、他市の事業にプラスして付加できるサービスやコスト面など多方面から議論してほしいと思います。
さらに、総括で議論させて頂いたのは、自治会に加入する方が減ってきているという実情から、三田市は、22年度事業でフォーラムの開催や自治会加入促進のチラシ配付などを行うという事業、三田市の災害時の情報収集システム及び情報発信システムの調査研究費、災害時要援護者支援制度費に関するものでした。
いずれの事業メニューも予算の多少はありますが、大変大切な事業であることは言うまでもありません。しかし、この事業が3課それそれが所管していることから、それぞれの事業の融合が見られないということです。
自治会への加入者が減ってきている事実と災害時に助けてほしい人よりも助ける人が圧倒的に少ない現実、また、佐用町の水害でも指摘されたように緊急時の情報収集や発信に対して自治体の体制や対応のあり方が問われています。
しかしながら、これらの課題は、それぞれの課だけで解決するものではありませんので、3課の課題を持ち寄ってどれか一つでも解決する方策が無いものか智恵を絞る必要があると感じます。
この3つの事業は、地域コミュニティのあり方が原点にある事業でもありますので、部課を飛び越えた事業展開が必要です。
さて、昨年10月19日から始めた第3号機目となる段ボールコンポストのその後のお話をさせていただきます。(2号機は、段ボールの底が1ヶ月で破損)
昨日18日にマイダンボとして生ごみを投入してから丸5ヶ月経ちました。
内容物に白カビのようなものが発生し、終了のサインがかなり前から出ていました。
今回は、破れにくい段ボールを求めて尼崎市内の梱包企業まで赴き、「強化段ボール」でコンポストの容器を製作していただきました。
5ヶ月も経ちましたが、段ボールの側面や蓋は、本当にしっかりしています。また、3ヶ月も経つと段ボールの底が破れるのは当たり前でしたが、今回は水気を含んで膨張しており、やわらかくなってきてはいますが、まだ使用可能ではないかと判断しています。
よって第4回目のコンポスト容器は、マイダンボを再利用し、容器の底に段ボールを敷き詰めて使ってみたいと思います。
三田市では、4月から段ボールコンポストのモニターを100名公募する試みを行います。そこで、段ボールコンポストを始める方への留意点を私の経験を交えて記載します。
①段ボールは厚めのものを選定する。
大きさは家族数で決定(我が家は家族6人で、マイダンボは、内容物が30リットルが軽く入る大きさです)すれば良いと思いますが、みかん箱などしっかりした厚めの段ボールを探す必要があります。薄いものを使うと3ヶ月後に堆肥が出来た時点で底抜けを味わうことになります。
よって、室内で段ボールコンポストを始める方は、強化段ボールがお奨めです。
②段ボールを地面に直接置かない。
段ボールの底には、湿気やら油が沈みやすいので、段ボールコンポストの底は二重底にするとか新聞を敷き詰めるとかの工夫がいります。また、内容物の重さも加わりますので、一番弱ってくるところが段ボールの底の部分です。
従って、段ボールコンポストは、段ボールを通して微生物が呼吸をし易いように、スノコなどで、地面との隙間をつくりましょう。
③虫の対策が必要
今回機密性の高い蓋を作っていただきましたので、ほとんど虫の混入はありませんでした。しかし、「ほとんど」と書いたのは、小さな細長い2枚羽根の昆虫が孵化しています。
昆虫は、何処から入ったのでしょうか?蓋の持ち手の穴の部分から入った可能性がありますし、また、台所に置いていた三角コーナーの容器に卵を産みつけた可能性も否定できません。
段ボールコンポストを普及させるには、虫対策をどうするのか?が最も大きな課題だと思います。
なお、我が家では、虫対策に廃油を投入していました。コンポスト内部を60度近くに上昇させることで撲滅できるのではないかと思います。(完全な対策ではありません)
④骨は入れないこと
我が家では、鳥の骨、魚の骨、豚の骨を投入しました。
骨はある程度分解している様子ですが、何ヶ月も前に投入した鳥の骨や鯛の頭、豚の骨は残骸としてその形を留めています。
コンポストを混ぜるときの邪魔にもなり、また魚の骨などでケガすることにもなりますので、軟骨以外の骨は市の燃えるごみに入れたほうが無難です。
(写真:3月19日撮影:段ボール容器の底の様子)
延べ4日間による審議で、ある意味では三田市が出された事業予算について議員それぞれの分野で議論を深めることができたのではないかと感じています。
もちろん、現状の方法がベストだとは感じていません。
予算書や委員会別事業リストだけでは、到底事業の内容や職員の事業に対する想いが伝わってきませんし、コストパフォーマンスだけでは行政サービスを論ずるこができないことも事実ですので、これらの内容が記載された事務事業評価書が必要ではないかと思います。
少なくとも、事業を執行する職員の方と意思疎通を図ろうと思えば、同じ土俵で議論ができるような市民にも分かり易い事業の評価書が必要です。
今回、予算総括質疑でも議論させていただきましたが、事業執行に当たっては、他市で前例がある場合の事業について議論を深めずに事業の導入に踏み切ったのではないか?と思われるものがありました。
事業化するにあたっては、所管課で担当課長や担当者を含めて様々な角度で議論し三田市で導入する場合、他市の事業にプラスして付加できるサービスやコスト面など多方面から議論してほしいと思います。
さらに、総括で議論させて頂いたのは、自治会に加入する方が減ってきているという実情から、三田市は、22年度事業でフォーラムの開催や自治会加入促進のチラシ配付などを行うという事業、三田市の災害時の情報収集システム及び情報発信システムの調査研究費、災害時要援護者支援制度費に関するものでした。
いずれの事業メニューも予算の多少はありますが、大変大切な事業であることは言うまでもありません。しかし、この事業が3課それそれが所管していることから、それぞれの事業の融合が見られないということです。
自治会への加入者が減ってきている事実と災害時に助けてほしい人よりも助ける人が圧倒的に少ない現実、また、佐用町の水害でも指摘されたように緊急時の情報収集や発信に対して自治体の体制や対応のあり方が問われています。
しかしながら、これらの課題は、それぞれの課だけで解決するものではありませんので、3課の課題を持ち寄ってどれか一つでも解決する方策が無いものか智恵を絞る必要があると感じます。
この3つの事業は、地域コミュニティのあり方が原点にある事業でもありますので、部課を飛び越えた事業展開が必要です。
さて、昨年10月19日から始めた第3号機目となる段ボールコンポストのその後のお話をさせていただきます。(2号機は、段ボールの底が1ヶ月で破損)
昨日18日にマイダンボとして生ごみを投入してから丸5ヶ月経ちました。
内容物に白カビのようなものが発生し、終了のサインがかなり前から出ていました。
今回は、破れにくい段ボールを求めて尼崎市内の梱包企業まで赴き、「強化段ボール」でコンポストの容器を製作していただきました。
5ヶ月も経ちましたが、段ボールの側面や蓋は、本当にしっかりしています。また、3ヶ月も経つと段ボールの底が破れるのは当たり前でしたが、今回は水気を含んで膨張しており、やわらかくなってきてはいますが、まだ使用可能ではないかと判断しています。
よって第4回目のコンポスト容器は、マイダンボを再利用し、容器の底に段ボールを敷き詰めて使ってみたいと思います。
三田市では、4月から段ボールコンポストのモニターを100名公募する試みを行います。そこで、段ボールコンポストを始める方への留意点を私の経験を交えて記載します。
①段ボールは厚めのものを選定する。
大きさは家族数で決定(我が家は家族6人で、マイダンボは、内容物が30リットルが軽く入る大きさです)すれば良いと思いますが、みかん箱などしっかりした厚めの段ボールを探す必要があります。薄いものを使うと3ヶ月後に堆肥が出来た時点で底抜けを味わうことになります。
よって、室内で段ボールコンポストを始める方は、強化段ボールがお奨めです。
②段ボールを地面に直接置かない。
段ボールの底には、湿気やら油が沈みやすいので、段ボールコンポストの底は二重底にするとか新聞を敷き詰めるとかの工夫がいります。また、内容物の重さも加わりますので、一番弱ってくるところが段ボールの底の部分です。
従って、段ボールコンポストは、段ボールを通して微生物が呼吸をし易いように、スノコなどで、地面との隙間をつくりましょう。
③虫の対策が必要
今回機密性の高い蓋を作っていただきましたので、ほとんど虫の混入はありませんでした。しかし、「ほとんど」と書いたのは、小さな細長い2枚羽根の昆虫が孵化しています。
昆虫は、何処から入ったのでしょうか?蓋の持ち手の穴の部分から入った可能性がありますし、また、台所に置いていた三角コーナーの容器に卵を産みつけた可能性も否定できません。
段ボールコンポストを普及させるには、虫対策をどうするのか?が最も大きな課題だと思います。
なお、我が家では、虫対策に廃油を投入していました。コンポスト内部を60度近くに上昇させることで撲滅できるのではないかと思います。(完全な対策ではありません)
④骨は入れないこと
我が家では、鳥の骨、魚の骨、豚の骨を投入しました。
骨はある程度分解している様子ですが、何ヶ月も前に投入した鳥の骨や鯛の頭、豚の骨は残骸としてその形を留めています。
コンポストを混ぜるときの邪魔にもなり、また魚の骨などでケガすることにもなりますので、軟骨以外の骨は市の燃えるごみに入れたほうが無難です。
(写真:3月19日撮影:段ボール容器の底の様子)