三田市議会議員 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

沖縄久米島での特別な一日

2023年02月15日 | 趣味その他
 2月13日(月)に沖縄県久米島町で義父の7回忌法要が執り行われました。
 義父が他界し、もう7年とります。コロナの感染も落ち着いている中、4年も会えていない久米島町の老人ホームに入所している義母に会えることが一つの楽しみでもありました。
 施設では、外出する際のルールが厳格(発熱がない等)で、義母が実家に帰って来ることができるかどうかは、義父と義母の間に生まれた妻を含む6人の姉妹の間では、おそらく誰も声を出さないまでも誰もが心配することだったと思います。
 私も、義母は必ず帰って来る!と念じながら13日の朝を迎えました。
 午前10時施設の送迎車が実家の前に停車し、担当者が「義母をお連れしました」との声がかかるとこれまで関西に居て会えていなかった義姉や義兄、妻、私、そして東京から夫婦で帰省した義妹夫妻が家を飛び出しました。
 「かーちゃん」「かーちゃん!」。母からも「よく会いに来てくれたね」の声が・・・・・。そして、皆さんの目には、涙が流れています。
 私も、その光景に涙がこぼれ落ちます。
 義父の他界後、義母の生活は単身となりました。その生活の中で骨折し、2度も手術を受け今では車いすでの生活が中心となってしまった義母ですが、皆の前で明るくふるまう姿は、元気だった義母と何にも変わりません。
 義父の法要が15時~行われ、その後、近隣に住んでいる親戚筋の方々が父を偲んで訪れてくれました。

 20時頃から義母の使っていた三線を取り出し「アサドヤユンタ」を私がつま弾くと義母が「三線貸してごらん」とこれまで培った耳で三線をチューニング。
 義母の三線の音色で近くにいた皆さんと合唱する場面となりました。・・・沖縄の夜は、三線の音色がやっぱり似合います。
 法要の日は、義父を偲び、義母との再会で喜び合う特別な一日となりました。
 皆を集めてくれたのは「とーちゃん」のお陰だね。と姉妹6人とその連れ合いの皆様の談義は夜遅くまで続くのでした。

認知症の人と共に生き支え合う条例

2023年02月07日 | 生活・教育
令和5年1月1日に「三田市認知症の人と共に支え合うまちづくり条例」が施行されました。
この条例は、市、市民、事業者、地域組織、関係機関の責務や役割とそれぞれの取組みが描かれている条例です。
一般的な条例では、市、市民、事業者の3者で構成されますが、この条文の中に地域組織が出てくるのが大きく異なります。
地域組織とは、市民で結成する「見守り活動や交流場所の運営」を行うグループのことと解釈されます。
認知症対策に市は、総合的な施策を立案し計画を立てて取り組み、財源措置を行い環境整備に努めるとされています。
市の対策は、市民活動が活発になり認知症の方やその家族が地域で安心して生活できるための見守り活動や交流サロンなどを設立運営するための環境整備に尽きます。
市民活動(地域組織)の妨げになるのは、個人情報の保護です。
認知症カフェなどに参加された場合は、お顔もお名前も市民活動者の方が自然に認知することになりますが、地域の方を存じ上げていない方もおられます。
地域組織では、地域にどれくらい認知症の方が住んでいて、どんな方(氏名や年齢等)なのかを知らされないまま活動することになります。
各地で展開される認知症サポーター養成講座、養成講座を受講した方のステップアップ講座を受講した方が、あらゆる場面を想定して認知症になられた方々への声掛け方法を学習し、交流サロンの運営に挑んでいますが、個人で外出した行方不明者を迅速に発見できる仕組みにはなっていません。
三田市は、地域組織の立ち上げ等環境整備に際して、個人情報の取り扱いに留意しつつも交流サロン等だけではなく、地域組織が行方不明者を短期で発見できる仕組みづくりを地域の方々と議論して構築してほしいと思います。
そのことが、真に条例を制定した意味だと思いますが・・・。