今年も大阪城ホールで開催された「サントリー1万人の第九」に参加いたしました。
リハーサル~本番までをブログに記します。
(6日・土)
この日は、午後4時15分過ぎからのリハーサルがあり、リハが終わったのが、午後7時を回っていました。
大阪城ホールには、午後3時40分ごろ到着。ホールには、まだ入ることができませんでしたので、当日のプログラムを購入し、森ノ宮で一緒にレッスンした合唱団の方々との記念写真を確認。
ホールへの入場が始まった様子、急いで裏門に当たる扉から入場しました。
リハーサルは、館内撮影禁止。
まずは、オーケストラの第九から始まり、第4楽章の合唱までを佐渡裕氏の指揮で注意個所の確認がありました。
「フロイデ!の出だしを早く!」「今回は、男性パートをアリーナ席に集約した」ことなど云云。
そして、1部の淀川工科高校吹奏楽部のファンファーレやMay j.さんの「ビリーブ」や「アナと雪の女王」の歌に1万人の第九合唱団のハミング部分の確認などを行いました。
リハーサルが終わり外に出るのにも時間がかかります。何といっても1万人が一斉に帰宅しますので、出入り口が込み合います。
ホールの外に出るとすっかり暗くなっておりました。
雲がなく月が綺麗に輝いていました。
(7日・日)
いよいよ、本番を迎えました。
午前9時15分を過ぎての入場は出来ないルールとなっており、妻とホールに入ったのが8時50分ごろ。
コンサートが始まるのは、午後3時~ですが、何故こんなに早く入るのか?と思われている方も多いと思います。
実は、9時30分ごろからは、席の移動があります。1万人の方の中には、急に病気になられたり、家族の都合で参加できなかったりした方、あるいは、交通事情などで入場が間に合わなかったりした方が結構おられます。
特にステージの後方部の合唱団の席に空きが出た場合は、シートがオレンジ色の為に黒や白の衣装を着ている合唱団の空き席が非常に目立ちます。TV映りも宜しくない!と言うことでMBS社員の担当者の方の指示で空き席がないように移動する作業があるのです。
この作業が終わると第九のオーケストラからの演奏事前リハーサルがありますが、ここでアナウンスがありました。
「オーケストラの練習が始まるまで館内の撮影を許可します」
合唱団の皆さん、ご自分の座席から記念撮影をしておられました。私も写真を数枚撮影し、確認しようとした段階で、スマホがフリーズ。電源は落ちないし、あちらこちら触っても固まったままです。お陰で妻とも連絡が取れずに、妻の座席であるスタンド席まで自力で連絡に行く始末。
何とか撮影したものが、次の写真です。
今年5回目の参加で、オーケストラが数メートル先の座席となりました。女性パートの皆さんからはうらやましがられていると思います。
佐渡裕指揮監督は、この写真の右手に立つことになります。奥のアリーナ席に陣取っている方々が、バス担当の男性陣。スタンド席におられる方がアルト担当の女性陣となります。
上記写真が、私の席から見て右手方向観客席の上にある大画面モニターが写っています。
上記が、オーケストラの真後ろの合唱団の配置です。アリーナ席は中央で右が、バスパート、左がテナーパートとなり、スタンド席では、右手がアルト、左がソプラノパートの方々となります。
ここまで多いと「圧巻」の二文字しか思いつきません。
さて、昼食は、本番前の1時間にとりました。お客さんのシートへは立ち入れないために通路で昼食をとりました。
おトイレも大変な混雑具合です。男子トイレの幾つかは、女史トイレに転用されています。
本番は、これまでの5か月間の集大成、そして来年もこの場に立てるのかどうか分かりません。悔いのないように楽しんで歌うことに専念しました。
それにしてもキッズオーケストラ、淀川工科高校吹奏楽部の奏でる音のレベルの高さにいつもながら心が震えてしまします。
そして佐渡監督の東日本大震災時の「音楽で何も被災者のためにできない」の思い、やさしさに触れると涙が頬を伝わりました。
また、第九を歌い終わった後も目頭が熱くなっていました。これは、私だけではありません。お隣で歌っていた30代の方も同じ様子。第九を歌う1万人の方々は、それぞれの人生、それぞれの思いでこの日を迎えているのです。
今年も感動をありがとう!
帰りの大阪城公園駅では、こんな感じでごった返していましたが、この時ばかりは、みなブリューデル(兄弟)!親戚になった感じがして、人ごみが全く気になりませんでした。
1万人の第九の特別番組放送は、12月23日の午後からです。きっと感動が伝わって来ると思います。