12月16日(水)の午後7時に第1回目の三田市教育振興基本計画検討委員会が開催されましたので傍聴しました。
委員長に関西学院大学教授の佐藤真氏、副委員長に兵庫大学教授の中間玲子氏が選任されました。
構成メンバーは、正副委員長を含んで10名プラス幼少中の学校関係者4名合計14名です。
事務局である教育委員会からの資料説明後に、フリートークの場が設けれれており、貴重なご意見を伺うことが出来ましたので、記載します。
各委員からは、それぞれの立場で意見が述べられました。長くなりますので、数名の方の意見を書かせていただきます。
地域で活動している社会教育関係者からは、親には言えないことでも地域のおじさん、おばさんには子供のつぶやき(本音)を言ってくれることがある。
このように地域でしかできないことがあるし、コロナ禍の中で子供食堂を運営する中である中学生の成長もあった。
また、保護者選出の委員からは、学校と関わっていて思うことは、最近の保護者は、自分のことを棚に上げ、子供に対しての要求が高すぎる。テレビやゲームばかりせずに勉強しなさい。と言うのは良いが、保護者自身がスマホばかり見ているではないか?これでは、子供は成長しないと思う。保護者は、子供の成長のために変る必要があるのではないか。
さらに、ある地域のPTA団体から選出された委員からは、保護者もそうであるが、子供たちも先生に対して尊敬の念を持っている人が少なすぎる。
PTA活動には、地域の活動を知るために入った。GDPも世界第3位となり、他国に抜かれている現状を見ると日本の教育に夢がなくなってきているのではないか。
本検討委員のメンバーとして子供に何か夢のあるものを残してあげたいという気持ちで議論したい。
このように多くの委員の方が聞きごたえのある発言をしていました。
最後に印象深かったのは、佐藤委員長のお言葉です。
「よく、主体性のある子どもに・・・と言うけれど、主体性は、一人で頑張るということではない。人のために頑張る気持ち、誰かのために・・が主体性を培うのではないかと考えている。今、コロナ禍にあって生活の中でじっとしていることが多い。筋力が落ちてきている学生も出てきている。これは忍耐に他ならない。ある沖縄の方から聞いた話であるが、米軍が沖縄侵攻した際は、ガマの中で今のコロナ禍の生活よりも声も出せずにじっとしていた。今のコロナ禍以上に忍耐力が問われる。今の比ではない。
私は、学校が非日常の世界であり、子供がワクワクして育っていく場でなければならないと思う。学校が希望の場所でなければならないと思う」
上記が先生のご発言です。
本検討委員会のメンバーの皆様に期待しています。必ずや三田の子供たちへ「希望」が持てる基本計画が策定されるのではないかと感じています。
21時過ぎまで関係者の皆様お疲れ様でした。
第2回の検討委員会は、年明け2月17日(水)19時~市役所南分館で開催されます。聞きごたえのある委員会を市民の皆様、是非傍聴してみてください。
委員長に関西学院大学教授の佐藤真氏、副委員長に兵庫大学教授の中間玲子氏が選任されました。
構成メンバーは、正副委員長を含んで10名プラス幼少中の学校関係者4名合計14名です。
事務局である教育委員会からの資料説明後に、フリートークの場が設けれれており、貴重なご意見を伺うことが出来ましたので、記載します。
各委員からは、それぞれの立場で意見が述べられました。長くなりますので、数名の方の意見を書かせていただきます。
地域で活動している社会教育関係者からは、親には言えないことでも地域のおじさん、おばさんには子供のつぶやき(本音)を言ってくれることがある。
このように地域でしかできないことがあるし、コロナ禍の中で子供食堂を運営する中である中学生の成長もあった。
また、保護者選出の委員からは、学校と関わっていて思うことは、最近の保護者は、自分のことを棚に上げ、子供に対しての要求が高すぎる。テレビやゲームばかりせずに勉強しなさい。と言うのは良いが、保護者自身がスマホばかり見ているではないか?これでは、子供は成長しないと思う。保護者は、子供の成長のために変る必要があるのではないか。
さらに、ある地域のPTA団体から選出された委員からは、保護者もそうであるが、子供たちも先生に対して尊敬の念を持っている人が少なすぎる。
PTA活動には、地域の活動を知るために入った。GDPも世界第3位となり、他国に抜かれている現状を見ると日本の教育に夢がなくなってきているのではないか。
本検討委員のメンバーとして子供に何か夢のあるものを残してあげたいという気持ちで議論したい。
このように多くの委員の方が聞きごたえのある発言をしていました。
最後に印象深かったのは、佐藤委員長のお言葉です。
「よく、主体性のある子どもに・・・と言うけれど、主体性は、一人で頑張るということではない。人のために頑張る気持ち、誰かのために・・が主体性を培うのではないかと考えている。今、コロナ禍にあって生活の中でじっとしていることが多い。筋力が落ちてきている学生も出てきている。これは忍耐に他ならない。ある沖縄の方から聞いた話であるが、米軍が沖縄侵攻した際は、ガマの中で今のコロナ禍の生活よりも声も出せずにじっとしていた。今のコロナ禍以上に忍耐力が問われる。今の比ではない。
私は、学校が非日常の世界であり、子供がワクワクして育っていく場でなければならないと思う。学校が希望の場所でなければならないと思う」
上記が先生のご発言です。
本検討委員会のメンバーの皆様に期待しています。必ずや三田の子供たちへ「希望」が持てる基本計画が策定されるのではないかと感じています。
21時過ぎまで関係者の皆様お疲れ様でした。
第2回の検討委員会は、年明け2月17日(水)19時~市役所南分館で開催されます。聞きごたえのある委員会を市民の皆様、是非傍聴してみてください。