三田市議 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

三田市議からのハラスメント実態調査結果を受けて

2024年07月12日 | 議会改革
 昨日(7月11日)、三田市より177名の幹部職員を対象にした「議員から受けたハラスメント」のアンケート調査の結果が公表されました。
 一部のネットニュースでは、既に幹部職員の40%近くが何らかのハラスメントを受け、長時間拘束や暴言、罵倒されていた事実が浮彫となりました。
 「あんたら、人の金、市民の税金やったら何とも思わへんねやろ」と繰り返し罵倒されたことが報道に流れています。
 アンケートの中味をみると私がごもっともとおもえる意見がありました。
 *議員には数々の特権が与えられているが、職員の人格を傷つける権限はないはず。
 *委員会等でハラスメント行為が繰り返し起こっていたのに他の議員が黙認してきたことが課題。
 *議員のハラスメントもそうであるが、幹部職員のこれまでの議員への態度もあり、ここまできたのではないか。改めるべきは、幹部職員の態度である。
 *ハラスメントについて申出できる制度、第三者委員会などの設置をしてほしい。

 全体から浮かび上がってくるのは、職員の議員に対する信頼が薄れてきているということです。
 議員倫理条例には、議員は人格高潔で・・・とうたわれていますが、私自身も職員が言うように「黙認していた議員」になっていたのではないか、あるいは、知らぬ間に「ハラスメント行為」をしていたのではないかと改めて反省しています。

 他の市町でも同様な事例があり、最近ハラスメント防止条例を制定する動きが広がってきていますが、三田市議会でも森本議長の号令で「(仮称)三田市議会ハラスメント根絶条例」を検討しており、8月末に開催される9月議会初日の上程を目指し検討中です。
 
 ハラスメントは、職員の仕事のモチベーションが低下、議員との関係もぎくしゃく、場合によっては休職にまで追い込まれる行為です。
 職員、議員の人権を守る条例でありたいと思っています。
 また、条例を制定すると同時に議員のハラスメントをしないさせない意識改革が必要になってきます。
 今回の公益目的通報に端を発した職員のアンケートを真摯に受け止め、市民や職員から信頼を取り戻す必要があります。
 議会のピンチでもある事態ですが、議会を大きく変える原動力にして行きたいと考えています。 


 
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感謝申し上げます

2020年10月08日 | 議会改革
 10月4日に執行されました三田市議会議員選挙で1789票を得て当選させていただきました。
 これまでの過去の市議選挙2回では、1100票も頂けなかった私です。
 改めて皆様の私に対する期待の大きさに当選の夜は、寝ることが出来ませんでした。
 私に応援してくださった皆様に改めて感謝申し上げます。
 期間中皆様に訴えさせて頂いた「公約」を一歩も二歩も実現に近づけるため今後の議員としての活動を展開してまいります。
 
 また、今回の当選の裏には、地元ゆりのき台の皆様が「肥後を応援しよう!」と支援の輪を繰り広げてく下さった方々の存在がありました。
 さらに隣町のカルチャータウンの皆様への「まちづくりに終わりはない!。カルチャータウンのまちをもっと住みやすいまちに!」と訴えさせていただいたことが徐々に浸透していったと感じています。
 期間中には、愛犬の天国への旅立ちなどもあり、家族で悲しむ余裕もなく過ごしてきましたが、きっと天国で喜んでくれていると思います。
 疲れがまだなんとなく残っていますが、23日の臨時議会からが活動開始です。
 皆様には、ブログやFacebookを通じて、また定期の活動報告紙を発行しながら三田市政の課題や経過を報告させていただきます。
 (感謝)

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政務活動費は、報告書を開示すべき

2015年08月13日 | 議会改革
 次は、兵庫県議会に続いて、神戸市議会・・・・・。
 政務活動費の使途について毎日のように報道されている。
 真面目に政務活動費を市民のために使っている議員の方々には、申し訳ないが、議員の政務活動費の使い方が、問われている。
 そもそも、政務活動費の使途基準は、規則などで明記されているところが多いが、何故このような事態になって来るのだろうか。

 兵庫県議会でもそうだったが、報告書を誰が見ているのかに尽きる。チェックするのは、議会事務局であり、形式的に報告書や領収書があれば、事足りる。内容よりも形式を重んじている。

 前県議会のN氏の場合でもしかり、今回の神戸市議会でもそうである、議員や会派が目的とした支出がその目的通り達成しているのかどうかは、その報告書を議会事務局よりも、市民が簡単に見ることができるようにしなければならない。
 市政をチェックするはずの議員がチェックされる側に回ってしまっては、どうしようもない。神戸市議会では、報告書の開示がどうだったのだろう。

 私が、所属していた三田市議会では、HPにおいて各会派の報告書の詳細を見ることができていない。
 また、会派支給であるため、その使途を誰が行ったのかあいまいになっている点がある。三田市議会では、この10月あたりから会派支給を止めて個人支給にする動きはあると聞いているが、その動きも市民の一人として見て行きたい。

 会派が行った各地方自治の視察報告も以前の会派にいたころは、関係部局の職員を交えて報告会をさせていただいた。真面目に視察内容を報告している会派や議員がいる半面、このような形で不正流用している議員が居るのは、残念でたまらない。
 事件が起こる度に、各地方議会や議員の活動の範囲を狭めているし、議員への信頼が揺らいでいる。
 議員個人の質の問題だ!と切り捨てることもできなくはないが、公費をこのように使っていた実態がある以上、しかりとした仕組みも神戸市議会では、つくらざるを得ないのではないかと考えている。
 やっぱり、報告書の開示だと思うが、開示されたとして市民が報告書の内容をチェックする目も必要になって来る。
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代表質問終わる~市長への退任質問が最多~

2015年03月14日 | 議会改革
 3月12・13日と繰り広げられた6会派の代表質問が終わりました。
 質問内容は様々でしたが、特に重複していた質問は次のとおりです。
 *市長の次期出馬をしないとの表明に対しての市長の思いに対するもの
  ・5会派が質問
 *地域創生に絡んでの質問
  ・地方版戦略
  ・プレミアム商品券
 *シティセールスに関連する質問
  ・今後の方向性
 なお、6会派の代表者からは、竹内市長のこれまでの仕事に関して市の3大課題の解決の他、まちづくりの方向性を示しての退任に対して高評価をしていました。
 若輩者の私が市長の評価をするのは、おこがましいのですが、三田市の財政、駅前第三セクター、市民病院の立て直しをここまで尽力された市長に頭が下がります。
 また、市長の市民に対する接し方は常に笑顔に溢れており、私も学ぶ点が多くありました。
 残りの任期も気が抜けない日々が続くとは思いますが、退任の日まで宜しくお願いします。
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本日10時より登壇 ~個人質問~

2014年09月10日 | 議会改革
 10日の今日、10時より個人質問をさせていただきます。持ち時間は質問と答弁合わせて40分間です。
 昨日は7名の議員が論戦を繰り広げました。その中でも公明党の松岡議員から電力の自由化契約に関する質問が出され、私が通告した新庁舎における電力の自由化契約について市の考えが示されました。
 この部分は、同じ内容の答弁となってしまいそうです。

 さて、質問事項は下記のとおりです。
1 電力の自由化契約におけるその後の検討結果等について
 これまで、幾度か質問してきましたので、検討結果や考えを・・・・。
(1)新庁舎が完成間近であり、前回答弁してもらっていた新庁舎の電力自由化における検討結果や契約の進め方などを伺う予定です。
(2)市民病院やクリーンセンターなどの電気料金は約2億円近くに達しており、電力自由化契約におけるメリットが出てきます。大口契約している施設の自由化契約にいて市の考えを伺います。
(3)2016年から電力の小売が出来るようになりますので、これに向けた市の電力政策的な考えを伺う予定です。

2 学校教育における意識醸成等の取り組みについて
 有権者意識や環境意識の醸成に向けた取り組みを提案・・・・。
(1)他市では学校給食を用いた「デザート」で小学校高学年児童に選挙の大切さや有権者意識を醸成させる取り組みを行っています。三田市では近年の投票率が低下してきていますが、子供の頃からの意識付けが大切では・・・。実際に取り組むことができないかを質問します。
(2)市の新・さんだスリムビジョンには、リーディングプロジェクトとして環境教育プログラムがありますが、ここにペットボトルのキャップ等から燃料を抽出プログラムを加え環境意識の醸成に役立てられないかお尋ねします。

3 市民の移動の確保と総合的な交通計画の策定
 公共施設が集積するシビックゾーンへの市民の移動確保の考えや交通戦略に必要な総合交通計画(ビジョン)を持つ必要性について・・・。
(1)市保健センター、総合文化センター、市役所が立地しているゾーンは、シビックゾーンとして位置づけられているにもかかわらず、この場所へのアクセスの考えは、自家用車優先となっていることに関し、これからの高齢化社会に対応できないのではないか?と言う持論の元で市の市民の移動の確保、アクセスに関して見解を伺います。
(2)朝夕の通勤通学時間帯以外のバスの利用は、高齢者の外出支援の他、高齢者の健康増進にも役立ちます。今ある交通用具の乗車チケット助成を見直し、交通事業者との協議で半額程度に出来ないかを伺います。公共交通の財源は医療費削減分を投入・・・。トータルで公共交通を考えようと言う内容です。
(3)上記(1)、(2)の質問を踏まえると三田市としては交通政策に戦略が必要であり、総合交通計画を持つべきではないかと私は考えています。市の見解を伺います。
 総合交通計画(交通ビジョン)は以前からの質問。これまで検討するなどの答弁をいただいていましたが、検討は進んでいるのでしょうか?

 高齢化が進む三田市、自家用車の免許返納や若い方々が免許を持たなくなってきている実情を踏まえると公共交通で公共施設へアクセスすることができなければ、そのまちは「住みやすい」と感じられなくなるのではないでしょうか?
 質問は、本日10時からです。
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政務活動の透明性~ある県議の使途~

2014年06月30日 | 議会改革
 30日は、2日に迫ってきた企業会計関連の決算審査にかかる資料の読み込みや準備などを監査委員室でこなしていました。帰宅して神戸新聞夕刊の1面に「西宮の県議 政務活動費支出 目的を示さず300万円」の文字が飛び込んできました。
 内容は、2013年度の政務活動費のうち「要請陳情等活動費」と言う費目の報告書に領収書が添付されておらず、城崎、佐用、東京都内、博多へ日帰りで計195回訪問したということのようです。


 そもそも、交通費はタクシーに乗らない限り領収書は出ません。よって、私の所属する会派の行政視察でも公共交通(鉄道やバス)の利用に関しては、領収書の添付はしていません。
 しかし、政務活動費を使う以上、研修が目的ならば、研修会名、場所、当日配付された資料、そしてその内容について報告する義務があります。その際、参加費で支出があれば、その領収書の添付は当然義務付けられています。
 また、行政視察にしても、視察先、視察目的、説明者を記載する項目もあります。
 今回195回の支出報告には、視察先しか記載されておらず、県議会事務局は、「支出したと本人が主張する以上報告書を受け取るしかない」と発言しているようです。
 しかし、今年は無理でも、少なくとも誰と会って、何の目的(陳情や要請を受るという目的)で現地まで足を運んだのかを議会運営委員会やその他の委員会で協議し報告書に記載を義務付けることが出来るのではないかと思います。
 また、今回の使途について県民から問われることがあれば、本人はその内容について説明する責任があります。
 県民のために働いている県会議員。これまで領収書の添付が5万円以下は不要だとしていた活動費も2011年6月分からは添付が義務付けられるようになったということのようです。
 政務活動費(税)を使う以上、政治家としての活動の透明性や信頼性を高めてほしいと思います。聞けば、国会議員の活動費は、もっと緩く出来ているそうです。
 地方公共団体によっては、政務活動費はゼロに近いところが多く、議員の活動費は自腹を切っている方が多いと聞きます。
 地方議員こそ国を形ち造る基礎自治体のまちづくりのために研究や調査は欠かせないのに、何だか矛盾を感じます。
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「三田の地域資源を探る」~市民の皆様の参加を募集~

2014年06月14日 | 議会改革
 三田市議会会派「新政みらい」(議員4名で構成)では、第5回目の「みらいを考える集い」を次のとおり開催します。
 今回は、経済産業省近畿経済産業局地域経済課長、ツーリズム研究会事務局長でもある高木英彦氏を講師としてお招きし、参加者の皆さんとワークショップを行い三田に隠れている地域資源や活性化のヒントを探ります。

 

 お申し込みは、FAX(568-6776)にて氏名(ふりがな)連絡先をご記入の上お申し込み下さるか、会派の控室で平日午後1時から4時まで(℡559-5162:新政みらい内線3070)お問い合わせと受け付けを行っています。
 また、メールでも受け付けています。メール:h.atsuchi@maia.eonet.ne.jp
 なお、先着100名までですので申し込み多数の場合は、ご了承ください。

 1 開催日時  平成26年7月13日(日) 午後2時~4時

 2 場所    まちづくり協働センター(三田駅前)6階

 5月に開催された議会報告会での市民の皆様との意見交換でも三田の地域資源を活用したツーリズムが弱いのでは?とのご意見をいただきました。
 市民の皆さんとの意見交換の中にアイディアやヒントがきっとあるのではないかと期待しています。

 皆様のご参加をお待ちしています。

 
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会派代表質問で登壇します

2014年02月27日 | 議会改革
 26日、午前中に3月6日・7日に開催される会派代表質問の通告書を提出しました。登壇日は、3月6日の午後からとなります。
 質問の概要は、次の通りです。(詳細は、他会派との質問の重複の可能性もありますので、4日の議会運営委員会後にお知らせします)

1 ニュータウン開発における新たな課題について
 開発後四半世紀を過ぎたニュータウンですが、マンションや公益施設の売却に伴い、新たな開発が進んでいます。これら開発に伴う土地利用が当初の地区計画で定めているコンセプトと異なる状況が見受けられます。今後の景観保全のあり方などを質問します。

2 ICT戦略について
 千葉市の行政視察を行いオープンデータの開示、データの二次利用における著作権表示の必要性、さらにこれらの利用の先にあるガバメント2.0について三田市としての見解や今後の導入について質問します。

3 新三田駅への交番等の設置について
 乗降客が市内では2番目に多い新三田駅ですが、交番等がありません。その必要性など市の見解を伺います。

4 コミュニティスクールの評価と課題について
 三田版のコミュニティスクールを25年度から実施してきている教育委員会。今年度の評価と拡大するに当たっての課題などをお尋ねします。

5 太陽光発電装置の設置事業について
 新庁舎へ太陽光発電装置を設置するに当たっての目的と費用対効果、さらに今年度調査した再生可能エネルギー調査の結果などについて質問します。

6 三田市地域福祉計画、介護保険計画に関連する事業について
 三田市は日常生活圏域を6ゾーンとしていますが、地域福祉計画(案)では、見直しの可能性が明記されており、ゾーンの見直し内容等について質問するほか、ニーズが高まってくるであろう、市民後見人の育成をどうするのか。
 さらに、福祉計画や介護保険計画でのユニバーサルデザインの取り組みは、「啓発する」と言う取り組みを行っていますが、これを発展させ三田市独自の基準づくりなど積極的な取り組みが出来ないものか質問します。

 なお、今回の代表質問は、個人質問とは異なり、持ち時間が90分となります。90分の代表質問は初経験で、30分程度は質問時間に充てなければなりません。再質問のことなども考えますと準備をしっかりしなければ・・・・。
 27日は、予算委員会(補正予算)の表決が午前中にあり、午後から質問内容の趣旨確認を担当職員に受ける予定です。
 
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議会の今、そして未来(これから)~市民と議員の条例づくり交流会議in宝塚~

2013年10月20日 | 議会改革
 先週末の19日の土曜日のことになりますが、記事を書いていて下書きフォルダーに入れ込んでいたブログを掲載します。
 
 甲子園大学で開催された「市民と議員の条例づくり会議」に参加させていただきました。この会議(フォーラム)は、2000年からスタートしていますが、関西での開催は今回が初めて、生駒市の塩見議員とのご縁で5つある分科会のうち「何故集まらない議会報告会」で事例報告をさせていただきました。
 三田市からは、司会をされた佐貫議員、分科会「議員間討議がめざすもの」の報告者でもある厚地議員、そしてフォーラム参加者の前中議員、また「請願と陳情」の報告者として元三田市議の大月氏が参加しました。

 フォーラムは、午後1時に開会、宝塚市議会議長の北山氏の基調報告につづき、法政大学法学部部教授の広瀬克哉氏の基調講演の後、いよいよ分科会がそれぞれの教室に分かれて始まりました。

 私の入った分科会では、生駒市議の樋口氏、そして雲南市議の福島氏からそれぞれ回数を重ねてきた議会報告会の「変化」について報告がなされました。
 私からは、今年4月が議会報告会の第1回目だったことから、議会報告会に至った経過(議会基本条例の策定経過)、そして議会報告会の内容、参加人数、そして展望について簡単に報告させていただきました。

 議論となった部分では、
・「議会報告会」をそもそも何故しなければならないのか?の原点に立ち返る疑問
・市民参加が少ない議会報告会の意義。

また、議会報告会の取り組みとして
・議会報告会に来てもらうための預かり保育など
・ワークショップ形式の提案
・議会報告会後、市民と会費制で酒盛りをしては?
の提案などが出されました。

 参加者からいただいた意見として印象に残った部分では、
・議会報告会と言う身構えた内容ではなく、市民と議員があるテーマに沿った意見交換をすればどうか。
・なぜ、議会としての意見は言えても個人意見は言えないのか?
・現在の形での議会報告会は無駄であり、議員の質を上げるために時間を使う方がましなど。
今後の議会報告会の運営に非常に参考になる意見を聞くことができました。

 午後4時30分~は、それぞれの分科会で議論のあった報告と廣瀬先生の今回の議論のポイントの講和があり本日の会議は午後5時30分過ぎに終わりました。
 廣瀬先生の話をお借りしますと世界で議会報告会を開催しているのは、日本だけであり、よって全国で始まっている議会報告会は当然ながら前例がないため手探りの状況である。とのことでした。
 議会が何故今頃、手探りで無駄や無意味に見える議会報告会や意見交換会を行ってきているのか、その答えは、別の分科会で議論された議員間の自由討議にも当てはまると思いますが、議員が出した行政の政策方針に対する議員間の議論や争点を明らかにする。そして、その部分を市民に報告会を通じて報告する。
また、これから議論になりそうな行政の政策をテーマとすることで市民の意見を聞く。

流れ的に言えば、議会報告会の意義を論理的に導きだせそうですが、やはり参加者が少なくなってきている全国の状況をみると「何も会場を設定して会議を開くことはない」「ネットや意見箱で十分では?」との意見もうなずけます。
しかし、ネットやご意見箱だけでは、そこに議員の姿が見えていません。
もうしばらく、このジレンマ(難問)と向き合っていきたいと考えています。
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図書館を指定管理できる条例案 ~常任委員会を通過~

2013年09月10日 | 議会改革
 本日午前10時から途中トイレ休憩をはさんで午後1時過ぎまでまちづくり常任委員会に付託されていた5議案を審議させていただきました。
 この議案の中でも市民に関心の高い「三田市立図書館条例の一部を改正する条例」は、賛成多数でまちづくり常任委員会を通過しました。
 この審査での議論では、当局からの提案が拙速、市民説明ができていないため、少なくとももう1年議論すべきとの反論。そして慎重に検討すべきとする慎重意見も出されましたが、今回の提案そのものは「指定管理者制度を導入できる」ように条例を改正するもので、指定管理者を選定するための予算化や管理者を決める内容ではありません。まだ、具体的な材料が出されない中での反対も賛成もあったものではありません。

 私は、図書館は誰のものか?の視点に立つと市民が8千人もの署名を集め、議長に陳情書を提出した経緯(市民に説明がないままの指定管理では納得ゆかない)ことに関しては理解しますが、今回の条例案を可決しないことによる議論を先送りにする弊害の方が大きいことから、常例改正に賛成しました。
 
 図書館は利用者である市民のためのものであることは、議論を挟む余地はありませんが、今後出てくるメリット、デメリットの比較表(コスト、開館時間や他のサービスの提供方法)など、本会議での議案通過後に出される資料に基づいて議論すれば良いと思います。
 確かに他市で図書館を指定管理したのは良いが、逆に貸し出し冊数や調査研究、市民要望などが伝わりにくくなった事例もあるようです、しかし、その逆で直営にはできないサービスができているところもあり、利用者数が伸びているところもあります。

 コスト比較はもちろん必要不可欠な材料ですが、市民サービスがいかに向上するかが課題です。
 本日の行政側の説明では、市民への広報は年明けになるとのことですが、情報は出来るだけ速やかに市民に開示してほしいと思います。
 
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