三田市議会議員 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

せめて仲間にだけはならないでください~松陰からのメッセージ~

2014年03月29日 | 趣味その他
 先日、ある書店で「覚悟の磨き方」~超訳 吉田松陰~ 編訳 池田貴将 を購入した。
 150年前に30歳の若さで没した吉田松陰の思いが詰まった書籍である。没後も松陰の教えやその意思を受け継いだ塾生が明治維新の立役者となる。

 読み進むと、今も松陰の考えや思想は、現代に通じるものがあるし無視できるものではない。


 第109章に次の思いが記されている。

 「人は、やりきった人に対しては拍手喝采、もし失敗したらそのまま牢屋送り。世間の評価とはそのようなものである。
 ただ、知らされた結果だけを見て、手放しで称賛したり、厳しく非難したりする。 せめて、その仲間にだけはならないでください。」

 この章を読むと、今STAP細胞で世間からバッシングを受けている女史の姿を思ういだす。賞賛と非難。わずか数週間の間にジェットコースターを滑り落ちているかのようだ。
 先日あるTV番組をみていたら、あるコメンテーターは「あってはならない資料の使われ方など。ここまで、いろいろな問題がでて来たのだから捏造だ!」と騒ぎ立てていた。STAP細胞がしっかりできるかどうかをこれから検証するとしている段階なのにである。
 今の社会情勢の空気を掴んでまるで犯人扱いしている。
 私たちは、松陰の「言葉」を今一度噛みしめなくてはならない。
 番組的には騒ぎ立てる方が絵になるかもしれない。しかし、女史をはじめとする研究者らは、自分たちの利益だけのために研究してきたわけではないと信じている。少なくとも、この研究により命が救われ生活が改善される方々が何万人といることを背景に研究を公表しているのだろうと思う。
 
 資料の誤りなどは、今後しっかりと組織として公表してもらわなければならないが、少なくとも一人をターゲットにしたようなマスコミのあり方は、尋常ではない。

ああっ!インフルエンザ

2014年03月20日 | 地域活動
 3月18日の朝に神鉄ウッディタウン中央駅で配布をスタートした「わらじ通信臨時第9号」でしたが、翌日起きてみると何だか頭痛が・・・・。体温を計測してみると38.6度まである。
 体は、意外と軽いし、駅で通信をまくには大丈夫か?と思い準備をしていると妻からストップがかかった。

 その日の午前の行事も多くの高齢者の集う場所での「歌声広場」。高熱を理由に他のスタッフの方へお願いして、私は午前9時に病院へ。

 病院でインフルエンザの検査。先生から示されたデータは「B型」。診察費用の支払いも診察室で済まし、来院の方に接触しないように勝手口から出されました。(感染の怖さをこの時知った私でした。)

 そして、処方箋を持って院外薬局へ。薬局では、ウイルスの拡大を抑制する吸入式の薬をその場で早速に飲まされではなく肺に吸入。
 鎮痛剤や咳止をいただき帰宅。
 帰宅後、議会や関係者への連絡を済ませ、早速床に付きました。
 19日は、38度~37度を行ったり来たり、ラインには、39度まで上がらないのやね?の有難い?お言葉も・・・。
 ただ、熱ぽいのかいつの間にか数時間寝ている状況でした。うとうとではなく、気がつけば4時間、5時間は寝ていると言った状態。

 こう言う時にもしかすると「三田のまちづくり、新たな発想」を思い浮かべるのではないのか?と夢をみようと努力しましたが、出てくるのは、先日合唱したモツレクの曲だけ・・・・。まるで、本人の回復を祈っているかのようです。
 熱があると発想も何もないのでしょうか?!
 熱が下がって2日間は安静にと言われています。このままのペースで行けば、日曜日の午後からは動きだせそうです。

 皆さんにはご心配をおかけしました。ありがとうございました。
 わらじ通信は、24日から駅まきを再開します。

わらじ通信臨時号を来週各駅で配布します

2014年03月15日 | 環境・都市計画
 3月6日に質問したニュータウンの景観保全について議場でのやり取りをわらじ通信臨時第9号(A4版)でお知らせします。
 今回号は、主な駅での配付とゆりのき台地域へ配付を予定しています。

 わらじ通信は、ブログを通じて後日掲載させていただきますが、個人的に通信が必要な方は、お知らせください。
 

 

雲水そして卒業式

2014年03月12日 | 地域活動
 昨日、3月11日、三田市内の8つの中学校で卒業式典が開催されました。11日と言えば、東北地方に未曾有の災害が発生した日でもあります。
 私は、地元のゆりのき台中学校へ招かれ出席させていただきました。卒業された皆さんは、ちょうど3年前に新1年生として入学したことになります。きっと、いろいろな思いで地震の報道を見聞きしながら過ごしてきたのだろうと思います。
 しかし、その彼ら彼女らも新たな道に進み始めます。
 
 (上記画像は、式典終了間際、3年生が、2年生や保護者の皆さんから拍手で送り出されています。生徒は、写っていません)
 学校長からは、「豊かな人生を送るためには、夢と希望を持って懸命に生きる努力を・・・」とのエールと同時に「自分だけで生きてはいけない。時には人に頼り、時には人を助けて生きてほしい」と共に生きることで人生の荒波を生き抜いてほしいとのメッセージが贈られました。

 私からは、「極める努力をしてほしい」と一言添えさせていただきました。

 さて、先週末7日(金)にフラワー市民センターで開催された「人権啓発講座」に参加させていただきました。

 テーマは「雲水」曹洞宗大本山「永平寺」の修行僧のことが雲水です。講師は、三田市内高次の「興聖寺」で住職をしている安行英文氏。
 安行氏からは、雲水時代の修行内容を交えて、現在の宗教と人権の抱える課題にも触れました。
 社会全体で背負うものを「共業(くごう)」といい個人で背負うものを「不共業」と言うとの解説。

 ここで言う、社会全体で考えなければならないものとは、本来は個人で抱え込まないで済むような社会保障の制度的なものも含まれるようです。個人が悪いから・・・と言う概念は、本来であれば、社会全体で考えなければならないものだと思います。
 ふと、学校教育現場で起こる「いじめ」もこの共業や不共業に通じるものがあると思います。共業の考えがしっかり浸透しておれば、いじめで悩まずに済むと思います。
 さて、安行氏からは、もう一つ学びました。
 「さようなら」と言う語源。これまで日本人は「さようなら」を余り言わなくなったのではないか。さようならには、負のイメージがあるからだそうです。諸外国での「さようなら」は、「グッバイ」など「また会いましょう」と言うことになり、若い人は、「バイバイ」を好んで使っています。
 
 「さようなら」は、「そう言うことならば」⇒「左様ならば」⇒「さようなら」となったと言います。
 「さようなら」は、そういうことなら別れましょうに通じます。仏教界の「諦め」を意味するとのことで、ネガティブな別れの表現は、日本にしかない。とも言われていますが、昨日の卒業式ではグッバイではなくて、やっぱり「さようなら」が似合うと思います。
 
 一期一会の際の「さようなら」。知人の先立ち「さようなら」。ある意味仕方ないと思わなければ、やっていけない場面がいっぱいあります。
 3.11のそれぞれの「さようなら」。さようならと言うことで心の整理がつく方も多いのではないでしょうか。
 
 *「さようならの後の決意かな・・・」。卒業時のさようならには、二度と会えないかもしれないが、会った時には、私はこうなっているのだ!と言う夢や希望をもった意味が多分に込められているような気がします。
 

モツレク~代表質問 この1週間

2014年03月10日 | 活動報告
 昨日は、三田中央ライオンズクラブと手をつなぐ育成会の皆さんとのボーリング大会に出席後、郷の音ホールで開催されている「生け花展」そしてシャンソン歌手としてデビュー20周年を迎えた柴田潤子さんのチャリティーコンサートへ足を運びました。

 
 地道な活動をされている潤子さんのたくさんのフアンの方がお越しになられていました。
 潤子さんは、夫が他界されて13年、その思い出の曲「哀しみソレアード」を歌っている途中から会場のあちらこちらから、涙する観客が感じられました。私もその一人。「歌は、その方の思いを蘇らせる力があるのだ」。改めて歌の力を感じた瞬間でした。

 さて、3月1日と2日はモーツアルト・レクイエムコンサートのイベントで2日間、集中させていただきました。
 私の高校の恩師であるM先生ご夫妻も2日の本番に稲美町から駆け付けてくださいました。そして丁寧にも金曜日に帰宅してみるとお礼の葉書が届いていました。
 合唱は「プロ並みだ!」との表現をしてくださり、先生ご夫妻の感動が文面から伝わってきました。聴きに来ていただいた方は、私の周囲にも何十人かおられます。本当にありがとうございました。
 

 2日当日、コンサートが終わり、感動が冷めやらぬ午後6時から郷の音ホールの展示室で合唱指導の畑先生や児玉先生ご夫妻との打ち上げ会が開催されました。今回のコンサートのお誘いは、市内在住の秦さんとそおご友人の遠山さんの二人のコンビが、三田市の郷の音ホールで「聴かせる合唱」を!との熱い思いから、それも1年以上前から温めていた企画を8月にスタートしたことから始まります。
 新聞記事を見て、「3.11への祈りを歌で表すのと同時に収益を寄付する」と言う内容にひかれ、レクイエムを歌う会に入団したのが、昨年8月末でした。
 それからというもの、毎週金曜日の夜7時~合唱団の練習や打ち合わせが始まりました。最初は、シューベルトの聴きなれない曲や言葉についていけない!出来ない!と半泣き状態。先生からも発声練習では、厳しい指導を何度も受けました。
 合唱団員は、三田市以外からも神戸市や池田市、川西市など遠方から来ていただいた方もたくさんおられます。私的には、「第九」と全く異なる優美な合唱だったと思います。
 
 今回の合唱に関わった全ての皆様に感謝します。

 さて、合唱の余韻覚めやらぬ3日~4日にかけて、代表質問原稿の仕上げに取り掛かりました。
 5日は本会議の開催。
 6日の午後2時50分~の登壇予定でしたが、午後1時からの代表質問が早く終わり、午後2時30分に登壇しました。


 質問の概要と答弁は以下の通りです。(抜粋します)

1 ニュータウン開発の新たな課題
 Q:ニュータウンは、開発されて30年経過、当初建設されてた建築物が売却される場合があり、新たな土地利用に供されることが多くなった。しかし、その景観は、大きく形を変えようとしている。特にウッディタウンの平谷川緑地の上流部の旧山西福祉記念会館が取り壊された後、地域住民の憩いの場、散歩道となっている緩やかな法面(傾斜部)に擁癖が造られようとしていると市民からも平谷川緑地全体の保全について意見が寄せられている。
 また、三田市が借用している隣地の芝生グランドも今後開発事業者へ売却されると、平谷川緑地の景観に即刻、大きく関わる課題となる。
 三田市は、景観保全についてどうのような対策、対応をするのか。


 (開発業者によってこの散歩道沿いに壁が出来るかも・・・)
 A:三田市としては、今回の事業者から具体的な提案がないものの、芝生グランドは平谷川の景観に資する重要な施設であると認識していることや住民の憩いの場になっていることも認識しているところであり、今後良好な景観維持・確保のために土地所有者へ働きかけて行きたい。

 再質問:土地所有者へ働きかけるとのことだが、市民からは擁壁が設置され、これまでの桜並木等が壊されるなど景観が損なわれるのではないかとの不安要因があるが、これら具体的な擁壁に関しての具体策・指導はどうするのか。
 再答弁:事業者へは、擁壁のセットバックや壁の高さを抑えていただくなど、指導をしていきたい。

2 ICT戦略
 Q:ビックデータ、オープンデータについての認識や二次利用に関して、市の見解は?
 A:ビックデータ・オープンデータを活用した新たなサービスが創出できる地域づくり発展のために、開示に向けてデータの利活用とプライバシー確保の均衡のとれたルール整備の検討を進める。
 また、二次利用を促す観点からクリエイティブ・コモンズ・ライセンスによる著作権表示の導入に向けて全庁的に取り組む。
 Q:市民との情報共有、行政の効率化ができる千葉市のガバメント2.0「千葉レポ」を三田市でも導入する意向は?
 A:千葉レポは、市内の道路やベンチの破損状況をスマートホンの画像伝送情報により行政運営の助けになるばかりか、市民と行政の協働のまちづくり実現に有効な手段となりえるものと考えている。また、災害時にも被災情報の把握ができ迅速な対応が出来るのではないかと考えてる。千葉市の本格的は運用が、平成26年度からとなっていることから、運用実績が蓄積された段階で積極的に情報収集を行い実現可能性を探求したい。

3 交番等の設置の必要性は?
 Q:新三田駅は乗降客も多く、今後の発展も期待できる。駅前への交番等の設置の必要性について市の見解を伺う。
 A:乗降客数が、約1万5千人と多く、今後福島地域の整備事業や第二テクノパークへの企業誘致もあることから、利用者が増加すると見込まれ、交番等の設置が必要であると認識している。三田警察署も交番等の設置に理解を示していおり、今後設置に向けた用地の確保もあるが、県政要望を上げて行きたい。

4、コミュニティスクールの評価や5、太陽光発電の設置事業に関する質問内容や答弁は、わらじ通信(活動報告)で報告します。
6 地域福祉計画・介護保険計画に関連する事業
 Q:ユニバーサルデザインに関して既存の公共施設への基準を市独自で策定することはできないか?
 新しく建設している新庁舎では、ユニバーサルでデザインを取り入れたものとなっており、市民が安全・安心に使用、移動できるようになっている。しかし、既存の公共施設などは、ユニバーサルデザインになっていないところがある。例えば、市民病院や公共施設、大規模店の駐車場、特に身障者用の駐車場は、横幅はあるが、福祉タクシーの車椅子は、駐車場が縦に長くなければ、乗り降りできない。
 また、認知症の方が公共施設のトイレを利用した際に鍵の開け方が分からなくなった事例も発生。
 これらは、施設を造る際に現在、詳細な取り決めがなされておらず、三田市独自の基準づくりが必要であると考えているが、三田市の見解を伺う。
 A:障害者や高齢者の状態は、各々で異なり、全ての人が利用しやすい器具形状などを選定するのは、困難。高齢者や子供などの利用に合わせたデザインとしたい。
 再質問:どのような器具、形状にするのかの基準がないことから三田市独自の基準をいろいろな事例を確認したうえで職員間で協議することが大切であると思うが、基準づくりの検討をするつもりはないか。
 再答弁:全ての人を対象にした基準は出来ないと考えている。
 
 上記は平行線の議論となりましたが、確かにユニバーサルデザインと言う考え方には、「全ての人に」と言う考え方が根底にあるのは分かっていますが、私が言いたいのはこのような事例が起こった場合にどのような対策やデザインが可能かを横断的に考えるチームが必要ではないかと思っています。

モツレク本番

2014年03月02日 | 活動報告
 5日に会派代表質問があり、その質問内容の原稿も書き上げなければなりませんが、昨年9月当初から練習をこなしてきたモーツアルト・レクイエムやシューベルト・ミサの演奏会の本番当日を迎えました。
 
 昨日の午後から三田市総合文化センター・郷の音ホールで大阪チェンバーオーケストラの皆さんと音合わせをしました。
 

 上記の写真は、畑儀文氏の指揮のもとシューベルトの練習を終え、休憩中のものです。
 オーケストラの皆さんが奏でる「音」を最初に聞いた時は、「鳥肌が立つ」ような感動を覚えました。
 そして、夕方の6時前までモーツアルト・レクイエムを児玉晃氏の指揮で一通りの曲をこなしました。
 先生からは、「郷の音ホールの響きが良いだけに歌声をさぼっていませんか?もっとしっかり響かせて!」との注文が付きます。

 本日のレクイエム。きっと素晴らしい演奏会になる予感!がしています。
 

 当日のチケットは、まだ残っています。ソリストは、畑氏、児玉洋子氏、渡邉由美子氏の面々です。ソリストの歌声だけでも価値があります。
 今日のご予定が変わった。何か素敵な音楽を鑑賞したい!と思っておられる近隣の皆様!お越しをお待ち申し上げております。