少し気温の高い日があったが、再び冷え込む日が続く。
温かいものが恋しくなる。
膾よりも羹である。
蕎麦もモリよりもカケが食いたくなる。
そういえばモリ・カケ解散総選挙はどうなったのだろう?
前哨戦は派手な掛け合い漫才が飛び交ったが、いざ選挙戦となったら、途端に静まった。
それにしても世間の、モリ・カケに関する騒ぎ様の酷さはなかった。
なんの証拠も確証もなくただただ囃し立てるのは滑稽でさえあった。
別に、選挙結果に何かを期待しているわけではない。
世の馬鹿馬鹿しさに呆れたまでである。
老ひの身をただ晩菊に横たへり 素閑