昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

麦飯

2018-05-17 21:50:54 | 俳句

暑い。ここまでくると猛暑である。
暑い中で、あれこれややこしく考える。
無駄な妄想である。
例えば言葉の本質とは、外延とは、内包とはとは何か?
これを下敷きに「平和」「人権」「平等」とは何か?
そんなことが頭を巡る。
どうでもよいことである。
「小人閑居して不善を成す」である。

やまひ得て妻のふたとせ麦の飯   素閑

竹垣に豆腐売るこへ麦飯や   素閑

墨染にあざやかうつる麦の飯   素閑

おおきなる男正座の麦の飯   素閑

狂乱のアリア消え入り麦の飯   素閑

莫妄想妄想募る麦の飯   素閑

縞木綿維納の娘や麦の飯   素閑

あしたにぞ麦飯匂ふ軒の端   素閑

農鳥を眺むる里や麦の飯   素閑



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