エルさんが運動会の準備で忙しく、毎晩、深夜まで帰ってこない。
あの子は不思議と身体が丈夫なので持っているが、普通だったらとっくに過労死レベルである。
ただ自分から積極的に仕事に打ち込んでいるので安心して見て居られる。
今の若い人は大変である。
オカブの若い時期よりも組織の管理は厳しく、またぎりぎりまで成果を求められる。
そんな中でエルさんは世の中を泳ぎ渡っている。
ただ見守るしかない。
弟妹もなく妻の炊く豆の飯 素閑
天保のいにしえ説く僧豆の飯 素閑
豆飯や富士の湖畔の夕景色 素閑
豆飯や岩のかたへの筧かな 素閑
小百姓代々受け継ぐ豆の飯 素閑
西銀座ガラスのビルの豆御飯 素閑
浪々と流れて故郷豆の飯 素閑
五月にぞ生まれて一家の豆の飯 素閑
英霊の三倍生きたり豆の飯 素閑
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