昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

都草

2018-05-21 21:08:33 | 俳句

栗城史多が死んだ。
彼にはあまり興味がないので、あまり知識はない。
しかし野口健と同じく「登山家」と呼ぶには抵抗がある。
もちろん「登山家」にはいろいろな範疇がある。
しかしそれでも彼は「登山家」ではないと思う。
とまれひとまず合掌。

都草どろ酔いの果て呪い言   素閑

都草この命いつ果てるやら   素閑

都草大路に大の字月眺む   素閑

波乱なく都草咲く読み違え   素閑

丈足りぬ児と都草母おらず   素閑

夜更けて女給と戯れ都草   素閑

石蹴りの向こうに飛びぬ都草   素閑

ままははの乳房をさぐる都草   素閑



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溝浚え

2018-05-21 00:11:28 | 俳句

学校も、会社も新人が入ってきて、五月の連休も過ぎ、浮き立った感が次第に収まり、本格的に通常の流れに移ろうかというところだろう。
しかし、そんなところで置いてきぼりを食ったり、なかなか周囲に馴染めない者もいる。
そんな時は、学校(クラブ・部)や会社の目的をよく説いたうえで、自分でそれにキャッチアップするよう努力するよう命じて、しばらく静観するのが良い。
間違っても、首根っこひっ捕まえて引きずり回すようなことはしないことだ。
そんなことをしたら、今の若い人はたちまち逃げ出してしまう。
現代は、人間の成長の速度がいささか遅くなったのだ。
だから、オカブは18歳成人には反対である。

日曜の朝に早起きどぶ浚え   素閑

溝浚え藪蚊の朝日に照らされて   素閑

溝浚えしばらく叔父に居候   素閑

大ひなる溝浚えかな入日前   素閑

溝浚え清水の湧くを見入りけり   素閑

はしかの子熱のうたたか溝浚え   素閑

焼き結び溝浚えの日の振る舞ひや   素閑

村役のむじなに似たり溝浚え   素閑

裾あげて佳人の速足溝浚え   素閑

南西の雲湧き出でて溝浚え   素閑

掻くごとに老ひの増すやら溝浚え   素閑



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