昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

新緑

2018-05-26 20:28:19 | 俳句

苦々しいことというものはあるものだ。
それをしみじみ味わうことも年に何回かはあるものだ。
避けようと思っても避けられない。
人生の性、定めのようなものだ。
致し方ない。

ふて寝して起きぬけに見る朝みどり   素閑

したたりてなおしたたりて新緑や   素閑

祟りなき新緑の神とのにおわす   素閑

山路来て水ともに増す新緑や   素閑

太古より生きた杉の辺みどり増す   素閑

よき人を訪ひかどの新緑や   素閑

高僧も鳥に語らむみどりさえ   素閑

集い来て花はなくともみどりかな   素閑

新緑やともに旅せむ連れのひと   素閑

気疲れのなお積もりけむみどりかな   素閑



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