今日、銀座の山野楽器にフルートの調整に行ってきた。
フルートという楽器は、管と歌口以外は、音孔を塞ぐ機械の要素が大部分で、それがまた微妙にできているので、メンテナンスが大変である。
オカブの持っている楽器は、もう完全にオーバーホールに出したほうが良いにもかかわらず、お金がないので、そうもいかない。
そこで山野楽器が主催して、フルート・メーカーが実施する無料調整会にしか出せない。しかし無料である!!!このことはでかい。
そんなこんなで、二十年ほど、凌いでいる。
しかし、話は変わるが、もう50歳台以上のフルーティストは引退するか、新しい楽器に買い替えて、吹き込んで修行をするかしたほうがいい。
フルートの楽器の革新による、演奏の進歩は著しい。
今、大きな面をして我こそはフルーティストでございとほざいている爺、婆は須らく慙死せしめるべきである。
今の若いフルーティストの躍進は目覚ましい。
早く後進に道を譲るべきである。
実習生油の機械翁の忌 素閑
枯れ枝の束を積みたり時雨忌や 素閑
銀行の窓口混みし芭蕉の忌 素閑
偲ぶ人供にいるなき芭蕉の忌 素閑
蕉翁のゆかりの餅ぞ忌をしのぶ 素閑
芭蕉忌や茶渋の染みたる大茶碗 素閑
小柴垣隣の礼に芭蕉の忌 素閑
背の寒き歳となるとぞ芭蕉忌や 素閑
枯れた葉のただはらはらと芭蕉の忌 素閑
世を過ぐる術もなしやと芭蕉の忌 素閑
覚ゆれば世に一人なり芭蕉忌や 素閑
山路来て詩想なき身の蕉翁忌 素閑