昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

木の葉髪

2018-11-23 19:30:21 | 俳句

山の手に住んでいると、人情とか情緒とかに疎くなる。
一見、文化的な地域だが、実情は非常に乾いた生活空間だ。
風雅な一軒家が、マンションや間口の狭い建売住宅に替わり、殺風景なことこの上ない。
簡単に気に入った所に引っ越せる人が羨ましい。
こちらは経済的問題と、生活基盤の関係で、この地を離れられない。
まぁ、生活するのに便利と言えば便利である。
それが新しい住民を呼び込み、どんどん環境が変わっている。
下町は谷中の辺りに住んでみたいものである。
下はかーたんとブランチに行った大庄水産。
かーたんは金目鯛の煮つけ。オカブは刺身定食にビール。
食うことと飲むことしか頭にない。
実に情けない事である。

木の葉髪ところでバスは七時半   素閑

木の葉髪朝のきつさが募りたり   素閑

沖仲師彼もうつらう木の葉髪   素閑

木の葉髪鏡の前の愁嘆場   素閑

遠き山吹き下ろす風木の葉髪   素閑

年ともに空き家が目立ち木の葉髪   素閑

常緑といへど枯れたり木の葉髪   素閑

木の葉髪西の方へと暮れいけり   素閑

木の葉髪風さらうかわも水鏡   素閑

両辺に二乗をかけて木の葉髪   素閑

木の葉髪子に飴玉を二つやり   素閑


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