昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

夜食

2017-10-25 01:58:55 | 俳句

昨晩は遅くまで海外の友人とSKYPEで話していた。
色々な分野で、世界を股にかけてビジネスをする国際人である。
彼の拠点はフランスのアヌシーに置いている。
話すと言ってもフランス語ではなく英語である。
いろいろな情報を仕入れ勉強になった。
自分も、彼のように活躍したいと、ふと思ったりするが、もはや老体の身。
ただ衰えいくのみである。

 静けしや残りの虫の夜食かな   素閑

 

 


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冬隣

2017-10-24 13:25:20 | 俳句

なにやかやと忙しく、土日もバタバタしていたし、なにせ雨ばかり続いたので、ぶらりと外に出る機会がなかった。
出かけるというほどではないが、下北沢への用事があったので、淡島の森厳寺に寄ってきた。
併設する幼稚園の子供の声がにぎやかだ。
ただ、寺域は人影がない。
途方に暮れてしまった。

冬隣落つる陽に照る閻魔堂   素閑


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刈田

2017-10-24 02:45:30 | 俳句

伯父貴が白血病ということで、先々週ばーたんが見舞いに行ってきたが、今のところ元気だという。
伯父貴が隠棲した家は武蔵嵐山。
幾十年も前に遊びに行ったときは、恐ろしい田舎で、老いた伯父伯母夫婦がこんな所で暮らせるのかと、少し不安になった。
今はだいぶ、開けたようだが、しかし闘病生活をするには不便であろう。
手近に医者や病院があるのやら?
台風が去って、昨日は、暖かい晴天が続いたが、夜から冷えてきた。
今年初めての木枯らしが吹くとも天気予報でやっていた。
秋は去り、確実に冬に近づいている。

病得て伯父は刈田の宿に臥す   素閑


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風炉名残り

2017-10-23 13:13:38 | 俳句

我が家はほんのあばら家だが、客間兼茶室の一部屋がある。
ばーたんの趣味で建てさせたものだ。
もう、この人も歳で、点前の大半を忘れているが、風炉やら釜やら風炉先やら茶碗やら棗やら蓋置やら掛物やらその他茶道具のガラクタを捨てようともしない。
もう久しく、家で茶会などやっていないのだが、それでも死ぬまでガラクタを抱えていくようだ。
物置がいっぱいになって、整理しようとしても、何としても手を付けさせない。
老いの一徹とは恐ろしいものだ。

風炉名残り軒端に嵐の雫かな   素閑

 


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露じも

2017-10-23 00:40:57 | 俳句

大学の山岳会のOB会に土曜の夜に出てきた。
雨のそぼ降る中、高田馬場くんだりまで出かけた。
メンバーは久しく会っていないので、老化・劣化が激しい。
その中でも、もっとも激しいのがオカブであるが・・・
まぁ、ご想像の通り、この年代の同窓会というと、年金の話、健康の話。
元気の良い山行きの話は殆ど出てこなかった。
5時に集まり9時過ぎにお開きということで、4時間あまり飲んで、薫草君と二人で、手近なバーに入り軽く二次会。
副都心線で渋谷に出て、バスにて帰宅。

露じもや火の入る間にて差し差され   素閑

 


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晩秋

2017-10-22 10:39:50 | 俳句

日経平均が56年ぶりの連騰をしているということだが、雨の方も記録的な連続降雨である。
今日はは日曜日。
総選挙の投票日だ。
雨で出足を挫かれて投票率も上がらないことだろう。
しかし、世の中に大した違いはない。
山芋のように埋もれて世を過ごしている身としては、少しでも静かにしていてほしいと思うだけである。

小鳥濡れ日は晩秋に失せにけり   素閑


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2017-10-21 09:52:12 | 俳句

秋が深まりつつあるのに、季節外れの台風の到来。
ただ、台風の到来と遭っても、気温は下がるばかり。
うそ寒い日々だ。
明日は総選挙の投票日。
どんな結果になることやら?
まぁ、あまり期待しないでおくことにする。
選挙が、どのような結果になっても、その行く末に大した変化はないからだ。
大きな変化があるとしたら、悪い方にだろう。
いずれにせよ期待薄である。

黄だゐだゐ不意の闇夜の灯りかな   素閑


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秋の雨

2017-10-20 05:25:24 | 俳句

昨日の午前中、思わぬ秋晴だったと思えば、また雨である。
今年は、夏も秋も雨だ。
とはいえ、台風が接近している。
場合によっては、日曜日に関東地方直撃の可能性もある。
総選挙の投票忌日の延長も検討されていると聞く。
まあ、慈雨という言葉もあるが、今年の場合は迷惑な雨である。

秋の雨履く靴下の片ちがへ   素閑


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秋晴

2017-10-19 09:36:42 | 俳句

雨の日が明けて久しぶりの快晴の日に巡り合った。
仕事がなければ、どこか近くの名所・旧跡にでも出かけてきたいのだが・・・・
なかなか事情が許さない。
かーたんも朝早くから洗濯機を回している。
待つや久しの秋晴は仕事で費やされてしまうかもしれない。

秋晴の軒端に一つ光落つ   素閑