私は、ことのほか、カニクリームコロッケが好きだ。
コーンやエビではなく、カニに強い愛情をおぼえる。
ただし、自分で作ったことはない。料理は苦手だから、最初から「無理そう」と諦めていた。
ところが、先日、20代女性のマイミクさんが、お手製のカニクリームコロッケをアップしていたので、大いに刺激を受けた。
なんて美味しそうなの!? 私にも作れそう!!
早速、ネットでレシピを検索すると、電子レンジでホワイトソースを作る方法がある。簡単で私向きだと判断し、サイトを印刷した。
ボウルにバターと小麦粉を入れたらレンジでチン、牛乳を入れて混ぜたらチン、もう一度混ぜてチン、というあっぱれなお手軽さである。あとは、玉ねぎとカニ缶を炒め、ホワイトソースに加えてからバットに移し、冷蔵庫で冷やせばよい。
しかし、バットの中のホワイトソースがゆるい。シチューよりもやや固めという程度の仕上がりが気になった。
だが、おやつのプリンを早く食べたかったので、「冷めれば、きっと固まるんだろう」と楽観的に考えた。
プリンのあとは、他のおかずを作ろう。そのあと冷蔵庫で固めたホワイトソースを成形し、衣をつけて揚げれば出来上がりだ。
2時間後、バットを取り出してみたが、期待していた変化はない。
相変わらずの液体が冷たくなっただけだ。液体では、衣をつけて揚げるという作業が出来ない。ようやく私は「こりゃヤバい」と焦りはじめた。
窮地に陥ると、いいアイデアがひらめくこともある。
そうだ、凍らせてみたらどうかしら。
時間はすでに午後6時半を回っている。カチカチになるまで凍らせることはできないが、衣を付けて揚げられる程度まで、冷凍庫に入れておくことにした。
30分も経てば、かなり固まってくる。ためしに、1個、取り出して、小麦粉をまぶした。
小麦粉はどうにかつけられたが、常温の溶き卵で崩れてしまう。「ひえええ」とパン粉の山に突っ込み、サラダ油にぶち込んだ。
結果は見事な失敗である。
ソースが全部流れ出てしまい、コロッケどころか、かき揚げの出来上がりだ……。
私は天を仰いだ。
結局、散々家族を待たせた挙句、これが夕食のメインディッシュである。
千切りキャベツとプチトマトだけではどうしようもない。
買い置きの塩鮭を焼き、皿の空間にすべり込ませた。
キーッ、悔しい!!
翌日、残ったホワイトソースにマカロニとタラバガニを加え、カニグラタンに変身させた。マッシュルームがあれば、なおよかったかもしれない。
グレードアップするため、オマール海老のスープも添える。
カニクリームコロッケは大失敗だったが、カニグラタンは美味しくできたので、少しは気が晴れた。
タラバガニが、まだ半分ほど余っている。
今回の敗因は、加熱が足りなかったため、ソースが固まらなかったからだろう。じっくり熱して水気を飛ばせば、上手くできるような気がする。
カニクリームコロッケへの愛情、というより、もはや執着だ。
今度は絶対成功させまーす!!
楽しんでいただけましたか? クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
コーンやエビではなく、カニに強い愛情をおぼえる。
ただし、自分で作ったことはない。料理は苦手だから、最初から「無理そう」と諦めていた。
ところが、先日、20代女性のマイミクさんが、お手製のカニクリームコロッケをアップしていたので、大いに刺激を受けた。
なんて美味しそうなの!? 私にも作れそう!!
早速、ネットでレシピを検索すると、電子レンジでホワイトソースを作る方法がある。簡単で私向きだと判断し、サイトを印刷した。
ボウルにバターと小麦粉を入れたらレンジでチン、牛乳を入れて混ぜたらチン、もう一度混ぜてチン、というあっぱれなお手軽さである。あとは、玉ねぎとカニ缶を炒め、ホワイトソースに加えてからバットに移し、冷蔵庫で冷やせばよい。
しかし、バットの中のホワイトソースがゆるい。シチューよりもやや固めという程度の仕上がりが気になった。
だが、おやつのプリンを早く食べたかったので、「冷めれば、きっと固まるんだろう」と楽観的に考えた。
プリンのあとは、他のおかずを作ろう。そのあと冷蔵庫で固めたホワイトソースを成形し、衣をつけて揚げれば出来上がりだ。
2時間後、バットを取り出してみたが、期待していた変化はない。
相変わらずの液体が冷たくなっただけだ。液体では、衣をつけて揚げるという作業が出来ない。ようやく私は「こりゃヤバい」と焦りはじめた。
窮地に陥ると、いいアイデアがひらめくこともある。
そうだ、凍らせてみたらどうかしら。
時間はすでに午後6時半を回っている。カチカチになるまで凍らせることはできないが、衣を付けて揚げられる程度まで、冷凍庫に入れておくことにした。
30分も経てば、かなり固まってくる。ためしに、1個、取り出して、小麦粉をまぶした。
小麦粉はどうにかつけられたが、常温の溶き卵で崩れてしまう。「ひえええ」とパン粉の山に突っ込み、サラダ油にぶち込んだ。
結果は見事な失敗である。
ソースが全部流れ出てしまい、コロッケどころか、かき揚げの出来上がりだ……。
私は天を仰いだ。
結局、散々家族を待たせた挙句、これが夕食のメインディッシュである。
千切りキャベツとプチトマトだけではどうしようもない。
買い置きの塩鮭を焼き、皿の空間にすべり込ませた。
キーッ、悔しい!!
翌日、残ったホワイトソースにマカロニとタラバガニを加え、カニグラタンに変身させた。マッシュルームがあれば、なおよかったかもしれない。
グレードアップするため、オマール海老のスープも添える。
カニクリームコロッケは大失敗だったが、カニグラタンは美味しくできたので、少しは気が晴れた。
タラバガニが、まだ半分ほど余っている。
今回の敗因は、加熱が足りなかったため、ソースが固まらなかったからだろう。じっくり熱して水気を飛ばせば、上手くできるような気がする。
カニクリームコロッケへの愛情、というより、もはや執着だ。
今度は絶対成功させまーす!!
楽しんでいただけましたか? クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)