これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

お久しぶりです、沖縄さん(2)

2024年10月20日 17時25分04秒 | エッセイ
 かつて都内では沖縄への修学旅行が人気だったが、バス代が高騰している昨今では少なくなってきた。
 経費節約のため、無料スポットを行程に組み込むことも重要となる。おかげで、今まで訪れたことのない見どころを知れてありがたい。
 そのひとつが座喜味城跡である。



 石垣しか残っていないのに世界遺産という点が不思議だったが、それもそのはず。600年前の琉球時代にタイムスリップできる魅力に取りつかれた。





 決して大きな城ではなかったという。





 しかし、人や空間を支配する力があちらこちらに感じられて、さぞや立派な佇まいだったであろうと察することができた。軟らかい赤土に工夫をして、強固な土台を作ったとのエピソードにも感心した。
 帰り際、階段を下りると施設名の表示の裏側が見えた。「文部省」の3文字に大きく頷く。人気スポットではないようだが、素敵なところなので、たくさんの人が見られるといいのだけど。



 メル・ギブソン監督の映画「ハクソー・リッジ」の舞台となった場所も遠目から見ることができた。



 映画自体はところどころしか覚えていないが、途中でお腹が痛くなり、トイレに行くため中座したことは忘れられない。何とも情けない話である。
 安定の万座毛。



 海がキレイな残波岬。



 そして美ら海水族館へ。



 何でこんなに混んでいるのかと不思議に思っていたら、15時の食事タイムが近いせいだった。混雑する場所は得意じゃないが、せっかくの機会なので見ることにする。
「ジンベエザメは食事のときに体を縦にするんですよ~」
 朗らかなアナウンスに「へー」と納得した。



 本部(もとぶ)まで行けば伊江島が見える。



 エメラルドの海、白い砂。
 強い陽、高い気温。
 沖縄の魅力は南国らしさにあるようだ。教員にも一定数の沖縄フリークがいる。年に一度は沖縄に行き、日焼けして帰ってくるそうだ。おそらく、今回参加した200人の生徒の中にも、沖縄へのリピーターが生まれるであろう。ここには、それだけの磁力がある。
 あわただしい毎日を忘れ、非日常を楽しんだ、忘れがたい修学旅行となった。
 お久しぶりです、沖縄さん。
 また行くからね、沖縄さん。

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