これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

わさび愛

2017年06月18日 22時19分28秒 | エッセイ
 はとバスの立山黒部アルペンルートのツアーは、安曇野で一泊する。
 この日の宿は、ホテルアンビエント安曇野。施設は少々古いが、部屋は広いし、温泉ありで満足した。





 旅行前までにやらなければならないことが多く、前日の睡眠時間はたったの3時間である。夕食後は、カラオケルームで歌ってカロリーを消費し



ゆっくり温泉に浸かってから寝た。パソコンがないとブログもSNSもできないし、家事からも解放されているし、本も持ってきていないから、ひたすら寝ようと決めていた。
「ぐうぅぅ~」
 翌朝は、すっきり目覚めることができた。睡眠時間7時間。何て幸せなのだろう。これからは、体力の限界が近づいてきたら、家ではなくどこぞのホテルに籠って、死んだように寝るのが一番である。
「さあ、朝食だ、朝食♪」
 私はパン党なので、焼き立てのクロワッサンをいただいた。ホカホカで幸せが倍増する。娘はご飯党だから、なめ茸や煮しめなどをお皿によそっていた。
「うっ、辛ッ!」
 娘が顔を歪めて叫ぶ。
「何食べたの?」
「わさび海苔ってやつ。佃煮なのに、すごく辛い」
「ああ、安曇野のわさびは有名だね。水がキレイだから栽培に適しているんだって」
「でも、辛すぎだよ」
 海苔だけではない。このホテルで購入したわさび漬けを夫に食べさせたら、「こんなに辛いの食べたことない」と涙ぐんでいた。伊豆のわさび漬けもよく食べたが、あちらは多少手心を加えて「苦手な人でも食べられる」辛さだった気がする。そのほうが売れ行きも伸びるのかもしれない。
 だが、安曇野や黒部あたりは遠慮なし、情け容赦なしの真っ向勝負のようだ。
 たとえば、アルペンルートの途中で買ったこの「わさび豚まん」。



 色や匂いがすでに、わさびである。一口、二口なら大丈夫だが、それ以上食べると咳が出て、鼻水が垂れてきて、涙がじんわりにじんでくる。額や口の下、わきの下に汗をかき、ハーハーヒーヒーしながら食べた。
 しかし、わさびの美容効果は大きいらしい。
「あれ、痩せてる……」
 帰宅後、体重計に乗ったら、1kg落ちているのには驚いた。さんざん食べていたのに。
「吹き出物が治ってる……」
 鼻の左側にできていた、しつこい吹き出物も全然目立たなくなっていた。もし、これがわさびの効果だとしたら、毎日大泣きしてでも食べるのだが。
 おススメは、このおみやげだ。



 ちょっと辛いかな? という程度の柿の種なのに、ある程度お腹も膨れるし、チーズともマッチしてなかなか美味しい。同僚に配ったら好評だった。これで美容効果もあったら、最強なのではないか。
 聞くところによると、安曇野には「大王わさび農場」なる施設があるらしい。
 辛党じゃないけど興味あるわぁ。


    ↑
クリックしてくださるとウレシイです♪

※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
 「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする