熊谷には負けるが、私の家は、夏暑くて冬寒い練馬にある。お盆に、掃除をしようと部屋のドアを開けたら、廊下で蜘蛛のような虫が死んでいた。しかし、よく見ると、蜘蛛ではなく蚊であった。結構大型で、足が白黒のシマシマであることから、ヒトスジシマカと思われる。デング熱が流行したとき、戦犯とされた蚊だから、刺される前に死んでくれてよかった。
死骸を片づけながら、単純な疑問がわいてきた。
「何で死んだんだろう。熱中症?」
さあ、知りません。
こう暑くては体に悪い。精のつく食べ物を検索しところ、「フカヒレ」がヒットした。
「えー、フカヒレ? ホント?」
私はフカヒレが大好きだ。スタミナはさておき、美容によさそうなイメージが大きい。
「だったら、試してみないとねっ」
よい口実を見つけ、ルンルンしながら中華料理屋さんを探し始めたのであった。
その日は、新宿で映画を観る予定だった。新宿三丁目近辺を検索したところ、ランチにフカヒレ姿煮のある店を発見し、すかさず予約を入れる。
フカヒレ姿煮は、前菜のあとに運ばれてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/4f/aee7ccfc0f1538eaeba35bced2393eb3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/c0/4e980388e4e693aa4c3a934cf358910c.jpg)
「あれえ~?」
ちょっとたじろぐ。
今まで食べたフカヒレと形が違ったからだ。
こんなのや
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/ea/7da14a76b2d6445fefe08a89c23a5bc3.jpg)
あんなのは、どれもクロワッサンみたいになっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/fc/ec3da838f493216d5e2f6b8776c123c6.jpg)
「何で、フリル全開みたいな形なんだろう」
やがて理由がわかった。これまでのフカヒレは背びれの部分だったが、これは胸びれらしい。要は、部位の違いというわけだ。多いに納得。まろやかであっさりした醤油味で、かなりイケた。
しかし、この店のウリはフカヒレではなく、北京ダックであった。客の目の前で、焼き上がった鴨を丸ごと一羽、カットしながら給仕してくれる。その多彩なバリエーションは、「これまで食べてきた北京ダックは何だったんだ」と考えさせらるほど、お見事だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/98/d7d12609bcc044990b9f51bb9f87d79e.jpg)
「皮に砂糖をかけたものです」
「うめー」
砂糖をかけると、タレの香ばしさが引き立ち、皮の旨味が倍増する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/60/c70c0808cfecf90eaf3922a613340759.jpg)
「野菜とおつつみしたものです」
「う、うめー」
一般的なダックだが、肉の部分が大きい気がした。味噌もいい味だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/e6/ec3133024808ec50523811100f2296ae.jpg)
長崎の角煮まんじゅうを彷彿とさせる食べ方もあった。
「蒸しパンにおつつみしたものです」
「ううう、うめー」
さらには、北京ダックつゆ出汁そばが提供され、食材となった鴨さんを無駄にしない工夫がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/15/ad126073be15537e1b14bbd78e0042c7.jpg)
「ああ、ちゃんと鴨の味がする~」
食べ終わったところで、体内に、やたらと活力がみなぎっていることに気づかされた。前言撤回をさせていただきたい。
「夏バテ防止には、北京ダックよ!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/18/b2b19eb2db2595e3407c99e2498c999f.png)
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※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
死骸を片づけながら、単純な疑問がわいてきた。
「何で死んだんだろう。熱中症?」
さあ、知りません。
こう暑くては体に悪い。精のつく食べ物を検索しところ、「フカヒレ」がヒットした。
「えー、フカヒレ? ホント?」
私はフカヒレが大好きだ。スタミナはさておき、美容によさそうなイメージが大きい。
「だったら、試してみないとねっ」
よい口実を見つけ、ルンルンしながら中華料理屋さんを探し始めたのであった。
その日は、新宿で映画を観る予定だった。新宿三丁目近辺を検索したところ、ランチにフカヒレ姿煮のある店を発見し、すかさず予約を入れる。
フカヒレ姿煮は、前菜のあとに運ばれてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/4f/aee7ccfc0f1538eaeba35bced2393eb3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/c0/4e980388e4e693aa4c3a934cf358910c.jpg)
「あれえ~?」
ちょっとたじろぐ。
今まで食べたフカヒレと形が違ったからだ。
こんなのや
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/ea/7da14a76b2d6445fefe08a89c23a5bc3.jpg)
あんなのは、どれもクロワッサンみたいになっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/fc/ec3da838f493216d5e2f6b8776c123c6.jpg)
「何で、フリル全開みたいな形なんだろう」
やがて理由がわかった。これまでのフカヒレは背びれの部分だったが、これは胸びれらしい。要は、部位の違いというわけだ。多いに納得。まろやかであっさりした醤油味で、かなりイケた。
しかし、この店のウリはフカヒレではなく、北京ダックであった。客の目の前で、焼き上がった鴨を丸ごと一羽、カットしながら給仕してくれる。その多彩なバリエーションは、「これまで食べてきた北京ダックは何だったんだ」と考えさせらるほど、お見事だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/98/d7d12609bcc044990b9f51bb9f87d79e.jpg)
「皮に砂糖をかけたものです」
「うめー」
砂糖をかけると、タレの香ばしさが引き立ち、皮の旨味が倍増する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/60/c70c0808cfecf90eaf3922a613340759.jpg)
「野菜とおつつみしたものです」
「う、うめー」
一般的なダックだが、肉の部分が大きい気がした。味噌もいい味だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/e6/ec3133024808ec50523811100f2296ae.jpg)
長崎の角煮まんじゅうを彷彿とさせる食べ方もあった。
「蒸しパンにおつつみしたものです」
「ううう、うめー」
さらには、北京ダックつゆ出汁そばが提供され、食材となった鴨さんを無駄にしない工夫がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/15/ad126073be15537e1b14bbd78e0042c7.jpg)
「ああ、ちゃんと鴨の味がする~」
食べ終わったところで、体内に、やたらと活力がみなぎっていることに気づかされた。前言撤回をさせていただきたい。
「夏バテ防止には、北京ダックよ!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/18/b2b19eb2db2595e3407c99e2498c999f.png)
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