「変わらぬ人」
って、誰のことでしょう。おそらく頼朝のことです。
頼朝は、自分が亡くなったと誤解して、跡継ぎになろうとした範頼が許せません。
しかけた比企氏は、知らんぷり。ひどいですね。
範頼は、謀反の気持ちがないことを頼朝に訴えかけますが、聞き入れてもらえません。
頼朝は、比企の尼の気持ちをくんで?、命を助け、範頼を修善寺に幽閉します。
謀反の首謀者、岡崎義実は、出家。
事件は、ひとまず決着。
大姫の縁談。
大姫は、義高を忘れることができず、一条家との話を断ります。
大姫は、和田義盛のところにいる巴御前に会いに行きます。
巴御前は、大姫に、「人は変われるのです。前へ進まなければならない。面影が薄らいでいるということは、冠者殿が、前へ進めとおっしゃっているのですよ。」
愛する人を失っても、強く生きている巴御前のことばは、大姫の心に届いたのでしょう。
大姫は、京へ行くと。
頼朝、二度目の上洛。
大姫と政子は、丹後の局に会います。
丹後の局、二人を見下したことばを、投げかけます。
都の人にとって、政子は、ただの武家の娘なのでしょう。
大姫は、御所を抜け出します。
三浦義村が大姫に、「人は己の幸せのために生きる、当たり前のことです。」
大姫が病に倒れ、20才の生涯を閉じます。
落胆する政子。
思わず母の気持ちになって、涙しました。
自分より我が子が、先に亡くなることほど辛いことは、ありません。
頼朝は、三幡を入内させると言い出すし。
頼朝は大姫の病は、範頼による呪詛のせいだと思い込み、範頼を殺すように梶原景時に命じます。
景時の使者は、善児。
結局、頼朝は、誰も信じられなくなっていくのですね。
ある意味、かわいそうな人なのかもしれません。
大姫の死が、強烈すぎて、範頼の死がかすんでしまいました。
娘を亡くした政子の気持ちを思うといたたまれません。
今後、政子は、次々と我が子を亡くしていくのですよね。それは、母親にとって、最大の苦難を何度も味わったと言うことになります。
頼朝の死は、近いかも。
大姫が亡くなって2年後に、頼朝が亡くなるようです。